ネイティブは受け身を使わない?英語の受動態を基本からわかりやすく解説!

みなさんは日本語で「~される」という表現といえば、英語の受け身だ!と思っていませんか?

ですが、実は

  • 日本人が捉える受け身
  • ネイティブが捉える受け身

これらには大きな違いがあります。そしてネイティブはあまり受け身を使わず、受け身を使うときには「特定の理由」があります。

これをきくと

  • なんだか難しそう?

と思うかもしれませんが、その逆です。実はとても簡単なのですが、「受け身」を間違って使ってしまっている人が多すぎます。

そこで今回は

  • 受け身の正しい使い方

これについて紹介します。

今日ご紹介する内容さえ理解していれば、受け身の正しい使い方を一発で身に着けることができるようになりますよ。

  • ネイティブに近い感覚で英語を話したい
  • 受け身の知識をアップデートしたい

このように思っている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

受け身とは?能動態との違い

そもそも「受け身(受動態)」とはどのようなものでしょうか?「能動態」と対比させると理解しやすいです。

まず、基本的な形の違いから見ていきましょう。
能動態は、「(主語:S)が(目的語:O)を(動詞:V)する」という、一般的な形です。
受動態は、「(目的語:O)が(動詞:V)される」という、「〜される対象」が主語になる形です。

受動態の作り方は、
【主語+be動詞+動詞の過去分詞形+(by〜)】
です。
be動詞は、主語の人称、単複、時制によって異なります(am/is/are/was/were)。
動詞の過去分詞形は、多くの場合、動詞の過去形と同じ形ですが、不規則動詞の場合は異なる形になることがあります(例:go-went-goneなど)。
by~は、(〜によって)と訳され、能動態で主語だった語がここに来ることがあります。ただし、後述するように、by以下が明確でない場合は省略されることもあります。

能動態と受動態の違いを表す例を挙げてみましょう。
Soseki wrote this novel.(漱石はこの小説を書いた)
This novel was written by Soseki.(この小説は漱石によって書かれた)
writtenはwrite(書く)の過去分詞形です。

2つの文は同じ意味ですが、何を強調するかが異なります。
受け身は動作の対象(主語)に焦点を当てる文法形式で、能動態とは対照的です。
能動態の文は、「誰が」「何を」行ったかに重点を置きますが、受け身の文は、「何が」「だれに」行われたかに焦点を当てます
つまり、受け身では動作の対象が主語になり、動作の主体は省略されるか、前置詞によって示されます。

受け身が使われるパターン

では、受け身の文は、どのような時に使われるのでしょうか?
前述したように「〜れる/〜される」で考えていると、日本語の影響から脱却するのは難しくなってしまうでしょう。

実際は、動作の受け手が文の主題となる場合に用いられます。
これは英語の一般的な文法形式であり、さまざまな状況で活用されます。まずは受け身が使われる主なパターンを例文とともに紹介します。

①動作をしている人がわからない

受け身形は、

  • 動作の実行者が不明
  • 特定できない

このような場合に使います。こうした状況では、動作そのものに焦点を当てることが重要であり、受け身形を使うことで、文の主語を動作の対象にすることができます。

例えば、
“”The jewels were stolen from the museum.””(宝石は博物館から盗まれた)
こちらの文では、「宝石が盗まれた」という事実が重要であり、誰が宝石を盗んだのかは不明、あるいは言及する必要がないので受け身が使われています。

この文を能動態で “”Someone stole the jewels from the museum.””(誰かが博物館から宝石を盗んだ)と表現することもできますが、その場合、文の焦点が「誰か」に移ってしまい、読んだ人は「誰なのだろう?」と考えてしまいます。そのため、宝石が盗まれたという事実が伝わりにくくなるのです。

②主語をコンパクトにしたいとき

受け身形を使うことで、文の主語をコンパクトにすることができ、情報を簡潔かつ効率的に伝えることができます。これは、情報の密度を高め、文章をよりスムーズに読ませるのに役立ちます。

例えば、
“”The new policy was implemented by the government.””(新しい政策が政府によって実施された)

こちらの文を能動態で表現すると、

“”The government implemented the new policy.””(政府が新しい政策を実施した)
このようになります。

受け身形を使った文では、「政府」が文末に移動し、「新しい政策」が主語になることで、文の焦点が「新しい政策」に当てられています。これにより、読み手は「新しい政策」に関する情報をよりスムーズに理解することができます。

このように、受け身形を使うことで、文の主語をコンパクトにし、情報の密度を高めることができます。また、文章の一貫性を保ち、客観性を高めることにも役立ちます。

③強調する点を変えたいとき

受け身形を使うことで、文の焦点を変え、特定の情報や観点を強調することができます。

例えば、””The novel was translated into more than 20 languages.””(その小説は20以上の言語に翻訳された)
こちらの受け身文では、「小説が多くの言語に翻訳された」という事実に焦点が当てられています。

一方、能動態で
“”Translators translated the novel into more than 20 languages.””(翻訳者たちがその小説を20以上の言語に翻訳した)
このように表現すると、「翻訳者の働き」に焦点が当てられます。

受け身形を使うことで、特定の行為や出来事の結果、影響、または対象の重要性を強調することができます。能動態で表現した場合と比べて、文の主語が変わることで強調点が移動し、メッセージの意図により合った情報を際立たせることができるのです。

④一般的な話の場合

受け身形は、一般化された事実や概念を表現する際にも使われます。受け身形を使うことで、特定の個人や団体に限定されない、広く一般的に当てはまる事柄を表現することができます。

例えば、
“”English is spoken in many countries.””(英語は多くの国で話されている)
こちらの文では、「英語が国際的に広く使用されている」という一般的な事実を表しています。

こちらの文を能動態で表現すると、
“”People in many countries speak English.””(多くの国の人々が英語を話している)
この場合だと、話者個人に焦点が当てられてしまいます。

このように受け身形を使うことで、情報の普遍性や客観性を高め、聞き手や読み手に対してより説得力のあるメッセージを伝えることができるのです。

~によって「by」はマストではない

“”by””は基本的に動作の主を強調したいときに使用します。

例えば、
「The book was written by J.K. Rowling.」(この本はJ.K.ローリングによって書かれた)のように、特定の行為者を明確に示したい場合です。

しかし、「英語はカナダで話されている」のように動作主が「漠然とした人たち」である場合は””by””を使わないのが一般的です。
このため、日本語の「~をされる」をそのまま受け身に直し、””by””を自動的につけるといった覚え方はしないでくださいね。

【時制別】英語の受け身の文

続いては時制別に英語の受け身の文をみていきましょう。
be動詞の使い方が分かっていれば、全然難しくありません。

過去形

過去形の受け身は、「was/were + 過去分詞」で作ります。
この形は過去に完了した出来事を表す際に使われます。

  • 単数主語の場合: The book was published last year. (その本は去年出版された)
  • 複数主語の場合: Many books were published last year. (去年は多くの本が出版された)

未来形

未来形の受け身を表す際には、「will be + 過去分詞」の形が一般的に使用されます。この形式は、将来起こる出来事を表現する際に用いられ、主語が受ける動作や影響に焦点を当てることができます。

The book will be published next month. (その本は来月出版される予定だ)
この文では、「本」が主語であり、「来月出版される」という未来の出来事が受け身形で表現されています。

ただし、未来形の受け身を表す際に、「be going to」を使用することは一般的ではありません。「be going to」は主に能動態の文で用いられ、「何かをする予定である」という意味を表します。受け身形で「be going to」を使用すると、文法的に正しくない、あるいは不自然な文になってしまう可能性があります。

例えば、以下の文は不自然です:
The book is going to be published next month. (その本は来月出版される予定だ)

したがって、未来形の受け身を表現する際は、「will be + 過去分詞」の形を使用するのが最も適切だと言えます。「be going to」は受け身形には適さないので、使用を避けるのがベターです。

進行形

進行形の受け身は、「is/are being + 過去分詞」で作ります
この形は現在進行中の出来事を表します。

  • The book is being edited now. (その本は今編集中だ)

完了形

完了形の受け身は、「has/have been + 過去分詞」で作ります。この形は過去の出来事が完了し、現在にその結果が残っていることを表します。完了形には「継続」「経験」「完了」の3つの用法があり、それぞれ受け身形で表現することができます。

  1. 継続用法
    継続用法は、過去から現在まで継続している動作や状態を表します。
    受け身形の例:
    The bridge has been under construction for two years. (その橋は2年間建設中である)
  2. 経験用法
    経験用法は、過去のある時点から現在までの間に経験したことを表します。
    受け身形の例:
    I have been told that story many times. (私はその話を何度も聞かされてきた)
  3. 完了用法
    完了用法は、過去の出来事が完了し、その結果が現在に残っていることを表します。
    受け身形の例:
    Many books have been published this year. (今年はすでに多くの本が出版されている)
    The decision has been made. (決定は下された)

これらの用法は、能動態の完了形と同様に、受け身形でも表現することができます。受け身形の完了形を使うことで、過去から現在までの継続的な動作や状態、過去の経験、または過去の出来事の完了とその結果を強調することができます。

否定文

受け身の否定文は、be動詞の前に「not」を入れます。
be動詞の否定文と同じく、isn’t、wasn’tなどと省略することが可能です。

例:The book was not published on schedule. (その本は予定通りに出版されなかった)

疑問文

受け身の疑問文は、be動詞を主語の前に置く形です。
例:Was the book published last month? (その本は先月出版されたか?)

助動詞ありの受け身文

助動詞を含む受け身文は、「助動詞 + be + 過去分詞」の形で表現します。以下は、それぞれの助動詞を使った受け身文の例です。

  1. can (可能性)
    The problem can be solved by using a different approach. (その問題は別のアプローチを使うことで解決できる)
  2. may (許可、可能性)
    The proposal may be accepted by the committee. (その提案は委員会に受け入れられるかもしれない)
  3. should (義務、推奨)
    The report should be submitted by the end of the week. (そのレポートは週末までに提出されるべきだ)
  4. must (強い義務)
    All employees must be informed about the new policy. (すべての従業員は新しい方針について通知されなければならない)

これらの助動詞を使った受け身文は、それぞれの助動詞が持つ意味合いを反映しています。

また、助動詞と一緒に学習されることが多い、””be able to””と””have/has to””についても受動態で表現することができます。

  1. be able to (可能性)
    The concert will be able to be attended by anyone who purchases a ticket. (コンサートはチケットを購入した人なら誰でも参加できるようになる)
  2. have/has to (義務)
    The rules have to be followed by all participants. (規則はすべての参加者に従われなければならない)

ただし、””be able to””と””have/has to””の受動態は、文が長くなりがちで、やや不自然に感じられることがあります。そのため、これらの表現を受動態で使う場合は、文脈に応じて適切かどうかを判断する必要があります。

多くの場合、””be able to””と””have/has to””は能動態で使用されることが一般的です。受動態を使う場合は、文の意味が明確で、自然に聞こえるように注意しましょう。

日常会話に隠れた受け身表現

受け身表現は日常会話でもよく使われていますが、ネイティブスピーカーはそれほど意識していないことが多いようです。こちらもあわせて覚えておきましょう!

①it is said that…(be thought/be claimed)

「it is said that…」は「~と言われている」という意味で、何かについての一般的な意見や評判を伝える際に使われます。””It is said that this restaurant has great food.””(この店は料理が美味しいと言われている)

日常会話では、「it is said that…」以外にも、「be thought」や「be claimed」を使って、似たような意味を表すことができます。

「be thought」は「~と考えられている」という意味で、一般的な意見や評判を表します。
例: It is thought that the new policy will have a positive impact on the economy.(新しい政策は経済にプラスの影響を与えると考えられている)

「be claimed」は「~と主張されている」という意味で、何かについての意見や評判を伝える際に使われます。
例: It is claimed that the product can solve all your problems.(その製品はあなたの全ての問題を解決できると主張されている)

「be thought」と「be claimed」は、どちらも「it is said that…」と同様に、情報の出所が不特定多数であるという印象を与えます。これらの表現は、広く信じられていることや、多くの人が同意していることを示唆するために使用されます。

これらの表現を使うことで、情報の信頼性を高めたり、一般的な意見を裏付けたりすることができます。ただし、「be claimed」は「主張する」という意味合いが強いため、信頼性の低い情報を伝える際にも使われることがあります。そのため、文脈に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。

②be supposed to

「be supposed to」は、義務、予定、期待される行動などを表す受け身表現です。以下のような場面で使われることが多いです。

  1. 規則や義務を伝える場面
    例: Employees are supposed to clock in and out every day.(従業員は毎日出退勤時刻を記録することになっている)
    このように、会社やグループ内の規則や義務を伝える際に使われます。
  2. 予定や手配を説明する場面
    例: The meeting is supposed to start at 10 AM.(会議は10時に始まる予定です)
    予定されている事柄や手配された内容を説明する際に使われます。
  3. 一般的な常識や期待を表す場面
    例: Children are supposed to respect their elders.(子供は年長者を尊重するものだ)
    社会的な常識や、期待される行動を表す際に使われます。
  4. 助言や指示を与える場面
    例: You are supposed to take this medicine twice a day.(あなたはこの薬を1日2回飲むことになっています)
    医師や専門家が助言や指示を与える際に使われます。
  5. 問題解決の手順を説明する場面
    例: If the error persists, you are supposed to contact the IT department.(エラーが解消されない場合は、IT部門に連絡することになっています)
    トラブルシューティングやマニュアルの手順を説明する際に使われます。

これらの場面で「be supposed to」を使うことで、何が期待されているのか、何をすべきなのかを明確に伝えることができます。また、義務や予定が話し手個人の意見ではなく、一般的な規則や合意事項であることを示すことができます。

ただし、「be supposed to」は、義務や期待を表すため、話し手が強制的な態度を取っているように聞こえることがあります。そのため、フォーマルな場面や、相手に配慮が必要な場合は、より柔らかい表現を使うことが望ましいでしょう。

③be kept/left/put

「be kept」「be left」「be put」は、それぞれ「保つ」「残す」「置く」という意味を持つ動詞の受け身形で、物事の状態や結果に焦点を当てる際に使われます。

  1. “”be kept””
    “”be kept””は、ある状態が意図的に維持されている、または保たれていることを表します。
    例: The room was kept clean and tidy.(部屋はきれいに整頓された状態に保たれていた)
    この表現は、誰かが積極的に部屋をきれいに保っていたことを示唆しています。
  2. “”be left””
    “”be left””は、ある状態が残されている、または放置されていることを表します。
    例: The project was left unfinished due to budget cuts.(予算削減のために、プロジェクトは未完成のまま放置された)
    この表現は、予算削減によってプロジェクトが中断され、そのままの状態で残されてしまったことを示しています。
  3. “”be put””
    “”be put””は、何かが意図的に特定の場所や状態に置かれていることを表します。
    例: The book was put back on the shelf after reading.(本は読み終えた後、棚に戻された)
    この表現は、誰かが本を読み終えた後、意図的に本を棚に戻したことを示しています。

表現の使い分けを覚えておきましょう。
平たくいうと、「be kept/be left」が状態、「be put」が動作を表します。
そして、be keptとbe leftは意図されているか(=be kept)、やりっぱなしなのか(=be left)によって使い分けられます。

押さえておきたい例外的な受け身文

最後は、例外的な形をとる受け身文を紹介します。余裕がある人はぜひ以下もインプットしてくださいね!

第4文型SVOOの受け身

一部の動詞は目的語を2つ取る「第4文型(SVOO)」と呼ばれる構文を持ちます。この場合、受け身にすると2つの目的語の扱いが変わります。

例: She gave me a book.(彼女は私に本をくれた)
この場合、目的語が「me」と「a book」の2つになります。この目的語のそれぞれについて、受け身を作ることができます。

受け身1(me=Iが主語) – “”I was given a book.”” (私は本を与えられた)
受け身2(a bookが主語)- “”A book was given to me.”” (本は私に与えられた)

ただし、動詞によっては目的語の種類(間接目的語か直接目的語か)によって意味が変わってしまうため、どちらか一方の目的語しか主語にできない場合もあります。

例えば、
“”She cooked me curry rice.””(彼女は私にカレーライスを作ってくれた)
こちらの文では、
“”I was cooked curry rice.””だと(私はカレーライスを料理された)という奇妙な意味になってしまいますよね?
そのため、
“”Curry rice was cooked for me.””(カレーライスが私のために作られた)
このように直接目的語の””Curry rice””のみを主語にするのが適切です。

このように、第4文型の動詞を受け身にする際は、2つの目的語のどちらを主語にするかによって意味が変わることがあるので注意が必要です。文脈に応じて適切な方を選択しましょう。

群動詞の受け身

群動詞(phrasal verbs)とは、動詞に前置詞や副詞が付いた複合動詞のことです。例えば、look up(調べる)、make up(作り出す)、get over(乗り越える)などがあります。
このような群動詞も受け身にすることができますが、その際は前置詞を動詞の後に置く必要があります。

例:
“”He was spoken to by a girl.””(彼は少女に話しかけられた)
“”The rules were not followed through on.””(規則は最後まで守られなかった)

これらの例文では、群動詞の前置詞(to, on)が受け身形の動詞の後に置かれています。前置詞が2つ並んでいるように見えたり、文が前置詞で終わっていたりするので違和感を覚えるかもしれませんが、これが正しい形です。
“”spoken to””や””followed through on””は、一つの群動詞としてセットで機能しているのだと理解してください。

使役動詞の受け身

使役動詞(causative verbs)とは、何かを「させる」「してもらう」という意味を表す動詞のことです。
代表的な使役動詞には、have、get、makeなどがあります。

例えば、The teacher made the students do extra homework. (教師は生徒に追加の宿題をさせた) のような文があります。
使役動詞は、上記の例文の「do」のように、動詞の原形を用いることが特徴です。

ただ、使役動詞を受け身にすると、この「動詞の原形」に変化が起こります。
使役動詞を受け身にすると、「主語+be+過去分詞+to不定詞」の形になるのです。

たとえば先ほどの能動態の例を受け身にすると下記のようになります。
The students were made to do extra homework by the teacher. (生徒は教師によって追加の宿題をするように仕向けられた)
先ほど原形だった「do」が「to do」となっているのが分かるかと思います。

この受け身形は少し冗長で不自然に聞こえますが、文法的には正しい表現です。

知覚動詞の受け身

知覚動詞(perception verbs)とは、「見る」「聞く」「感じる」などの五感を表す動詞のことです。代表的なものにsee(見る)、hear(聞く)、feel(感じる)、watch(見る)などがあります。
知覚動詞の能動態は、I saw him leave the room.(私は彼が部屋を出るのを見た)のように、「主語+知覚動詞+目的語+動詞の原形」という形になります。
「目的語が〜するのを、主語が知覚した」という意味です。一般に知覚動詞は受け身にできませんが、例外的に以下のような受け身形が可能です。

能動態:I saw him leave the room.(私は彼が部屋を出るのを見た)
→受動態:He was seen to leave the room.”” (彼は部屋を出るところを見られた)

受動態では「主語+be動詞の過去形+過去分詞+to不定詞」という構文を取ります。
前述の使役動詞の能動態→受動態の変化の仕組みと同じです。

上の例文では、leaveがto leaveの不定詞になっていますよね。

知覚動詞の受け身は「〜するのを見られた/聞かれた」という意味になり、単に「〜が見られた/聞こえた」とは違う意味合いを持ちます。
つまり、受け身の対象は知覚される行為そのものになるのが特徴です。

まとめ

いかがでしたか?

まとめると受け身は

  • 動作する人が不明
  • 文をコンパクトにする
  • 強調ポイントを変える

このようなときに使われることが一般的です。

単なる「~される」と捉えるのは違うな、と少しは理解していただけたかと思います。
ぜひ今後はネイティブ的感覚で受け身を捉えてみてくださいね。

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