ビジネス英語習得の最短ルート！忙しい社会人向けの勉強法をご紹介

グローバル化が進んだ今、海外進出に乗り出す企業も多く、社会人にとって英語のスキルはかなり重要視されていますよね。
おそらくこの記事を読んでいるみなさんは
「英語を話せるようになって、仕事で評価されたい！」
「外資系の会社も視野に入れて転職活動をしたい！」
このように今後のキャリアのためにもビジネス英語を習得したいと考えているのではないでしょうか？

しかしその一方で、日々の仕事に追われて充分な勉強時間を確保できず、なかなか思うような結果を出せていないのが現状だと思います。
そこで今回は、英語初心者の方に向けた

• スキマ時間でビジネス英語を正しく効率的に学べる方法

こちらについて詳しくご紹介していきます。

まずはビジネス英語を学ぶメリット、そして具体的な勉強法や学習ポイント、さらにおすすめアプリなども紹介しているのでぜひ参考にしてください。

ビジネス英語のほうが簡単？日常会話英語との違い

まずはビジネス英語と日常会話での英語の違いについてご説明します。
ビジネス英語とは一言でいうと
・挨拶・電話応対・会議・書類作成などのビジネスシーンで用いる英語
のことです。

日常英会話とは違い、丁寧な表現を使うことで相手への敬意を表します。
このように聞くと、ビジネス英語は難しそう…というイメージを持ってしまうかもしれませんが、実は日常会話よりビジネス英語のほうが簡単に習得できます。

なぜなら

• ビジネス英語では使われる語彙が絞られるから

です。

具体的な数字を挙げると、日常会話で使われる英単語は約3000字であるのに対し、ビジネス英語で使われる単語はその半分の約1500字です。

• そんなに少ないわけないでしょ？

と思うかもしれませんが、皆さんが普段仕事で使う日本語を想像してみてください。多くの職種では毎日似たような内容の仕事を繰り返すため、こなす作業も使う日本語も毎日似たようなものになりませんか？
これは英語でも同じなので、必要最低限のやりとりを網羅してしまえばビジネス英語に充分対応できるということなのです。

社会人がビジネス英語を勉強するメリット

具体的な勉強法についてご紹介する前に、まずは社会人がビジネス英語を勉強する上でのメリットについてご説明します。これらのメリットを改めて認識し、ビジネス英語への学習意欲をさらに高めていきましょう。

仕事のチャンスがさらに広がる

１つめのメリットは

• ビジネス英語ができれば仕事のチャンスがさらに広がる

これは、海外勤務や外資系企業で働く方だけではありません。日本で生活していても外国の方と接する機会が増えてきているので、ひょんなことから海外で仕事のチャンスなんてこともありえます。また今はSNSで世界中の人とつながれる時代です。ビジネス英語ができれば自分の可能性を今より何倍にも広げることができます。

海外の情報をすぐにゲットできる

２つめのメリットは、

• 海外の情報をすぐにゲットできるようになる

英語の知識があれば、日本のニュースに限らず海外で報道されているニュースや論文もチェックできるようになります。どこよりも早く海外の新鮮な情報を入手し、その中から魅力的なものを見つけ出すことで、他社より早くアクションを起こすことができるようになり、ビジネスの上で大変有利になります。また、自分が置かれている業界の世界的な情勢を把握することで、この先のビジネスの見通しを立てることにも役立ちます。このような海外の動向を把握できる存在は、間違いなく会社から重宝されます。

交友関係が広がる

3つめのメリットは、

• 交友関係が広がる

今は便利な翻訳アプリがあるので英語ができなくてもそれほど困ることはありませんが、やはり自分の言葉で相手に気持ちを伝えることは大切です。日本語しか話せないうちはいくら国際交流を図ったとしても、話せる対象が「日本語を話せる外国人」に限定されてしまうため、交友の幅がかなり狭まります。
一方で、英語が話せるようになれば交友関係の幅がそこから一気に広がり、どの国の人ともスムーズにコミュニケーションが取れるようになります。そして、その人脈がビジネスでも有利に働くことだってあるのです。
もし仮にいま置かれている仕事環境では英語が必要なかったとしても、何かのタイミングで外国の方と関わる機会が急に訪れることもあります。いつそんな状況がきてもいいように、早いうちからマスターしておいて損はありません。

社会人のためのビジネス英語勉強法

それでは本題の

社会人のためのビジネス英語の勉強法

こちらについてご紹介していきます。

準備：目標を明確にする

本格的に勉強に取り掛かる前に、まずは英語を学ぶための目標を明確にしましょう。
英語に限らず、言語とは一朝一夕で身に着くものではなく、習得までにかなりの時間を要します。だからこそ、ゴールも決めずにただ「ビジネス英語を学びたい！」というアバウトな理由で英語の勉強を始めてしまうとかなりの確率で挫折に向かいます。

目標を決定する際には
「会議の英語を理解して発言したい」
「電話対応ができるようになりたい」
「接客用の英語ができるようになりたい」
など、自分がこの先実現したい状況を具体的に言語化することが大事です。
このように目標を明確にすることで、やるべきことが見えてきます。

中学英語の単語・文法を復習する

それではさっそく具体的な学習についてお伝えします。
まずは、

• 中学英語の単語・文法を復習する

これをおこないましょう。大体1～2か月を目安に集中して学習してください。

• 単語と文法苦手なんだよな～

という方も多いと思いますが、英語力アップの土台となる基礎学習は絶対に怠らないでください。
よくビジネス英語を習得したいからといって基礎を飛ばしていきなりビジネス英語のフレーズ暗記を行う方がいますが、結局英文のつくりがわからず単語・文法学習に戻ることになります。
また、フレーズをそのまま丸暗記しても数日後には忘れますよね？臨機応変に対応することもできず、いつまでたってもビジネスの場で通用する実践的な英語力は身に着きません。
英語学習を基礎から始めることは一見回り道のように思えるかもしれませんが、基礎から着実にステップアップしていくほうが英語力の伸びは早いです。

使用する教材は中学レベルで自分が使いやすいものであればOKです。
ちなみに私のおすすめは

• ターゲット1900の単語帳
• 大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎編)

とくに文法書は基礎の基礎から解説してくれているので超初心者でも理解しやすいですよ。

業務に必要な英単語・表現をマスターする

英語の基礎をしっかりマスターしたら、続いては業務に必要な英単語・表現を重点的にインプットしていきましょう。
ビジネスの場面でよく使う表現が収録されている参考書を使って、効率よく学習を進めていください。このとき、必ず音声つきのものを選びましょう。付属の音声を聞いて真似して発音するというトレーニングをおこない、体に英語フレーズをしみこませましょう。また、すでに仕事で使う場面があるという方であれば会社でも積極的に使用してみてください。そうすることでどんどん自分のものになっていきます。

発音も並行して習得する

英語学習をする上で意外と意識を向けていない人が多い「発音」ですが、実は発音こそが重要です。
とくにビジネスシーンでは相手に正確に情報を伝えることが求められます。カタカナ英語の発音だと、たとえ使っている単語や文法が完璧でも、発音が間違っていれば理解してもらえないこともあるのです。そのため、新しい英単語やフレーズに触れたときは、意味だけではなく発音もセットでインプットすることを心がけておきましょう。

私たちは自分で発音できない音を聞きとることができません。では聞き取れるようにすればどうすればいいのか？自分で発音できるようになればいいだけです。
具体的なトレーニングとしては

• ネイティブの音声を聞いて忠実に再現できるようになるまで、実際に声に出して発音を繰り返す

こちらをおこないましょう。

ここで、音声をききながら発音記号などの文字や英文を読んで発音すると理解する人が多いですが、そうではありません。
ネイティブの音声をきいて、きこえた音をそのまま真似するようにしてください。また発音だけではなく英語のリズムやイントネーション、抑揚も再現できるように意識しましょう。

ビジネスシーンで必要な英語力とは？

続いては、ビジネスシーンごとに必要な英語力について解説していきます。今まさにビジネスシーンで英語力が求められているという人は必ずチェックしてくださいね。

電話対応や接客などのリスニング・スピーキング力

1つ目に必要なのは、

• 電話対応や接客などのリスニング・スピーキング力

です。

緊張感漂う仕事の場で、母国語ではない英語でクライアントとの電話対応や接客を行うことは、誰しもプレッシャーを感じるものですよね。
とくに、電話対応においては相手の顔が見えず、身振り手振りもできないため相手の言葉を正確に聞き取り、自分の言葉で話す必要があります。
とはいっても、電話や接客のやりとりで使うフレーズはある程度決まっているの攻略しやすいです。参考書やサイトに載っている英語フレーズをまずは完璧にスラスラ言えるまで練習しましょう。こちらの記事でもフレーズを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

→ビジネス 英語 挨拶の記事リンク貼り付け

メール対応などのリーディング・ライティング力

2つ目は、

• メール対応などのリーディング・ライティング力

です。

ビジネスシーンでのやりとりの多くはメールです。このとき、内容を間違って解釈したり、誤解を与えるような表現でトラブルが生まれることがないよう慎重に対応しなければいけません。ただこちらも、ある程度決まった型があるのでまずはそれを覚えれば問題ありません。型さえ覚えてしまえば、あとはクライアントに応じてメールや文書の内容を一部アレンジしていくだけでOKです。
ある程度の型を覚えてやり取りができるようになったら、クライアントが使っている表現を真似してみたりして自分が使える英語表現の幅をどんどん広げていきましょう。こちらの記事ではテンプレも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

→ビジネス 英語 挨拶の記事リンク貼り付け

会議や商談、プレゼンなどのリスニング・スピーキング力

3つ目は、

• 会議や商談、プレゼンなどのリスニング・スピーキング力

です。

とくに会議や商談は相手の発音に対してその場で臨機応変に対応しなければならないため、難易度が高いですよね。なかなか最初は自分の伝えたい言葉が瞬時に出てこないと思います。だからといって、取引先の相手におどおどとした態度でいるのはやめましょう。できなくてもいいので堂々とした態度で自分の伝えたいことを簡単な言葉で伝えることを意識してください。また、会議や商談前に相手から聞かれそうなことや、自分たちの意見についてある程度準備しておくことは可能ですよね？実際のシチュエーションを思い描きながら事前準備をしっかりしましょう。また、プレゼンに関しては何度も繰り返しロールプレイを行い自分のものにしていけばOKです。質疑応答もある程度質問を予測して準備しておきましょう。

ビジネス英語学習アプリおすすめ５選!!

続いてはビジネス英語学習者向けの学習アプリを５つご紹介します。
スマホアプリでの英語学習は、日頃忙しくて中々勉強の時間が取れない社会人の方にぴったりです。ぜひ参考にしてみてください。

日本のニュースを英語で学ぼう！ NHK World Japan

NHK World Japanとは、海外の視聴者に向けたNHKの多言語放送チャンネルで、無料で視聴可能です。
このチャンネルの一番の魅力は、何といっても日本の最新ニュースを英語で学ぶことができる点です。コンテンツのジャンルが豊富で、スマホアプリだけでなくラジオやインターネットでも視聴することができます。日本のニュースであればある程度内容は理解できるので、頭にも入りやすいです。クライアントとの雑談時の話題としても使えます。

海外の情報をいち早く仕入れるなら BBC News

イギリスの国営放送BBCが提供するBBC Newsというチャンネルで、無料で海外の情報をキャッチすることができます。日本ではあまり取り上げられていないニュースや、世界のニュースを日本のメディアとは異なった視点から報道してくれるので、英語学習を抜きにしても様々な学びがあります。海外ニュースを英語で聞くのはハードルが高そう…と思うかもしれませんが、映像とセットでナレーターがはっきりと聞き取りやすい英語を話してくれるので意外と理解しやすいです。

錚々たるビジネスマンの演説が聴ける！アイディアの宝庫 TED Talks

TEDとは、【Technology, Entertainment and Design】の頭文字を取ったもので、その名の通りテクノロジーやアート、心理学など様々なジャンルのプロフェッショナルのプレゼンを無料で視聴することができるサービスです。そんなTED Talksの素晴らしいところは、なんといっても「どのプレゼンもとても興味深い」という点です。
その道の第一線で活躍するプロの話は面白く刺激的なので、楽しみながら視聴を継続することができます。また、話者の国籍はアメリカやイギリスなどのネイティブに限らず多岐に渡るので、色んな訛りの英語に親しむことができるのも英語力アップに最適です。字幕とスクリプトも付いているので、音声を聞いて真似するトレーニングとしても活用できます。

単語学習ならこれ！mikan

忙しい中で英単語の暗記をするなら、mikan(みかん)というアプリがおすすめです。TOEICや英検など豊富な教材が収録されていて初心者～上級者までゲーム感覚で楽しく英単語を覚えることができます。
さらに学習目標を設定することができたり、単語の定着度によって英単語を自動で仕分けしてくれたりと、紙ベースで単語を学ぶよりも効率的に学習を進めることができるのもポイントです。
有料版もありますが、上記の機能はすべて無料版で使うことができるので、まずは無料版で自分に合いそうかチェックしてみてくださいね。

TOEICのリスニング対策に！ TOEIC公式コンテンツ by IIBC

昇進や昇給にTOEICスコアが必要！という方は、TOEICテストを主催する団体が運営するこちらの英語学習アプリがおすすめです。内容は「リスニングモード」と「クイズモード」の2つに分かれています。リスニングモードでは
音声→登場したフレーズ解説→日本語訳
が流れ、音声の最中に英文の意味確認をおこなうこともできます。
クイズモードでは、聞いた音声に関する質問に答える理解度チェックが可能です。リスニングの難易度が実際のTOEICより高めではあるのですが、音声の速さも調節できます。TOEICはリスニングのほうがスコアアップしやすいので、効率よく学習を進めるには最適です。ちなみにこちらも無料でダウンロードすることができます。

ビジネス英語アプリを選ぶときの確認ポイント3つ

今回、ビジネス英語にオススメの5つの英語アプリをご紹介しましたが、実際に自分に合った使いやすいアプリかどうかは別です。皆さんの大切な時間を無駄にしないためにも、これからお伝えする3つの確認ポイントをしっかりおさえた上で、自分にあった英語アプリだけをダウンロードしましょう。

①自分の英語レベルに合っているか

1つ目の確認ポイントは、
・アプリの内容が自分の英語レベルに合っているかどうか
です。
どんなにアプリ自体が優れていたとしても、それを利用する自分の能力が釣り合っていなければ、充分にその効果を得ることはできません。とはいっても、アプリの概要欄を見ただけではそのアプリの対象レベルが分からないことも多いので、その場合は事前にインターネットの口コミなどを見ることで、内容やレベルを判断することをおすすめします。

②無料で使える機能は充実しているか

2つ目は、
・無料で使える機能は充実しているかどうか
です。
有料アプリは、お金を払うことで煩わしい広告が入らなかったり、機能性に優れていたり対応する語彙の数が多かったりと、多くのメリットがあります。ただ、昨今は無料アプリにもそれと遜色ないクオリティの素晴らしいものがたくさんあります。また、学習アプリは紙の参考書のように現物を手に取って確認できるわけではないので、事前に下調べをしたとしてもいざ始めてみると「なんだか思っていたものとは違った」と感じることも多いですよね。だからこそまずは無料で使えて機能が充実しているものを選んでみることをおすすめします。

③学ぶ内容・やり方が自分の目的に合っているか

3つ目は、
・学ぶ内容＆やり方が自分の目的に合っているかどうか
です。英語学習アプリと一言で言っても、ビジネス英語だけではなく子ども向けだったり、日常英会話向けだったりとたくさんのジャンルに分けられた無数のアプリが存在します。その中で、自分が学びたいのはどのジャンルなのか、アプリを使って自分がどんな力を伸ばしたいのか、ゲーム性が高いもので楽しく学びたいのかシンプルな機能を好むのかなど、アプリ学習の目的を明確にすることで対象を絞っていきましょう。

ビジネス英語でよくある質問

最後に、ビジネス英語を学習する方たちからよく受ける質問についてまとめてみました。皆さんの学習のヒントになるようなアイディアも載っているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ビジネス英語を学ぶなら、TOEICを取るべき？

結論から先にお伝えすると、転職や昇給に必要であればTOEICを取ったほうがいいですが、会社から求められていないのであればとくに無理して取得する必要はないです。TOEICはビジネス場面の内容を使ったテストなので、TOEICの勉強をすることでビジネス関連の英語表現を学べるというメリットはあります。ただこちらの記事でも書いたように、最速でビジネス英語をマスターしたいのであれば、今自分が必要な単語や表現をどんどん学び、アウトプットするほうが学習の効率は良いです。

ビジネス英語向けの学習書を教えて！

日常英語・ビジネス英語問わず私のおすすめは以下です。

• 単語帳はターゲット1900
• 文法書は大岩のいちばんはじめの英文法&キク英文法

そしてビジネス英語に特化した参考書として

• ビジネスで1番よく使う英単語

こちらをオススメしています。
単語以外にも具体的なビジネスシーンごとに分かれたフレーズが載っているので、効率よく実践的なビジネス英語を身に着けることができます。

ビジネス英語は独学でマスター可能？

独学でビジネス英語をマスターすることは、不可能というわけでありません。ただ、言語を習得するためには地道に根気よく学習を続ける必要があるため、効果的な学習法を実践するだけではなく学習意欲をどれだけ持続させることができるかも重要になってきます。そのため、語学のプロやビジネス英語に特化したスクール、生活リズムに合わせて日々の勉強のサポートをしてくれるコーチングを受けるのも1つの選択肢です。これらのサービスを受けることで、独学では成し遂げることができない短期間での英語力アップを実現させることが可能です。とくに英語コーチングでは専属のプロ講師が一緒に伴走してくれるので、1人で学習するよりも挫折率はグッと下がります。

まとめ

いかがでしたか？
ビジネス英語は意外と短期間でマスターしやすいので、期限を決めて集中的に取り組んでみてください。

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これらをゲットしてくださいね。今回の内容がみなさんの英語力アップに少しでも貢献できていたら嬉しいです。

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