TOEICと英会話を同時に伸ばす方法!どっちもレベルアップは可能
みなさんは英語を使って仕事をするために何が必要だと思いますか?
おそらく大半の方は
- TOEICのスコアを上げなきゃ
- 英会話もやらなきゃ
このように少なくとも2つくらいはやるべきことを思い浮かべるのではないでしょうか?
ではなぜそう思うのでしょうか?
それは「TOEICと英会話は学習法が全く異なる」
このように思い込んでいるからです。
ですが実際そんなことはありません。
実はこれまでの学習法を少し見直すだけで、TOEICと英会話の両方を同時にレベルアップすることは可能です。
TOEICと英会話のどちらも高いレベルであれば、職場でも英語の即戦力としてみなされ、活躍の幅が広がります。
そんな理想を叶える効率の良い方法があったらみなさん知りたいですよね?
そこで今回はTOEICと英会話を同時に伸ばす具体的な方法をお伝えします。
この記事を読めば
- 資格も英会話も両方伸ばす方法がわかる
- 余計な時間をかけずに英語力を総合的にUPできる
これらのメリットがあります。
資格試験でも実践の場面でも「英語ができる」という状態にしたい方は、必ず最後まで読んで実践してくださいね!
英会話とTOEICの学習の違いは?
たしかに英会話とTOEICは、学習方法が大きく異なります。
英会話は、スピーキング中心のアウトプットを中心とした学習が必要です。
具体的には、話す練習を重ね、発音やイントネーションに気を配りながら、相手の言葉に対して素早く反応する能力を身につけることが求められます。
一方でTOEICは、リーディングやリスニングなどのインプット学習が中心となります。
模試や予想問題などを黙々と学習することが多いです。意識して学習しない限りスピーキング力は身につきにくいです。
TOEICスコアが高いのに話せない人の特徴
TOEICでネイティブレベルと言われるスコアを保持していても、実際の英会話には自信がない人もいます。
一体なぜなのか?その原因は以下4つです。
①インプット学習しかしてこなかった
TOEICのリスニング/リーディング試験では、インプット学習のみでハイスコアを取ることも可能です。
ただ、読む・聞くといった受動的な学習のみでハイスコアを取った学習者は、実際の英会話の運用能力がついていません。
TOEICのハイスコアを取るために身に付けた基礎的な語彙力や文法力を元に、別途英会話の練習をする必要があります。
②難しい単語は知っているけど、簡単な単語に言い換えられない
TOEICハイスコア保持者は、難易度の高い語彙を知っている方も多いです。
一方、実際の英会話では、簡単な単語を用いて分かりやすく伝えることが求められます。
伝えたい言葉が英語で思い浮かばない場面でも、簡単な単語に置き換えて伝える必要があります。
これは、普段から「パラフレーズ」という「文章を異なる単語で同じ意味に言い換える」という訓練ができていないと難しいです。
③TOEICのスコアアップの攻略法やテクニックを知っているだけで、使える英語力になっていない
TOEICはとにかく時間勝負です。そのため、ハイスコアを獲得するために先読みや空欄の前後をみて解答するなどの小手先のテクニックも駆使する必要があります。
ですが試験の問題処理能力は、実際の英会話で必要な即時性とはまた別物です。
もちろん実際の英会話には選択肢も問題形式もありません。
英会話においては相手の言葉を正しく理解し、適切な返答をするということが大事になってきます。
④英会話ならではの表現に慣れていない
TOEICの学習を通じて正しい文法や語彙を学ぶことができます。
ただ、英会話では必ずしも教科書通りの英文法で話されることが少なく、口語ならではの省略や、スラングが使われることがあります。
そのため、実際の英会話の場面では戸惑いを覚えることもあるでしょう。
つまり英会話特有の表現を覚える必要があるのです。
スピーキング力UPでスコアも伸びる
すでに知っている方も多いかもしれませんが、実はスピーキングの練習がTOEICに必要なリスニング・リーディングの対策につながります。
帰国子女など英語がある程度話せるという人は対策なしでもスコアが取れるのはなぜだと思いますか?
それはスピーキングができるからです。
では具体的にスピーキングがリスニングとリーディングにどうつながるのかについて解説しますね。
■英語を声に出して発音する→リスニング力UP
私たちは自分が発音できる音しか聞き取ることができません。
つまり自分で正しい発音ができるようになれば、聞こえてくる英語もクリアになります。
だからこそリスニングを伸ばしたければ英語を聞きまくるのではなく英語を話しまくるのが正解です。
■文を組み立てる力→リーディング
スピーキングでは、自分の伝えたいことを語順に沿って表現することが求められます。
つまり文を組み立てる能力があれば、リーディング試験で難しいとされる長文も読みやすくなります。
一文の構造を把握し、文法に沿って理解することができるので多少わからない単語がでてきても問題を解くことができるのです。
もちろん問題形式の把握や場慣れなど、最低限のTOEIC対策は必要です。
ですが、上記のような基礎力をスピーキングで身につけていればテクニックなどがなくても自然に問題が解けるようになります。
「実際の英会話力を伸ばす過程で、最低限の対策だけでTOEICのハイスコアを取ることができる状態」
これが理想です。
英会話とTOEICスコアを効果よく伸ばす学習法
続いて、英会話力とTOEICスコアを同時に効率よく伸ばす具体的なステップをお伝えします。
自分の現状レベルを測る
最初に、自分の現状を把握することが大切です。
受験したことがない方は、一度TOEICテストを受けてみましょう。
TOEICでは点数が明確に出るだけではなく、自分の課題も提示してくれるため、現状の把握には最適です。
最新の公式問題集を時間通りに解き、全体の問題形式を把握した上で臨んでください。
英語学習の目的・目標スコアを決める
TOEICの結果が出たら英語学習の目的と目標スコアを決めてください。
目的は、「英語を学習してその後どうしたいか?」「英語学習をした先に見える景色は?」と自問自答しながら定めます。
「海外営業として活躍している自分」「社内留学を果たした自分」などの姿など自分が一番わくわくすることを目的にしてください。
このようにイメージを明確にすることで、英語学習へのモチベーションにつながり挫折を防いでくれます。
一方で、目標は現実的かつ具体的なものにしましょう。
遠すぎる、曖昧、高すぎる目標は挫折の元です。TOEICは点数が出るので、目標設定に最適です。
おすすめの目標は「3ヶ月後に、現状レベル+50~100点の目標スコアを取る」です。
50点〜100点は、自分の確保できそうな勉強時間を元に定めると良いでしょう。以下が目安です。
- 50点アップ:平日1日1時間、休日に2時間の勉強時間を確保できる場合
- 100点アップ:平日1日2時間、休日に3~4時間の勉強時間を確保できる場合
初心者は単語・文法の基礎学習から
初心者(英検3級・TOEIC400点以下)なのであれば、まずは単語・文法の基礎学習を行いましょう。
インプットが少ないと、アウトプットすることも難しくなってしまうからです。
ポイントは、中学3年生までの単語・文法を正しく理解することです。
中学3年生までの内容で、英会話のほとんどはカバーすることができます。
大人のための中学英語の学び直し教科書も出版されているので、ぜひ活用してください。
現状が初心者レベルでも決して焦ることはありません。
基礎を固めることができれば、一気に英語をブラッシュアップすることが可能です。
英語力アップも実感しやすいので、モチベーション高く取り組むことができるでしょう。
リスニング音声のリプロダクションをおこなう
一通り単語・文法の基礎が身についている方は、TOEICのリスニング教材を大いに活用してみましょう。
解き終わったリスニング音声を「リプロダクション」するアウトプットトレーニングに移行してください。
リプロダクションとは、ネイティブの音声を聞き、一度音声を止めたあとに自分で音声を真似して繰り返すことです。
ポイントは、文字情報に頼らずに、音声だけを頼りにするということです。
繰り返しリプロダクションを行い、自分で繰り返せるぐらいにしてください。
ちなみに音声を止めるタイミングは自分がリピートできる長さでOKですが、1文程度を目安にしましょう。
このリプロダクショントレーニングを実践することで起きる変化は
- リスニング
- スピーキング
これら2つのレベルアップです。
具体的にはリプロダクションにより正しい発音ができるようになると自然と聞き取れる音声が増え、リスニング力が上がります。
さらに、英語を話す力がつくことで英会話力にもつながるスピーキング力の向上が期待できます。
オンライン英会話の活用もおすすめ
余力があればリプロダクションと合わせて、オンライン英会話を活用することも有効です。
オンライン英会話では、家にいながら約30分~1時間の単位で実際の英会話を体験することができます。
TOEIC対策にオンライン英会話を活用するためには、自ら積極的に質問やリクエストをすることが大切です。
例えば、以下のような方法で活用すると、TOEICと英会話力、両方を向上させることができるでしょう。
■TOEIC対策で覚えた表現について講師に質問してみる
TOEIC対策をしていると、参考書だけではイメージが湧きにくい表現も出てくるものです。
実際に英語を使っている講師に、TOEICで覚えた表現について質問してみると良いでしょう。
「日常会話ではどのように使いますか?」「どのような頻度で使いますか?」などの質問が有効です。
■会話問題のロールプレイをリクエストする
会話問題のロールプレイをリクエストすることも有効です。
会話問題が臨場感を持ってくるでしょう。
慣れてきたら、講師にアドリブや会話に対する問題をリクエストしてみましょう。
受動的に問題を解く以上に文章を理解することができるでしょう。
TOEICと英会話を同時に勉強することのメリット3つ
TOEICと英会話を同時に学習することには、以下の重要なメリットがあります。
①英語学習のモチベーションが上がる
TOEICによる進捗の見える化、英会話での実用性の実感、この両輪の学習で英語へのモチベーションを高めることができます。
TOEICでは、スコアが明確化されるので、英会話学習において自分の進捗を感じにくい際に非常に効果的です。
数値による目標設定や成果の確認で、自分がどこまで成長したかを客観的に理解することができるでしょう。
また、英会話の場面において、TOEICで学んだ表現や単語が実際に使われるのを体験すると、 TOEICの内容が役に立つことが実感できます。
例えば、ビジネスシーンでのフレーズを実際に使ってみることで、TOEICの学習がどのように役立つのかを身をもって感じられるようになります。
もっとTOEICを勉強して、伝えられるようになりたい、と思うに違いありません。
TOEICで自分の成長を実感し、英会話で伝えることへの好奇心を持つことで、常に英語への原動力を保ちながら取り組めるはずです。
②アウトプットとインプットのバランスがよくなる
語学習得にベストなインプットとアウトプットのバランスは、3:7というのはご存知ですか?
TOEICのインプット中心の学習と、英会話におけるアウトプットの実践を並行することで、理想的な3:7のバランスを達成できます。
先に述べたようにTOEICではインプット中心の学習になりがちです。
それが、英会話と並行することで7割のアウトプット量を確保することが可能になります。
アウトプット量を確保することで、インプットの質も向上することができます。
例えば、TOEICに必要な単語を覚える際、複数形や一緒に使われる前置詞など、多くの知るべき情報があります。
それをただ、TOEICのテストに出るかもしれないから覚える、というだけの目標だと辛いかもしれません。
ですが、最終的に英会話で使うという目標があれば能動的に取り組めるはずです。
「相手に伝えるためにどうするか?」という視点で考えるので、活用方法や例文など自ら調べることになるでしょう。
このように、アウトプットの量を多く確保することでインプットの質と量も増え、総合的な英語力強化につながるのです。
③自分の課題が見つかる
TOEICの結果だけでは、スピーキング能力を測ることはできません。
ただ、TOEICで学んだ知識をオンライン英会話や仕事場で実践することで、自分の課題が具体的に明らかになります。
たとえば、相手の言葉が聞き取れない、自分の意図が相手に伝わらないといった問題がある場合、これはリスニング力やスピーキング力の不足を指摘しています。
また、適切な単語が思い浮かばない、文章がスムーズに組み立てられないといった問題が生じた場合、それは語彙力や文法力の不足を示している可能性があります。
上記の課題を特定し、TOEICの学習を取り組むことで、効率的に英会話力も向上させることができます。
TOEIC対策におすすめの教材・アプリ
それでは最後にTOEIC対策におすすめの教材とアプリをご紹介します。
おすすめのTOEIC対策教材
TOEIC教材の選び方は、音声再生のしやすさです。特に、アプリなどで音声を気軽に再生することができればリプロダクションの学習もしやすくなるでしょう。
単語:TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC満点を取得し続ける著者が分析した頻出単語が収録されています。
フレーズの頻出度順に並んでおり、初心者にも取り組みやすい構成です。
630点、730点、860点、990点といったレベル別に並べられているため、段階的にレベルアップを図ることが可能です。
音声はアプリ「acceed」(詳細はTOEIC対策アプリの章で後述)を通じて再生でき、日本語付きまたは英語のみの選択をすることができます。
文法: TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!
英語の基礎となる中学レベルの文法を徹底的にマスターしたい方に最適な教材です。
多くのTOEIC対策書が中学レベルの文法の理解を前提としている中、この文法書は基礎から応用までを丁寧に解説しています。
中学英語の基本的な文法事項を一つ一つ確認しながら、TOEICの具体的な出題形式に沿って、どのように出題されるかを学ぶことができます。
各章は、TOEICの問題例を用いて、理解度を深めることが可能です。
このアプローチにより、英語初心者でも文法の基本を固めつつ、実際のTOEICの問題に対応する力を養うことができるはずです。
TOEIC公式問題集
TOEICの問題を作成している団体が出版している公式問題集は、信頼性が高く、一通り解いておくことをおすすめします。
2023年時点で第9版まで発行されており、可能であれば最新版とその前の版を手に入れると良いでしょう。
1冊には2回分の模擬テストが含まれています。初めて解く際は試験と同じ時間で演習してください。
復習時は理解できなかった問題や単語をしっかりと調べることが重要です。
リスニング問題は、アプリ「acceed」で音声を再生してリプロダクションすることができます。
試験直前にはもう一度、時間を計って問題を解きイメージトレーニングを行いましょう。
おすすめのTOEIC対策アプリ
アプリは、ネイティブの音声がついているものが多く、アウトプットに最適なものが多いです。
その中でも特におすすめのものを紹介します。
acceed
「金のフレーズ」や「公式問題集」などの教材の音声を無料で再生できるアプリです。
倍速再生や区間リピートなど、学習者に嬉しい機能が充実しており、リプロダクション学習にも最適です。
一部機能は有料版になりますが、音声再生は無料で利用可能です。
TOEIC英語の単語リスニング スタサプ英語TOEIC
リクルートが提供するこのアプリは、TOEIC特化型で、有名講師による解説動画や豊富な模試問題が特徴です。
無料版は基本的な機能に限られ、本格的な利用には月額3700円(2023年12月現在)の有料版が必要です。
アプリとしては高額ですが、スクールに通うよりも経済的であり、独学でもスクールのような体験ができるため、本格的にTOEIC学習をしたい方に最適です。
Santa
最新AI技術を用いたこのアプリは、約10問の問題を解くだけで約95%の精度でTOEICスコアを予測します。
ユーザーの弱点や伸びしろを詳細に分析し、その人に合った学習をレコメンドする機能があります。
学習を進めることでスコアが更新されるため、自分の実力の可視化が可能であり、学習モチベーションの維持に役立つでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、TOEICと英会話の両方を同時に伸ばす方法をお伝えしました。
両方を同時に学習することのメリットや具体的な方法がお分かりいただけたかと思います。
時間は有限です。今回ご紹介した学習方法で1日でも早く理想の英語力に近づけていきましょう!
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