【超基礎】英語で最初に知っておくべき英語の基礎勉強法!
- オンライン英会話を毎週しているのに伸びを感じない
- 色んな方法を試したけど英語力UPしている気がしない
このように
- なかなか成長実感が持てない
と感じている方も多いのではないでしょうか?
もちろん現状レベルはそれぞれなので、人によって注力すべき課題は異なります。
しかし英語初心者で学習量のわりに英語力が伸びない原因
それは結論、
- 基礎学習不足
これがほとんどです。
ぐらぐらな状態の土台にはモノを高く積み上げられないように、英語も基礎力なしに上達はあり得ません。
そこで今回は
- 基礎学習のやり方
さらに
- 基本の英文法
これらについてわかりやすく解説します。
- なにから勉強すべきかわからない
- 文法が全く頭に入らない
このような方は、今回の記事を読むだけで
- こんな学習法でいいんだ!
- 英文法って意外と簡単!
など、英文法への認識も変化し、今日からやるべき英語学習が明確になるはずです。
英語の「基礎学習」とは?
そもそも英語の「基礎学習」とはいったい何を指すのでしょうか。
英語の「基礎学習」とは、英語を理解する上で必須となる
- 単語
- 文のつくり方
を学ぶことを言います。
一般的には中学校レベル程度の英文法や単語が「基礎的な英語」と呼ばれることが多いです。
そのため英語の基礎学習の方法を示した記事は、文法や単語の習得方法にフォーカスしたものがほとんどになります。
しかし英語の基礎学習とは、文法と語彙だけで十分なのでしょうか?
結論から言うと、これは間違いです。
なぜなら「文法・語彙」に加え「発音」も基礎学習に含まれるべき重要な要素だからです。
言語学の観点から言うと「発音できない音は聞こえない」と言われています。
つまり発音を学ばないと、せっかく学んだ語彙も聞き取ることができずリスニング力が伸びていかないのです。
もちろん発音できない単語を含む文を相手が理解できるはずもないので、スピーキング力アップも望めません。
英語4技能を効率よく伸ばしていくためには、基礎学習として文法や語彙、そして発音をしっかりと学ぶ必要があります。
基礎を固めるための英語学習とは?
英語の基礎学習とは「文法・語彙・発音」です。
しかし英語初心者の中にはどのように学習すればよいかわからない人も多いのではないでしょうか?
そこでまずは基礎を固める英語学習を
- 発音
- 単語と文法
この2つに分けて解説します。
①発音
発音の学習は2つのパートにわかれます。
1.発音のルールを知る
2.正しい発音を繰り返し練習する
1の発音のルールですが、まずはフォニックスをおさえましょう。
フォニックスとは、英語の文字と音の関係性を示したものです。
たとえばアルファベットの「A」は「エイ」と習ったと思いますが、Aはフォニックスだと「ア」という音です。Bagも「ビーエージー」とは発音せず「バッグ」と発音しますよね。
このように日本語で言う漢字の音読み・訓読みのようにアルファベットには2つの音があります。英単語はこのフォニックスの塊なので、正しい音を認識できていれば初見の単語でも正しく発音できるようになるのです。
また、フォニックスを正しい音で学ぶことで聞き取れる音が増え、リスニング力向上につながっていきます。
また具体的な学習法は
2.正しい発音を繰り返し練習する
です。
学んだ発音は、無意識に正しい音が出せるまで繰り返し練習してください。文字は見ずに音声を聞いて、聞こえたままの音をリピートする練習が最適です。
繰り返し発音練習することで正しい発音で英語を話せるようになるのはもちろん、英語の音を即座に捉えることができるようにもなり音声知覚(=英語の音を単語やフレーズとして捉えること)も向上していきますよ。
ちなみにフォニックスについてはこちらの動画でも詳しく解説しています!フォニックスについてよくわからない方はこちらもチェックしてみてくださいね。
②基礎英単語・文法を学ぶ
英文法に関しては、中学校レベルの英文法書を一冊丸暗記するつもりで勉強してください。
ちなみに中学校で学ぶ英文法知識があれば、日常英会話はもちろん、ビジネスシーンでの会話にも対応可能です。
単語はまず中学校レベルの900語を覚えましょう。
もちろん単語を記憶するときは、発音も一緒に練習してください。
音と単語を一緒に学ぶことで音声知覚が向上し、リスニング力向上に役立ちます。
とは言え900語は最低限の単語数です。
慣れてきたら徐々に単語知識を増やしていきましょう。
単語レベルが上がれば上がるほど、リーディングもリスニングも楽に行えるようになっていきます。
英文法の学習ルール3つ
中学校レベルの英文法は、英語力を伸ばしていくうえで必須です。
なぜなら基礎的な英文法は、リスニングやライティングなど英語技能を問わず、すべての分野に関わってくるからです。
英文法を学ぶときは以下3つのルールをおさえることで効率よく学ぶことができます。
①英文法は1冊を何周もする
よく1度ですべて完璧に覚えよう!とする人がいますが、これは挫折につながるので注意です。
そもそも1回で完璧になんて覚えられるわけがないので、ノートに丁寧に書いて覚えるのではなく、知識が定着するまで何度も何度も読み返すようにしましょう。
また、その際に避けたいのが
- 文法書を何冊も使って学習すること
です。
文法書の見やすさ・読みやすさは大事ですが、中学校レベルの英文法書であれば含まれている英文法項目はほぼ同じです。
にもかかわらず何冊も重複して学習することになると、学習効率が上がりません。
だからこそ1冊と決めてその文法書を何周もして定着させていきましょう。
②例文を使ってイメージで覚える
文法を学ぶときは、必ず例文と一緒に学びイメージで覚えるようにしましょう。
例えば「現在完了形」と「現在完了進行形」
文法書では
現在完了形・・・過去の行動に基因する状態が現在まで継続すること
現在完了進行形・・・過去から現在(あるいは直前)まで動作が継続していること
と説明があります。
この説明だけだといまいちピンとこないものですが、以下のように例文と一緒だと何を意味するのか理解しやすいです。
【現在完了形】
- She has painted the ceiling.(The ceiling was white.Now it is red.)
→彼女は天井を塗った(天井は白だった。今は赤だ)
- The car is OK now.I’ve repaired it.
→車は今はokだ。私はそれを修理した。
【現在完了進行形】
- She has been painting the ceiling(Her clothes are covered in paint.)
→彼女は天井を塗っていた(彼女の服はペンキに覆われている)
- My hands are very dirty.I’ve been repairing the car.
→私の手はとても汚い。私は車を修理していた。
つまり現在完了形は「完了・結果」を表すことに使え、現在完了進行形は「直前までその行動が行われていた」状況の時に使用できることがわかります。
※現在完了形も現在完了進行形も文脈次第で様々な使い方あり。
英語の文法、特に日本語にはない英語の時制や冠詞などは、日本語の説明を通じて理解しようとしても難しいです。
説明文の暗記ではなく、どのような意味を持つ文法なのかイメージで捉えるようにしていきましょう。
③アウトプット学習で使える文法知識にする
英文法をイメージで捉えたら、「どのようなシーンで使えるか」を考え、実際にその文法を使った文章を作ってみましょう。
例えば冠詞の「a/an」と「the」
文法書ではtheは特定のものに、a/anはそれ以外の数えられる名詞につくと説明があることが多いです。
しかしこの説明だけ理解しても、実際に使える英文知識とは言えません。
- I have a sandwich and an orange for lunch.
The orange wasn’t very good, but the sandwich was very delicious.
→私はランチにサンドイッチとオレンジを持って行った。(その)オレンジはあまり良くなかったが、(その)サンドイッチはとても美味しかった
実際に文章を作るアウトプット作業をすることで、その文法が実際にどのように使われるのかしっかりと理解することができるようになり「使える英文法知識」になっていきます。
基礎完了後はアウトプット中心
上記基礎学習を完了し英語の基礎をおさえたら、次は本格的にアウトプット中心の学習へと切り替えていきましょう。
インプットとアウトプットの基本バランスは3:7。
インプットの倍アウトプットをするつもりで学習してください。
アウトプットを多くするメリットの1つは「慣れ」です。
日本人の英語レベルは低いと言われますが、実は単語や文法の知識は十分あります。
ではなぜ話せないのか?
それは
- 発音を学習していないため英語の音が聞こえない
- スピーキングといったアウトプット学習が圧倒的に足りていない
からです。
意識的にアウトプットトレーニングを多くすることで、インプットした英語知識を素早く英文にし発話できるようになります。
アウトプットをするもう1つのメリットは、インプットした英語知識の定着です。
インプットした単語や文法を使い文を作り発話することで、学んだ知識がしっかりと定着し英語を組み立てる力が上がっていきます。
超基礎文法をわかりやすく解説!
ここからは超基礎的な文法を、品詞別に解説します。
動詞や形容詞といった品詞はあくまで文法説明上の言葉でしかありません。
しかし品詞を理解することで格段に文法を理解しやすくなりますし、英文も組み立てやすくなります。
「主語」と「動詞」
英語の文章には必ず主語と動詞があります。
※一見すると主語や動詞がなさそうに見える文章でも、基本的には主語と動詞が省略されているだけです。
主語=動作や状態の主体となる語
動詞=主語が行う動作や置かれている状況を表します。
この1文だけでなんだか難しく感じると思いますが、例文で考えるとシンプルです。
例えば I study English every day.という文章なら、動作の主体となる「I」が主語であり、勉強するという「study」が動詞になります。
「be動詞」と「一般動詞」
さらに動詞は「be動詞」と「一般動詞」に分けることができます。
ではそれぞれの違いを見ていきましょう。
①be動詞
be動詞とは、主語と動詞の次に来る語を「=(イコール)」でつなぐものです。
例えば
- She is Japanese.
→彼女は日本人です。
- He was angry
→彼は怒っていました
のisやwasがbe動詞にあたります。
She(彼女) =Janpanese(日本人)
He(彼) =angry(怒る)
このようにイコールでつなげるのがわかりますね。
ちなみにbe動詞は主語と時制によって、wereやis、areといったものに変化します。
②一般動詞
be動詞以外のすべての動詞を「一般動詞」と呼びます。
一般動詞は主語が行う動作や置かれている状況を示します。
例えば
- She likes playing the guitar
→彼女はギターを弾くことがすきです。
- I live in CA
→私はカリフォルニアに住んでいます。
これらのlikesやliveが一般動詞にあたります。
playはShe(彼女)が行う動作であり、liveはI(私)の状況を表しています。
be動詞と同じく、主語や時制により形が変化する点に注意が必要です。
名詞
名詞とはその名前の通り「名」を示す「詞」です。
特定の名を表す「名詞」と、名詞の代わりとなる「代名詞」に分類することができます。
名詞とは?
名詞は5つに分類されます。
普通名詞・・・ 一般的なものや人を示す名詞
(例)table (テーブル)、book(本)など
集合名詞・・・一つのグループや集団を表す名詞
(例)family(家族)、herd(群れ)など
物質名詞・・・物質や物理的なものを示す名詞
(例)water(水)、iron(鉄)など
抽象名詞・・・物理的に触れることができないアイデアや感情を表す名詞
(例)hope(希望)、freedom(自由)など
固有名詞・・・特定の人、場所、団体、または物事を特定するための名詞
(例)Tokyo(東京)、Microsoft(マイクロソフト)など
このように名詞はいろんな種類がありますが、〇〇名詞という言葉自体は覚える必要はありません。
ただ、名詞と一言で言っても「その性質は様々である」ということを意識しておくことは大切です。
なぜなら名詞の性質は、後述する可算・不可算名詞といった要素に関わってくるからです。
ここではまず
- 名詞=人やモノ
- いろんな性質の名詞がある
ということを理解しておけばOKです。
代名詞とは?
代名詞とは名詞を置き換えて使用される単語で、名詞の代わりに用いられるものです。日本語でも「あれ」とか「それ」とかいいますよね?それと同じように英語もI(私)やyou(あなた)、所有代名詞のours(私たちのもの)、theirs(彼らのもの)などの言い換えできるものがあります。
例えば「これはジェニファーの犬です。ジェニファーの犬はとても賢く勇敢です。」の英語訳なら、
・This is Jennifer’s dog. Jennifer’s dog is very smart and brave.
も間違いではありませんが、代名詞を使い「Jennifer」の連呼を避け
・This is Jennifer’s dog. Her dog is very smart and brave.
としたほうが自然です。
「数えられる名詞」と「数えられない名詞」とは?
英語の名詞には「数えられる名詞(=可算名詞)」と「数えられない名詞(=不可算名詞)」があり、基本的には以下のように分類されます。
①数えられる名詞(=可算名詞)
普通名詞・集合名詞
②数えられない名詞(=不可算名詞)
物質名詞・抽象名詞・固有名詞
でもこんなことを言われても正直全く頭に入ってこないですよね?
そこでみなさんにまずもってほしいのが
- 水は数えられない名詞だけどコップに入ったら数えられる名詞になる
という感覚です。
つまり名詞の中には可算名詞にも不可算名詞にもなるものが存在するということです。
ではどのようにそれらを区別するべきなのでしょうか?
それは
- その名詞が輪郭を持っていて、共通イメージができるか
という点で判断します。
たとえば「ペン」と言われたらみなさんどんな形かはっきりわかりますよね?そしてその認識はほぼみんな同じ「細長くて先がとがっている」というものですよね?なのでこれはa penと言うように数えられる名詞グループになります。
では「パン」はどうでしょう?
食パンを想像した人、丸いパンを想像した人、フランスパンのようなものを想像した人もいるのではないでしょうか?つまり、輪郭はあっても人それぞれで「これ!」というシンボルのような形を思い浮かべられないですよね?そのため「パン」は数えられない名詞という扱いになります。
このように、
「共通イメージできるもの」として捉えているものにはaやtheが付き、そうでないものは冠詞がなにもつかない数えられない名詞ということになるのです。
もちろんこの考えですべて解決するわけではありません。
ただ超基本的な名詞の区別としてはこの理解があればかなりスムーズに使い分けることができるようになります。
最後に軽くまとめると
名詞は
- 可算名詞と不可算名詞の2つ
- 可算か不可算かの区別は「その名詞が輪郭を持っていて、共通イメージができるか」
これらをポイントをまず押さえることが大切ということです。
冠詞は日本語にない概念のため、なかなか日本人には捉えづらいですが、まずはしっかり上記の分類を理解し、学習の中で例外も少しずつ覚えていきましょう。
「副詞」と「形容詞」
副詞と形容詞は混同されやすいものですが、その性質や使われ方はまったく違います。難しい内容ではないのでパパっと理解していきましょう。
形容詞
形容詞は簡単に言うと「名詞」を説明するものです。
large bottle(大きい瓶)
beautiful place(美しい場所)
のように名詞の前について名詞をより詳しく説明してくれます。
This movie is scary.
(この映画は怖い)
のようにbe動詞のあとにきて名詞を説明するパターンもあります。
副詞
副詞は「名詞以外」を説明するものです。
主に以下4つのパターンがあります。
①動詞の修飾
・He plays soccer well→彼はサッカーが上手です。(彼は上手にサッカーをプレーします)
well(上手)がplay(プレーする)を説明
②形容詞の
・She is frustrated now.→彼女は今イライラしています。
now(今)がfrustrated(イライラする)を説明
③副詞の修飾
・They understood it very quickly→彼らはとても速く理解した。
very(とても)がquickly(速く)を説明
④文全体の修飾
・Unfortunately, she lost all her fortune.→不幸なことに、彼女は全財産を失った
unfortunately(不幸なことに)が、あとに続く文章全体を説明
いかがでしょう?形容詞と副詞の違いはとっても簡単ですよね!
自動詞と他動詞
これから文型を理解する上で大切な自動詞と他動詞についてまずは解説します。これを頭に入れた状態であれば文型の解説もすんなり頭に入ってくるので必ず読んでくださいね。
自動詞
動詞は文の中で自動詞と他動詞の2つの顔を持ちます。
まず自動詞の場合は
- 自立した動詞
と捉えてみましょう。
もっとわかりやすく言うと
- 後ろに名詞が必要ない動詞
です。
たとえば「run」という動詞。
He didn’t run.(彼は走らなかった)
このように、英文は主語と動詞だけで文が成立していて、runの後ろに名詞など他の要素をもってくる必要がないですよね?
他動詞
一方で他動詞は
- 他の要素が必要な動詞
です。
もっとわかりやすく言うと
- 後ろに名詞が必要な動詞
です。
先程の「run」という動詞、実は他動詞の顔もあります。他動詞の場合は
- He runs his company.(彼は会社を経営している)
というように後ろに名詞がきて「経営する」という意味で使います。
英会話の基本!英語基本5文型
続いてはいよいよ基本中の基本である文型について解説していきます。
英語の文型パターンは5つです。
シンプルな英文から、学会で使われるような複雑な英語まで、基本的にこの5つに分類することができます。
基本5文型を覚えれば、単語などを変えることで自分の言いたいことを英文にすることができるようになるので、しっかりとおさえておきましょう。
第1文型S+Vパターン
S+Vパターンは
- S(主語)がV(動詞)の動作をする
- S(主語)がV(動詞)の状態である
を意味します。
(例)
- She smiled.
→彼女は微笑んだ
- They play.
→彼らは遊ぶ。
S+Vのパターンの場合、Vには必ず自動詞がきます。
自動詞とはそれだけで意味が成り立つ動詞のことで、たとえばrun(走る)、go(行く)などこの単語だけで文が成立するものを指します。
ただし気を付けたいのが、
- 同じ動詞でも意味によって自動詞あるいは他動詞に変化する場合がある
という点です。
先程もお伝えしましたが、run は「走る」という意味であれば動作の対象を必要としない「自動詞」ですが、「経営する」という意味で使うと動作の対象が必要になります。
(例)
- She runs.
→彼女は走る
- She runs a company.
→彼女は会社を経営しています。
第2文型S+V+Cパターン
S+V+Cパターンは
- S(主語)がC(補語)という状態である
を意味します。
C(補語)には名詞・代名詞・形容詞(あるいはそれに準ずる性質を持つ句・詞)が入ります。
S=Cになるのが特徴です。
(例)
- He looks sad
→彼は悲しそうに見える
- She is a teacher.
→彼女は先生です。
第3文型S+V+Oパターン
S+V+Oパターン
- S(主語)がO(目的語)をV(動詞)する
を意味します。
Oには名詞・代名詞(あるいはそれに準ずる性質を持つ句・詞)が、Vには目的語(動作の対象となる語)を必要とする他動詞が入ります。
(例)
- I forgot my homework.
→私は宿題を忘れました。
- I like my hometown
→私はホームタウンが好きです。
forgot(忘れた)対象→homework(宿題)
like(好き)の対象→my hometown(ホームタウン)
どちらも動作の対象となる語句があることがわかりますね。
第4文型S+V+O+Oパターン
S+V+O+Oパターンは
- S(主語)がO1にO2をV(動詞)する
という意味になります。
目的語が2つあるかどうかで、第3文型と区別することができます。
目的語をとるので、V(動詞)にくるのは名詞が必要な他動詞です。
(例)
- He showed me the family photos.
→彼は私に家族の写真を見せてくれた。
- She told me the meeting time.
→彼女は私に会議の時間を伝えた。
このS+V+O+Oパターンでよく使われる動詞は限定的です。
give(与える)
show(見せる)
tell(教える・伝える)
bring(持ってくる)
buy(買う)
say(言う)
teach(教える)
動詞と使われ方のパターンを覚えてしまいましょう。
第5文型S+V+O+Cパターン
S+V+O+Cパターンは「O=C」となるのが特徴です。
Oには名詞・代名詞(あるいはそれに準ずる性質を持つ句・詞)が、Cには名詞・形容詞(あるいはそれに準ずる性質を持つ句・詞)が入ります。
(例)
- We elected him president
→私たちは彼を大統領に選んだ
- The team named me leader.
→そのチームは私をリーダーに選んだ
him=president
me=leader
このようにOとCがイコールの関係になっていますね!
英語の否定文
英語の否定文は基本的に「not」を加えて作られます。
be動詞と一般動詞で作り方が少し違うのでわけて解説します。
「be動詞」の否定文
肯定文: She is a student.
否定文: She is not a student.(彼女は学生ではない)
be動詞の場合「not」動詞の直後に配置されます。
短縮されたisn’t、aren’t といった形になることも多いです。
特に会話文では短縮された形で使われるのが一般的です。
「一般動詞」の否定文
肯定文: He plays the guitar.
否定文: He does not play the guitar.(彼はギターを弾かない)
一般動詞の場合、補助動詞(例えばdo, does, did)が否定語と動詞の間に入ります。
be動詞と同じくdosen’t、didn’tのように短縮形もあり、特に会話文では短縮された形が一般的です。
またbe動詞・一般動詞ともに、notを使わないで否定を意味するものがあります。
◆hardly(ほとんど~ない)/ seldom(めったに~ない)
- She hardly slept
→彼女はほとんど眠れなかった
両者ともbe動詞の前、一般動詞の後ろに置くことで否定の意味になります。
◆anything but(決して~ない)
- Her work is anything but boring.
彼女の作品は決してつまらなくない
◆the last A to do V(決してVしないA)
- He is the last person to tell a lie
→彼は決して嘘をつかない人だ。
◆fail to V(Vできない)
- He failed to pass the exam.
→彼は試験に合格することができなかった。
英語の疑問文
英語の疑問文は
- 文頭に疑問詞(例えば””what””、””where””、””when””、””why””、””how””など)を含むもの
- 疑問詞を含まないもの(be動詞)
- 疑問詞を含まないもの(一般動詞)
の3つに分けられます。
それぞれについて解説します。
「be動詞」の疑問文
肯定文: She is a doctor.(彼女は医者です。)
疑問文: Is she a doctor?(彼女は医者ですか?)
be動詞の疑問文は、be動詞を主語の前に並び替えることで疑問文を作ることができます。
一般的に疑問詞を伴わない疑問文は、「yes/no」で返答可能です。
「一般動詞」の疑問文
肯定文: They play soccer.(彼らはサッカーをする。)
疑問文: Do they play soccer?(彼らはサッカーをしますか?)
一般動詞の疑問文は、補助動詞(do, does, did)を主語の直前に置くことで疑問文を作ることができます。
このケースの場合、元の動詞は原形になる点に注意が必要です。
例えば
She plays soccer.
Does she play soccer?
のように疑問文ではplaysがplayになります。
またbe動詞と同じく一般的に疑問詞を伴わない一般動詞の疑問文は、「yes/no」で返答することができます。
「疑問詞」を使った疑問文
疑問詞を使った疑問文は以下のように作ることができます。
Step.1 肯定文のわからないところ(質問したい部分)を疑問詞に置き換える
Step.2 置き換えた疑問詞を文の最初に持っていく
Step.3 「be動詞」と「一般動詞」の疑問文の語順にする
以下例文を使って説明します。
肯定文: They live in Tokyo.(彼らは東京に住んでいます。)
疑問文: Where do they live?(彼らはどこに住んでいますか?)
Tokyoをwhereに置き換え、一般動詞の疑問文の語順にすることで疑問文を作っているのがわかりますね。
They live in Tokyo.
↓
They live Where.
↓
Where do they live?
「What」を使った疑問文:
肯定文: She is reading.(彼女は読んでいます。)
疑問文: What is she reading?(彼女は何を読んでいますか?)
「When」を使った疑問文:
肯定文: They will arrive tomorrow.(彼らは明日到着します。)
疑問文: When will they arrive?(彼らはいつ到着しますか?)
「Why」を使った疑問文:
肯定文: He left early.(彼は早く出発しました。)
疑問文: Why did he leave early?(彼はなぜ早く出発したのですか?)
「How」を使った疑問文:
肯定文: They completed the project quickly.(彼らはプロジェクトを素早く完了しました。)
疑問文: How did they complete the project quickly?(彼らはどのようにしてプロジェクトを素早く完了しましたか?)
疑問詞を使った疑問文は「yes,no」で答えることができず、それぞれの文章に合った適切な返答が必要になります。
英語の冠詞
「冠詞」は日本語にはない概念なので、日本人にとって分かりづらく例外も多いため意外と難しい要素の1つです。
まずは以下の使い分けをしっかり理解し、学習を進める中で徐々に例外を覚えていきましょう。
「a / an」と「the」の使い分け
「a/an」は不定冠詞、「the」は定冠詞と呼ばれます。
◆不定冠詞「a/an」は名詞の前に置かれて、一般的なものを表します。
(例)
- a cat(猫)
- an apple(リンゴ)
◆定冠詞「the」は特定の名詞や既に知られているものを指します。
(例)
- the cat(その猫)
- the apple(そのリンゴ)
具体的な使い分けの例:
- I saw a cat on the street.
→通りで猫を見ました。
ここでは、特定の猫について話しているのではなく、一般的な猫を指しています。
- The cat that I saw on the street was black
→通りで見た猫は黒かったです。
ここでは既に通りで見た特定の猫について話しています。
英語の時制
英語の時制の中には、日本語にない概念のものがあり分かりづらいことも多いもの。
説明文を暗記するのではなく、イメージとしてどんな時に使われるのか捉えると理解しやすくなりますよ。
英語の時制をご紹介します。
英語の「現在形」
現在形は、習慣や習慣的な行動、普遍的な真理に関して使われます。
三人称単数のものが主語に来る場合、動詞にsが付く点に注意が必要です。
(例)
- I drink coffee every morning.
→私は毎朝コーヒーを飲む。(今までも今日も、さらに今後も飲み続けると話し手が思っているので現在形)
- The sun rises in the east.
→太陽は東から昇る。(今までも今日も明日以降も太陽が東から昇ることは変わらないので現在形)
現在形は「今」のことだけでなく過去から現在、そして少し先の変わらない未来までも表現できるので、みなさんが思っているよりも幅広い時間を表現することができます。
英語の「現在進行形」
現在進行形は、現在進行中の出来事や一時的な行動、現在進行中の計画や予定に関して使われます。
be動詞にv-ingを加えることで現在進行形の文章になります。
(例)
- She is studying for her exam.
→彼女は試験勉強をしています。
- They are playing football now.
→彼らは今サッカーをしています。
こちらがみなさんが日本語で思う「今現在」の感覚に近い表現になります。
「現在形」と「現在進行形」の違い
現在形は「一定期間その状態にあり、将来的にもその状態が続く=習慣・普遍的なこと」ことを示します。
対する現在進行形は「過去から現在までその動作が進行している」状態です。
(例)
- He plays soccer every weekend.
→彼は毎週末サッカーをする。
- He is playing soccer now.
→彼は今サッカーをしている。
英語の「過去形」
英語の過去形は、過去に完了したアクションを示すために使用されます。
(例)
- He left for the city yesterday.
→彼は昨日街を出発した。
- She read the book yesterday.
→彼女は昨日その本を読んだ。
英語の「過去進行形」
英語の過去進行形は、過去のある時点で進行中だったアクションを示すために使用されます。
過去進行形は、be動詞過去形+v-ingで作ることができます。
(例)
- They were playing tennis yesterday.
→彼らは昨日テニスをしていました。
- I was studying last night.
→私は昨夜勉強していました。
英語の「現在完了形」
英語の現在完了形は、過去のアクションで起こった状態が現在も続いていることを示すために使用されます。
現在完了形はhave/has+過去分詞で作ることができます。
(例)
- I have finished reading the book.
→私はその本を読了しました。
- We have not yet solved that problem.
→私たちはまだその問題を解決していません。
「本を読んだ」過去の状態が現在も続いていること、「問題が解決していない」過去の状態が現在も続いていることを意味しています。
「現在完了形」と「過去形」の違い
過去形が「過去」に起こったアクションにフォーカスするのに対し、現在完了形はあくまで過去に起こったアクションに基因する「現在」の状況にフォーカスしています。
(例)
- I lost my wallet.(過去形)
- I have lost my wallet(現在完了形)
どちらも日本語に訳すと「私は財布をなくしました」となります。
しかしフォーカスしているポイントには違いがあります。
過去形の場合過去のアクション=財布をなくしたことにフォーカスしており、現在財布が手元にあるかどうかはわかりません。
現在完了形は過去のアクションが現在も続いていることにフォーカスしており、現在も財布がないことがわかります。
「be going to」と「will」の意味と使い方
「be going to」も「will」も、将来の出来事を表すために使用されますが、両者には微妙な違いがあります。
1.be going to
be going toは、計画、意図、予定された出来事、または近い将来に起こるほぼ確実な予測を示すために使用されます。
(例)
- I am going to visit my parents next week.
→私は来週両親を訪ねるつもりです。
- They are going to buy a new car.
→彼らは新しい車を買う予定です。
2.will
wilは、即座の意思決定、約束、予測、または未来の出来事への自信を表すために使用されます。
(例)
- I will help you with your project.
→私があなたのプロジェクトを手伝います。
- She will probably arrive late.
→彼女はおそらく遅れて到着するでしょう。
使い分けの基本的なガイドラインとして、確定した計画や意図がある場合は「be going to」を、即座の決定や予測に基づく未来の出来事を述べる場合は「will」を使用することが一般的です。
しかしこの区別は曖昧な場合も多く、文脈によって使い分けが異なる場合もあります。
英語の助動詞
英語の助動詞は、動詞や他の単語と組み合わせて「~できる」「~かもしれない」「~に違いない」など自分の意図をより詳細に相手に伝えることができるものです。
動詞の前に置かれ、動詞は必ず原形の状態です。
◆肯定文
通常動詞の前に置かれます。
(例)
- He can come tomorrow.
→彼は明日来ることができます。
◆否定文
通常動詞の前に「助動詞+not」が置かれます。
(例)
- He cannot come tomorrow.
→彼は明日来れません。
◆疑問文
助動詞を文頭に置き、助動詞を除く肯定文の文章が続きます。
(例)
- Can he come tomorrow?
→彼は明日来れますか?
助動詞には多くのものがありますが、特に代表的な助動詞5つとその使い方をご紹介します。
Can/Could
Can/Couldは、能力や許可、または可能性について述べる際に使用されます。
(例)
- He can speak Spanish fluently.
→彼は流暢にスペイン語を話せる。
- Could you pass me the salt, please?
→塩を取っていただけますか?
Will/Would
Will/Wouldは、将来の出来事や意思決定、または丁寧な依頼に使用されます。
(例)
- I will help you with your homework.
→宿題を手伝います。
- Would you like some coffee?
→コーヒーはいかがですか?
may
mayは、許可を求めたり可能性について述べたりする際に使用されます。
(例)
- May I use your phone?
→あなたの携帯を使ってもいいですか?
- It may rain later.
→後で雨が降るかもしれません。
must
mustは、義務や推量、確信を表す際に使用されます。
(例)
- You must finish your homework before dinner.
→夕食前に宿題を終えなければなりません。
- He must be at the meeting now.
→彼は今会議にいるに違いない。
shall / should
shall / shouldは、提案や推奨、または未来の予定を述べる際に使用されます。
(例)
- Shall we go to the park tomorrow?
→明日公園に行きましょうか?
- You should see a doctor if you feel unwell.
→気分が悪い場合は医者に診てもらった方がいいですよ。
効率よく基本の文法を身につける方法
文法の勉強はどうしても受け身になりがちで、飽きたりつまらないと感じたりすることが多いものです。
効率よく英文法を勉強し、短い勉強時間でしっかりとした文法力をつけていきたいですよね。
効率よく基本の文法を身につける方法をご紹介します。
練習問題を解いて理解度をチェックする
文法の項目を勉強するたびに、必ず練習問題を解いて理解度をチェックしておきましょう。
文法は1つ1つの項目が独立したものではないため、1か所間違って理解したり分かっていなかったりすると、その後の文法の勉強で躓く可能性もあるからです。
例えば冠詞の「a/an」「the」は名詞の種類と密接に関りがあるため、名詞の認識が誤っていると冠詞も正しく使えません。
また「問題を解く」ことで能動的に英文法の勉強ができ、英文法の知識が定着しやすくなりますよ。
例文を音読する
英文法を勉強するときは、例文を音読し暗記するつもりで取り組みましょう。
英文法の各項目ででてくる例文は、その文法でもっとも用いられやすい使われ方です。
例文を覚えることで、その文法項目の実際の使われ方が理解できるようになりますよ。
また例文を音読することでフレーズパターンに慣れ、会話でも素早くレスポンスを返せるようにもなります。文法用語が邪魔をして理解ができない、、という方こそ英文の形をそのまま覚えてしまいましょう。
実際の会話でどんどん使う
先ほども書きましたが、インプットとアウトプットの基本バランスは3:7です。
新しい文法を学習したら、実際の会話で積極的に使っていきましょう。
いきなり英文を作るのが難しい人は、英会話のレッスンなどの前に学んだ文法を使った例文をいくつか作っておくことをおすすめします。
実際の会話で使用するときは単語を変えるだけで済むようにしておくと、格段にアウトプットがしやすくなります。
またその文法を使ったフレーズパターンも記憶に残りやすくなり一石二鳥です。
英語の基礎固めにおすすめの教材&アプリ
基礎学習は、自分に合った適切な教材やアプリを使うことでさらに効率良く勉強できるようになります。
単語学習におすすめの教材
私は動画でターゲット1900をおすすめしていますが、こちらが難しすぎるという方は
①中学英単語をひとつひとつわかりやすく。
②ターゲット1200/1400
これらがおすすめです。
ターゲットシリーズはとくにおすすめで、アプリの機能も充実しています。
もし何を買うべきか迷っていたらターゲットシリーズの自分にあったレベルを1冊選んでくり返し学習していきましょう。
英文法の基礎固めにおすすめの教材
中学校レベルの英文法もあやふや…。
そんな人におすすめなのは
- 大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎編)
です。
冊子も薄く、すぐに読めてしまうのに内容はしっかり中学英語が網羅されています。英語をすっかり忘れてしまった…という人でも取り組みやすいです。
この本を3~5回ほどくりかえせば、英文法の理解も深まり基礎固めはばっちりです。
英文法の基礎固めにおすすめのアプリ
隙間時間に英文法の学習をしたいな…。
そんな人におすすめなのが、アプリを利用した英語学習です。
英文法の基礎固めであれば「0から超わかる英文法」をおすすめします。
文法の解説が徹底しており各文法項目を根本から学ぶことができますよ。
また例文も豊富で、学んだ文法がどのように使われるかイメージしやすいのもポイントです。
こちらはサブスクではなく1200円の1回買い切り制で、気軽に学習を始めることができます。
まとめ
英語力を効率的に伸ばしていきたいと考えるなら、英語力の土台となる英語の基礎固めがとても大切です。
英文法は英語力の土台の1つであり、中学校レベルの英文法は必ずおさえておきたいもの。
今回ご紹介した基本の学習法を参考にしっかりとした単語・文法力を身につけ、1日でも早くペラペラ英語を手に入れましょう!
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