「日常会話レベルの英語力」ってどれくらい?初心者からの勉強法を紹介します!

「日常会話レベルの英会話ができるようになりたい」という声をよく聞きますが、これって一体どのくらいのレベルを指すのかみなさんは理解していますか?
改めてこのように聞かれると、具体的に言語化するのが難しいと感じるのではないでしょうか?
実はこの曖昧な理解こそがみなさんの英語力アップを妨げている原因の1つです。なぜなら、目標が曖昧なのでやるべきことも定まらないからです。

そこで今回は、日常会話レベルの定義や、実際の日常会話の例文、英会話において日常会話が話せるようになるまでの勉強法についてお伝えします。
この記事を最後まで読めば、あなたの具体的な英語目標も明確になりますよ!

英語で日常会話がこなせるのは、どのくらいのレベル?

日常英会話レベルとは一体どの程度のスキルを指すのでしょうか?
この章では、日常英会話レベルをTOEICや英検の資格にどのように換算できるのか、また、ビジネスの現場で実際にどの程度のスキルが必要かを詳しく解説します。

必要な語彙力=中学レベル&3000語程度

日常英会話をする上で必要な語彙力は、約3000語と言われています。実際に、この語彙量は日本の中学3年生までで習得する英語のレベルに相当し、これで十分に日常会話が可能です。
・え、そんなレベルで本当に大丈夫なの?
と思うかもしれませんが、実際ネイティブの会話でもとっても簡単な単語が使われていることがほとんどです。
みなさんの日本語での会話も思い出してください。専門用語や難しい言い回しばかり使って会話をしていますか?それと同じことです。

日常英会話よりもビジネス英語のほうが習得しやすい

多くの人は、ビジネス英語の方が日常英会話よりも難しいと考えるかもしれません。
しかし、実際にはビジネス英語は習得しやすいのです。
その理由は、ビジネス英語は会議や商談など特定の場面での用語やフレーズが中心であり、限られた文脈での使用が多いからです。
一方、日常英会話は多岐にわたるテーマや状況に対応する必要があります。
ですので、日常英会話の基礎がしっかり身についていれば、ビジネス英語を習得する際のハードルは低くなります

英検やTOEICなど資格で換算すると?

「日常英会話のレベルを英検やTOEICのスコアで換算すると、以下のようなレベルになります。

英検: 準2級
公共財団法人日本英語検定協会の審査基準によれば、準2級は「日常生活での英語の理解と使用が可能」とされています。

TOEIC: 470~730点
470点では「通常の会話の要点を理解し、応答に支障がない」、730点では「通常の会話を完全に理解し、迅速に応答できる」と評価されています。

本当に簡単?日常英会話でよく使う例文を紹介

日常英会話は本当に中学レベルで簡単なのでしょうか?
そのことを証明するために、日常英会話でよく使われる例文を会話形式で紹介します。
文法や表現の解説もしますので、きっと中学レベルの英語で会話ができることをわかっていただけるのではないでしょうか?

【挨拶編】

朝、学校で同級生と会った時の会話を紹介します。

Ken: Good morning, Yuki.
Yuki: Good morning, Ken. How are you?
Ken: I’m fine, thank you. How about you?
Yuki: I’m good. Did you do your homework?
Ken: Yes, I did. And you?
Yuki: Yes, I finished it last night.

文法、表現について簡単に解説します。

  • Good morning!:朝〜午前中の挨拶。夜には””Good evening””と言います。
  • How are you?:相手の調子を尋ねる。回答例は以下の通りです。

I’m fine.
I’m good.
I’m not too bad.(そんなに悪くないよ)
How about you?:相手の状態を尋ねる返しの質問。

  • Did you do your homework?:「宿題やった?」。””did you~?””は過去の行為を尋ねる疑問文。
  • Yes, I did/No, I didn’t:宿題をしたかどうかの回答。
  • And you?:相手に同じ質問をする時の短縮形。
  • I finished it last night:「昨夜終わったよ」。””finished””は””finish””の過去形。

【家庭での会話編】

つづいて、親子間で交わされる、朝の会話を見てみましょう。

Mom: Good morning, Tom! Did you sleep well?
Tom: Good morning, Mom. Yeah, I slept great. Thanks. What’s for breakfast?
Mom: I made pancakes. Would you like some?
Tom: Yes, please! With maple syrup.

文法や表現にについて、簡単に解説します。

・Did you sleep well?「よく眠れましたか?」
過去形の疑問文が使われています。

・I slept great.「よく眠れました」
sleptは、sleepの過去形です。

・What’s for breakfast?「朝食は何?」
What’sは、What isの短縮系です。
ちなみに、What is breakfast?だと「朝食とは何か?」という、朝食の概念を聞く質問になり、違和感があります。
メニューを聞きたい時は、””What’s for breakfast?””と、forをつけるようにしましょう。

・I made pancakes.「パンケーキを作った」
madeはmake「作る」の過去形です。
パンケーキは1枚だけ作らず、何枚か焼いているので、複数形のpancakesにします。

・Would you like some?「食べる?」
Would you like…?は、〇〇が欲しいですか?という意味の一般的な表現です。
someは、「いくつかのもの」という、代名詞として使われています

・Yes,please!「うん、食べる!」
Would you likeに対する肯定の返答です。

【友人との会話編】

次に、友人と週末の予定について話し合う場面を見てみましょう。

Ella: Do you have any plans for the weekend, Frank?
Frank: Not really. Maybe just relax at home. How about you?
Ella: There’s a new art exhibition downtown. Want to check it out with me?
Frank: Sounds interesting. Let’s do it!

文法や表現を解説します。

・Do you have any plans for the weekend, Frank? 「週末何か予定あるの、フランク?」
Do you~…?は現在形疑問文で、相手に現在のことを聞きます。
週末の予定を問うているのですが、ここは「今週末の予定していることがあるか」を聞きたいので現在形です。
Not really.とは、文脈にもよりますが「あまり…」「特に…」といった消極的な否定を表します。

・Maybe just relax at home. 「家でリラックスするだけだよ」
実際には主語が省略されています。英語の会話の中で、文脈が明確である場合や、主語が明らかな場合、主語を省略して文を短縮することがよくあります。
この文の場合、一般的な隠れた主語は “”I””(私は)で、完全な文は “”Maybe I will just relax at home.”” もしくは “”Maybe I’ll just relax at home.”” となります。
ただ、家でリラックスするだけかな、という意味になります。

・There’s a new art exhibition downtown. 「街で展覧会があるみたいだよ」
There is〜.は、〜がありますという意味を表す文です。

・Want to check it out with me? 「行ってみない?」
Do you…が隠れていて、完全な文に直すとDo you want to check it out with me?になります。
check it outは、カジュアルな英語のフレーズで、詳しく見てみる、調査してみる、という意味になります。自然な日本語に訳すと、「行ってみない?」です。

・Sounds interesting. 「面白そう!」
sounds interstingは、It sounds~で、「〜そうに聞こえる」という直訳のItが隠されています。

・Let’s do it!「みてみよう!」
Let’sで〜してみよう、という意味なので、「やってみよう」という意味になります。

英語で日常会話をこなすための勉強法

上記の例文から、中学校で習う表現で十分に日常会話が成立することがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ここからは、英語で日常会話ができるようになるための勉強法をお伝えします。

中学レベルの単語・文法を習得する

英語の日常会話をマスターするためには、中学レベルの英単語と文法の理解が鍵です。実際、中学レベルで学ぶ基礎的な単語と文法を身につけることで、日常の英会話は十分にこなせます。

中学で学ぶ英単語の数は約1800語と言われています。1800語と聞くと驚いてしまうかもしれません。
ですが、これには私たちが既に知っている基本的な単語(例:dog, bed)や文法で学ぶ単語(例:he, she, do, also)も含まれています。
そのため、単語に関しては思ったより習得しやすいと感じていただけるかと思います。

英会話をスムーズに行うために特に注意すべき文法は以下の5つです

文型: 日本語とは語順が異なるので、主語の後には動詞が来ることを覚えておきましょう。
一般動詞とbe動詞: 「〜する」や「〜である」という意味を持つ動詞を理解しましょう。
否定文/疑問文: どのようにして否定や疑問の文を作るかを学びましょう。
疑問詞: How, Where, When, Whyなどの疑問詞を用いた文の作り方を覚えましょう。
過去形: 通常の過去形と特殊な形を持つ動詞の過去形を理解しましょう。

もちろん、これ以外にも比較級や関係代名詞、過去分詞や受け身などの文法が中学英語で習得されます。
しかし、上記の5つをしっかりと理解するだけでも、日常の英会話に大きな自信を持つことができるでしょう。

1人で出来るアウトプットトレーニングをする

中学英語の単語と文法をマスターしたら、次はアウトプットのトレーニングを行いましょう。
実際に声に出すことで、自分の間違いに気づくこともあり、もっと多くのインプットをしなければ、と思うようになります。
語学に必要な4技能「話す」「聞く」「読む」「書く」は、アウトプットでこそブラッシュアップすることができるのです。

最初のアウトプットトレーニングには、必ずしも相手は必要ではありません。
以下の方法によって、一人でアウトプットトレーニングをすることが可能です。

①自己紹介英語を暗記する
自己紹介文を作成し、いつでもスラスラと言えるようにしましょう。
自己紹介は、ビジネス・プライベートなど、どの場面に行っても重要です。

手順は次のようなものです。

  • 自分が初対面の相手に伝えたいことを日本語で記し、英訳します。
  • 英訳したものは、ネイティブの添削を受け、音声ももらいましょう。
  • もらった音声と英文でリプロダクションの練習をして、自分ですらすら言えるようになるまでにします。

自己紹介文がスラスラ言えるようになると、自己紹介文に出てきた表現を使って応用することができます。
例えば、I enjoy swimming.という文を作成したとすると、I enjoy ~ing.の形でさまざまな文章を作ることができるのです。

②リプロダクションを行う
特定の英語フレーズについて、ネイティブの音声を聴きながらそれをそっくり真似するようにしましょう。
大事なのは文字情報ではなく音情報に頼ることです。
日本人はとにかく文字情報に頼りがちで、「ここの発音が難しい」と思ってしまうのものです。
もし、発音が難しいと感じたら一旦文字を忘れてでもよいので、音声に集中するようにしましょう。
初めは短いフレーズや、自分が理解できる5~6語程度の英文から始めてみると良いでしょう。

③パラフレーズを行う
パラフレーズとは、難しい英語を意味が同様の簡単な英語に言い換えることです。
元の文章の深い理解力の訓練にもなりますし、自分が知っている英語をアウトプットすることにもつながります。

例えば次のように元の文章を中学生レベルの英語にパラフレーズができると良いでしょう。
例文: The accumulation of greenhouse gases in the atmosphere is predominantly responsible for global warming.
(訳:空気中の温室効果ガスの蓄積が主な温暖化の原因である)
パラフレーズ: Too many bad gases in the air make the Earth hotter.
(訳:空気中が悪いガスがたまりすぎて地球が熱くなっている)

パラフレーズには、英英辞典を用いることがおすすめです。
未知の単語に出会った時に英英辞典を引くと、その単語の定義をより簡単な単語で表しているため言い換えの参考になるでしょう。
また、ChatGPTなど、AI相手にニュースの要約などを壁打ちするのも良いかと思います。AIだけを鵜呑みにせずに検証することが必要ですが、さまざまな表現を使うことのヒントになるでしょう。

この3つの方法を繰り返し行うことで、英語のアウトプットのスキルを高めることができます。
一人でも十分に練習できるので、積極的に挑戦してみましょう!

自分がよく使う表現から覚える

日常英会話を覚える際は、自分がよく使う表現から覚えるようにしましょう。
どの場面での会話が上手くなりたいかを想定したときに頻出する表現を優先しましょう。

例えば、ビジネス上で同僚との雑談をしたい場合は、こんな表現が想定されます。
◼️天気
今日は良い天気ですね。””The weather is nice today, isn’t it?””
週末は雨みたいですね。””It seems like it might rain this weekend.””
◼️週末や休暇の予定について:
週末は何か予定がありますか?”” “”Do you have any plans for the weekend?””
次の休暇はどこか旅行の予定はありますか? “”Do you have any travel plans for the next holiday?””
◼️仕事に関連する出来事やニュース:
昨日の会議、いい内容だったと思いませんか?””Don’t you think yesterday’s meeting had good content?””
新しいプロジェクトについてどう思いますか?””What do you think about the new project?””

自分がよく使う表現から優先的に覚えることで、すぐに使える確率が増えてアウトプットもしやすくなるでしょう。

初心者が99%失敗する日常英会話習得法

この章で紹介するのは初心者がやってしまいがちな、日常英会話の誤った習得法をお伝えします。
英語を学び始めの時はモチベーションも高く、なるべく早く結果を出したいと考えることもあるのではないでしょうか?
ただ、誤った勉強法に手を出してしまうことが、かえって遠回りとなり、結果的にモチベーションの低下につながってしまいます。
せっかくの情熱を大切に、正しいステップを踏んで効率よく英会話を習得するようにしましょう。

目的もないまま学習をはじめる

目的がない、もしくは曖昧な目的のまま学習をすることはおすすめできません。
ただ漠然と英会話のスキルを向上させたいと思うだけでは、効果的な学習は難しいでしょう。
英語学習には長期的な継続が求められます。
最初はやる気が溢れていても、日常の忙しさに追われる中で学習の優先順位が徐々に下がることも。
しかし、学習目的を自分のキャリアやプライベートの目標と関連づけることで、継続的に学習する意欲が湧きやすくなります。

効果的な目的の設定方法としては、具体的な数値目標とそれを達成した際の質的な成果を組み合わせるのがおすすめです
たとえば、「TOEICで800点を取得する」という数値目標と、「海外のビジネスパートナーと円滑にコミュニケーションをとる」という質的な目標を同時に設定すると、学習のモチベーションが高まるでしょう。
これにより、具体的な達成目標が明確になり、その結果として得られる利益や変化もイメージしやすくなります。

聞き流しだけする

初心者によく見られる非効果的な英語学習法の一つは、英語の「聞き流し」です。
ただ流して聞くだけでは、特に大人の場合、英語のスキルアップは期待できません。
理由は、難しい単語や表現は、頭の中で単なる雑音としてスルーされてしまうためです。

しかし、スキマ時間に英語を聞くことを否定するわけではありません。
忙しくて机に向かっての勉強時間が取れない時も、自分のレベルに合わせた英文を集中して聞くことが有効な時間の使い方になります。

すでに読んで理解した内容を聞くことで、単語の繋がりや発音のニュアンスを自然に身につけることができます。

英語の音声コンテンツは多数存在しますが、トランスクリプト(正確な台本)付きのものを使うことで、聞きながら読むという練習も可能になります。

ハイレベルな教材を使う

いきなり英語を上達させたいと意気込んで、初心者からハイレベルな教材を使おうとしている方はいませんか?
それは、失敗の元なので推奨できません。

ハイレベルな教材は、初心者が習うことは既に知っているものと仮定しています。
解説が初心者にもわかるような丁寧さがないものも多いです。
そのため、解説の意味がわからないということで立ち止まってしまうこともあるでしょう。
独学だとあまり質問できる環境もないので、途方に暮れて、挫折の原因になってしまいます。

学びはじめのときは、初心者向けにも丁寧な解説をしている教材を選ぶようにしましょう。
それでも、ハイレベルな教材を買っておいて、将来的にこの問題を解くということをモチベーションにするのは悪くはありません。
基礎的な教材で学びながら、時折ハイレベルな教材を参照することで、進捗の確認にも役立ちます。

とりあえず短期留学に行く

とりあえず英語圏への短期留学に行けば、英語力は飛躍的に向上するのではないかと感じている方はいませんか?
実は、短期留学に行っても英語が向上するとは限りません。

実際、短期留学に行ったことのある方ならご存知の方もいるかもしれません。
初日には、テストがあってレベル別に振り分けられます。
下のクラスになると、英語の文法の授業からスタート。分厚い文法書を解くことになります。
そして、同じクラスの日本人とつるむばかりになってしまうことも。

この実態を知ると、せっかく費用をかけて海外に来たということに勿体なさを感じてしまうのではないでしょうか?
もちろん、国内ではできない経験を海外ですることができるため、海外に行くこと自体を否定するわけではありません。
ただし、語学を身に付けるためだけに留学を考えている方は注意が必要です。

日本国内でも、効果的な学習方法を取り入れれば十分な成果が得られます
短期留学の前に、日本での学習方法を見直してみましょう!

初心者が日常英会話を身に着けるための2つのコツ

では、初心者が効果的に日常英会話を身につけるためにはどのようにしたら良いのでしょう?
その2つのコツをお伝えします。

①英語学習を習慣にする

1つ目は、英語学習を毎日の習慣にすることです。
日本で生活していると、日常の中で英語に接する機会は限られてしまいます。
そのため、毎日何らかの形で、英語に触れているという環境を作ることが大切です。

英語に限らず語学全般に言えることですが、「平日0分、週末に3時間だけ勉強」よりも、「毎日10分」という勉強方法の方が時間は短くても向上しやすいのです。
とはいうものの、忙しい学生や社会人、主婦の皆さんはなかなか英語を勉強する時間は取りにくいものです。

忙しい皆さんが少しでも英語に触れられる方法は以下です。
・普段の行動と結びつけて英語を聞く
忙しい毎日の中でも、必ず行なっているルーティンはあるはずです。
例えば、歯を磨く・昼食を食べる・通勤する・夕食を作る・子どもを迎えに行く・皿洗いをする…など、です。
そのような時に、英語のコンテンツをイヤホンで聞くようにするのはいかがでしょうか?いつも絶対に行っている行動なので、忘れることはないはずです。

・常に「英語でなんて言うんだろう?」と考える
普段の会話や思考、見たものや聞いたものについてきっと英語にも表現があるはずです。常に、「今の会話、英語だとどう表現されるのだろう?」と意識して、スマホなどで調べてみると良いでしょう。
その時にその表現を覚えると言うメリットがあるだけではなく、常に英語に興味・関心を持ち続けることができます。

塵も積もれば山となる」というように、少しの行動が大きな結果につながることがあります

②短期的な結果を期待しない

言語学習は長期的な取り組みが必要です。
短期間での大きな成果を期待するのは、時として誤ったアプローチとなることがあります。
例えば、数十の単語を学んだだけで、その言語を流暢に話すことができるとは限りません。
また、文法や会話のニュアンスなど、深く学ぶべき要素は山ほど存在します。

そのため、短期的な目標に固執しすぎると、自分の進捗に対する満足感が得られず、挫折してしまうリスクが高まります。
しかし、長期的な視点で地道に、そして楽しみながら学ぶ姿勢を持つことが、言語習得の鍵となります。
毎日少しずつ勉強し、その過程を大切にすることで、自然と知識やスキルが蓄積されていきます。

毎回の学習の際に、前回よりも何か新しいことを学んだり、前回よりもスムーズに文を作ったりする小さな成功体験を楽しむことが大切です。
これにより、毎日の勉強がより有意義で楽しいものとなり、長期的な目標へのモチベーションの維持にも繋がります。

英語の日常会話に関するよくある質問

最後に、英語の日常会話に関するよくある質問に関してお答えします。

どのくらいの期間で日常会話ができるようになる?

アメリカの言語教育研究期間である「FSI」によると、日本語のような英語とかけ離れた言語話者が英語を日常生活で問題なく話せるレベルまでになるには、約3000時間かかると言われています。

平日に1時間、休日に3時間勉強するというペースだと、約5年ほどかかる計算になります。
ただ、この時間を短縮することは可能です。例えば、常に英語に触れる環境にする、復習を念入りに行い忘却を防ぐ、などです。
英語の学習進行度や現在のスキルによって、必要な期間は異なります

継続のコツは?

英語学習において、継続は極めて重要です。しかし、この継続が難しいと感じる人も多いのが事実です。
それでは、継続が難しくなる主な原因と、その対処法について見ていきましょう。

◼️時間が取れる時と取れない時がある。
仕事や日常の中で、常に一定の時間を確保するのは難しいものです。
固定の勉強時間を設けると、忙しい日に達成できなかったときにモチベーションを失うことがあります。
時間が取れる時に新規の勉強をして、時間が取れない時リスニングで復習をするというルールを決めるのはどうでしょうか?
前述のように、いつも絶対行っているルーティンに結びつけることも有効です。忙しくても、歯磨きはしますものね。

◼️学習意欲が低下してしまう
長期にわたる学習は時として退屈に感じることがあります。
特に、日常の忙しさに追われていると、学習はさらなる負担に感じられます。

やる気を再燃させるための方法として、「楽しむ英語」をおすすめします。
自分の興味や趣味に関連する英語の情報や記事をWEBサイトで探し、読んでみることで新たなモチベーションを得られるでしょう。
たとえば、スポーツ・美容・アニメや映画・買い物…グローバリゼーションの進んだ現在は全て世界的なので、ほとんど英語の情報があります。
そして、既知の情報なので英語が苦手でもある程度意味が取れることも多いです。
この文章をもっと読めるようになりたい!と言う思いが、英語の学習意欲を加速させるでしょう。

◼️完璧主義ゆえに続かない
自分で決めた目標量を毎日100%達成できないと、やる意味がないと感じることは完璧主義の一つの罠かもしれません。
この考え方が続くと、小さな失敗や計画通りに進まない日々が続くと、全体的なモチベーションの低下を引き起こしてしまいます。

例えば、1日20分の学習を目標として設定している場合、ある日10分しか勉強できなかったとしても、それは10分の無駄ではありません。
実際、その10分で得た知識や経験は、次回の学習時に役立つでしょう。

加えて、継続的な学習の中で最も重要なのは、毎日の完璧な達成ではなく、長期的な視点での進捗です。
短い時間しか取れない日があっても、それを積み重ねることで、月や年を通じて大きな進歩を達成することができます。
完璧主義に囚われず、小さな一歩でも前に進む勇気を持つことが、成功への鍵となるでしょう。

独学でも可能?

言語学習、特に英語の習得は、継続的な努力と適切な学習方法によって独学でも十分達成可能です。

初級レベルから始める方には、中学時代に学んだ基本的な単語や文法の復習をまずおすすめします。
単語や文法は、わかりやすい参考書を用いることで独学で学ぶことができます。
この基礎を固めることは、後の学習の効率を大きく向上させる要因となります。

さらに、前述した一人でできるアウトプット活動を日常的に取り入れることで、中級レベル以上の英語力も着実に身につけることができるでしょう。

ただし、真のコミュニケーション能力を高めるには、実際の会話経験が不可欠です。
特に中級以上のレベルを目指している場合、独学だけでは難しい局面も出てくるでしょう。
そのため、英会話スクールでの学習や、言語交換を通じてネイティブスピーカーや他の学習者との実際の会話の機会を増やすことを検討すると良いでしょう。
この実践的な経験は、言語をより流暢にするだけでなく、異文化理解やコミュニケーションスキルの向上もできるでしょう。

基礎学習にオススメの教材は?

初心者が基礎学習を一通りおさらいできる教材を紹介します。

◼️まずは中学英語の基礎を固めたい方….
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
これは大人向けの中学英語の参考書で、各章はイラストを添えて英語の基本を詳しく説明しています。
誤った英文がなぜ違うのか、また似た文法の違いも紹介されており、まるでわかりやすい先生から直接教わっているかのような感覚になります。
例えば、「英語には主語と動詞が必要」という章では、日本語の動詞の説明を「最後がウの口で終わる」というレベルから丁寧に説明しています。
文法用語が難しい方でも手軽に学べる作りになっています。

◼️中学英語を問題演習と合わせて復習したい方
文法解説:『改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
問題集:『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集』リンク
2冊の本は、同じシリーズの本です。文法解説の本は、中学英語の基礎をポイントを押さえて説明しています。
問題集では、基礎学習を元にした中学英語のトレーニングを行うことができます。
2冊の本に共通する特徴として、英語の「読む」「聞く」「話す」「書く」という4つの技能を伸ばすことに重点を置いています。
それぞれの技能のトレーニングのアドバイスや、問題構成にも工夫がなされています。

◼️中学英語から高校英語まで全英文法を網羅したい方…
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』リンク
東進予備校の人気講師である大岩秀樹氏による英文法を基礎から学べる本です。
全26講のうちには、中学の一番はじめに習うbe動詞の超基礎レベルから、高校で習う難しい仮定法まですべて網羅してあり、この1冊で文法の基礎を固めることができます。
語り口も話し言葉で書かれているので親しみやすくなっています。また、巻末にはCHECK問題もついており、自分の理解度を確認することができます。

◼️単語学習を強化したい方…
中学の単語をおさらいしたい方に単語帳を紹介します。
単語帳選びのポイントは「関連性のある語がまとめられている」ことです。
例えば、頻出順だからといって、他の語と関係なく突然「August 8月」が出てきても覚えにくいですよね!?
Augustは1月から12月まで、他の月と一緒に覚えたいものです。Amazonなど通販を利用する際も、サンプルで単語の並び順を確認してご自身が覚えやすいものを選んでください。

中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本
「単語学習はコツコツやるから失敗する!中学3年の英語を1ヶ月で1000語覚える」というコンセプトの単語帳です。
単語を1度に覚えてしまうことで、ストレスなく英語に取り組むことを目指しています。構成も、1日目はgive、eatなどの200語、2日目はsurprised、excitedなどの200語、
など、1日で関連性のある単語を覚えることができるようになっています。そのため、単語がネックになって英語学習が進みにくいと考えている方におすすめの教材です。

日常英会話を学ぶのにオススメのアプリは?

◼️AI英会話スピークバディ
先進的なAIを使用した英会話学習アプリです。実際のシチュエーションを模した800以上のシーンから選び、リアルな会話練習ができます。
アプリ内のイラストが会話の相手として現れるので、会話に没頭できます。さらに、AIがあなたの発音を詳しく分析し、必要な修正点を教えてくれます。””

◼️AI英会話ー無限トーク
生成AIと音声で無限にトークを行うことができるアプリです。
有料版もありますが、無料版でもフリートークなど十分に活用することが可能です。
AIに対して、音声とキーボード入力の2つの手段で返答することができます。
会話に困ったらAIから会話を続けるヒントをもらうこともできます。
発音の判定はありませんが、文法間違いがあればワンポイントアドバイスのコメントがあります。
そのため、文法の間違いを気にせずにどんどん話して、後で合っているかどうかの復習をすることが可能です。

◼️英語物語
単語や文法の問題集を、ファンタジーRPGゲームの形で行うことができるアプリです。
出現するモンスターに対し、英語の問題を解くことで攻撃して進めていくことができます。
ゲームを楽しんでいるうちに英語が身についていく楽しいアプリです。
ストーリーも英文で読み上げられるため、英語に触れる機会も多いです。
普段の英語学習の息抜きとしてもおすすめです。

日常会話レベルの英語力は転職や就活でも生かせる?

日常英会話レベルの英語力は、転職や就活において非常に価値があります。
このスキルを持っていると、国際的なビジネスを行っている企業や、外資系の企業での就職活動がスムーズに進められます。

また、日常英会話の能力は、ビジネス英語の基盤としても機能します。
面接やビジネスミーティングにおいて、基本的な英会話スキルがあることで、コミュニケーションが円滑に行われる確率が高まります。
特に、ビジネスの場では独特な表現が多いものの、その基盤となるのは日常英会話です。
したがって、日常英会話のスキルを磨くことは、ビジネス英語の上達にもつながり、転職や就活の際に大きなアドバンテージとなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、初心者が英語を日常会話レベルまでに話すための勉強法をお伝えしました。
日常英会話をマスターするための道のりは簡単ではありません。
しかし、継続的な取り組みと正しい学習法を組み合わせれば、あなたも自信を持って英語を話すことができるようになるでしょう。

挑戦の過程で得られる経験や自己成長を楽しみながら、目標に向かって頑張りましょう!

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