ChatGPTで英会話も可能?ChatGPTを活用した英語学習法7選!
2022年に誕生したChatGPT。
英語をベースにしているため実は英語学習のツールとしても人気です。
とはいっても
- 活用の仕方がよくわからない
という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
- ChatGPTを用いた英語学習法
- ChatGPTの活用で注意すべきこと
についてご紹介します。
- できる限りお金をかけずに英語を習得したい
- 対面英会話が苦手
- 1人で出来る効率の良い英語学習法を知りたい
このように思っている方にとってChatGPTはまさに救世主です。
ぜひ今回ご紹介する学習法を参考にしてくださいね。
ChatGPTとは
ChatGPTとは、「OpenAI」という組織によって2022年末に開発された、人工知能(AI)技術を基にした対話型のプログラムです。
人間のような自然な言葉遣いで質問に答えたり、会話をしたりすることが可能です。
そのため、開発当初から多くの人に注目され、文章作成や情報の検索、クリエイティブなアイディアなど様々な用途に使われています。
質問への的確な回答や細かな要望にも自然な言葉で応えることができることが、人々を驚かせています。
ChatGPTは進化し続け、いまだにその可能性が探られています。
無料版と有料版のちがい
ChatGPTには無料版と有料版があります。
登録すると、自動的に無料版となります。有料版にアップグレードしない限り、料金がかかることはありません。
有料版は月額20米ドルのサブスクリプション版です。
レートによって異なりますが、日本円にすると約3000円前後です。
有料版に登録すると精度向上や、最新の応用機能を利用することが可能です。
有料版にアップグレードする主なメリットは、以下の3つです。
- 待ち時間の短縮
ChatGPTは、アクセスのピーク時には時々止まる場合があります。
有料版にすると、そのような時でも優先的に利用することができます。
- さまざまな新機能を利用可能
無料版が「ChatGPT3.5」を使用しているのに対し、有料版では「ChatGPT4」を使っています。
より長文に対応した回答や精度の高い回答を得ることができます。
また、プラグインという追加機能を使うことができます。
例えば、Web上の情報を追加したり、PDFなど紙媒体の情報を読み取ったりするなど、驚くべき機能を使うことができます。
- 優先的なサポート
無料版でも、メールでの問い合わせを受け付けておりますが、有料版だと回答を優先してくれる場合があります。
英語学習に用いる場合、無料版のままでも学習に大きな支障が出ることはないでしょう。
ただ、業務で英語を使いたい場合などは、有料版にすることで精度の高さやWebの内容の読み取り、翻訳などが役に立ちそうです。
アプリ版もある
2023年5月にはChatGPTにはアプリ版もリリースされました。
アプリの設定は英語のみですが、日本語での質問にも対応しています。
また、アプリ版には音声入力も可能です。
英語学習者にとっては、自分の発音を確認する良い機会となるでしょう。
英語学習におけるChatGPTの活用法8選
それではさっそくChatGPTを英語学習に最大限に活用するための方法を8つお伝えします。
日常会話の練習
日常英会話の練習にChatGPTは最適です。
ChatGPTは自然な生成文を作ってくれるので、人間に話しかけているような臨場感を味わうことができます。
AIなので、自分の回答の時間もじっくり取れますし、変なことを言ってしまった…と恥ずかしがることもありません。
そのため、オンライン英会話の前の予行練習や、様々な会話のパターンの体験をすることに用いることができます。
日常会話は以下のようなシチュエーションを設定すると良いでしょう。
- 空港でのチェックイン
- レストランでの注文
- 道案内を求める
- 友人との週末の計画
- 面接のシミュレーション
- 病院での受付
- ホテルでのチェックインとチェックアウト
- 趣味についての会話
- 公共交通機関の利用
この中で練習として「空港でのチェックイン」のシュチュエーションを用いてChatGPTと会話をしてみます。
適切にロールプレイで会話をするためには「#条件」の設定が大切です。
下記のように入力してみましょう。
「■空港でのチェックイン
シナリオ: あなたは国際フライトに乗るために空港にいます。チェックインカウンターでパスポートとチケットを提示し、座席のリクエストをするロールプレイをしてください。
条件
- 会話はすべて英語です。
- 私と一問一答形式の短めの会話にしてください。
- もし私の英語のスペルや文法が間違っていたら訂正をいれつつ進めてください。」
このように指示をすると、シナリオと、「#条件」の通りに会話を進めてくれます。
英語での指示の方が精度が高いと言われますが、基本的な英会話であれば日本語の指示でも十分な精度で進めてくれます。
上記の「#条件」はどんなシチュエーションでも使えるので、コピーしてテンプレにしておくと良いでしょう。
(会話例)※ChatGPTは「Check-in Agent」、入力者は「You」としております。
Check-in Agent: Good morning! May I have your passport and ticket, please? (おはようございます!パスポートとチケットをいただけますか?)
You: Yes, here you are. (はい、どうぞ。)
Check-in Agent: Thank you. Just a moment while I pull up your booking. Would you like any specific seating preference today? (ありがとうございます。予約を確認しますので少々お待ちください。今日は特定の座席の希望はありますか?)
You: I’d like a window seat. (窓側の席がいいです。)
Check-in Agent: Certainly! I’ll check the availability for a window seat for you. One moment, please. (もちろんです!窓側の席の空きを確認いたします。少々お待ちください。)
You: OK. (了解です。)
Check-in Agent: I’ve found a window seat for you. Would you prefer to be closer to the front, middle, or back of the plane? (窓側の席を見つけました。飛行機の前方、中央、それとも後方に近い席をご希望ですか?)
You: I prefer to be closer to the front. By the way, was the expression of “”I’d like window side seat.”” correct? (前方に近い席がいいです。ところで、「I’d like window side seat.」という表現は正しかったですか?)
Check-in Agent: Your request for a seat is almost correct, but it would be more natural to say, “”I’d like a window seat.”” Adding “”a”” before “”window seat”” makes the sentence grammatically correct. I’ve noted your preference to be closer to the front. Let me secure that seat for you. (席のリクエストはほぼ正しいですが、「I’d like a window seat.」と言った方が自然です。「window seat」の前に「a」を加えると文法的に正しくなります。前方に近い席を希望することをメモしました。その席を確保しましょう。)
You: Thank you. (ありがとうございます。)
Check-in Agent: You’re welcome! I’ve secured a window seat for you near the front of the plane. Is there anything else I can assist you with today? (どういたしまして!前方の窓側の席を確保しました。他にお手伝いできることはありますか?)
….
このように入力の内容に合わせて柔軟に会話を進めてくれます。
ポイントは、途中で会話に関する質問ができることです。
拙い表現だったとしてもそのまま会話を進めてくれますが、表現について気になったら、””By the way, was the expression of “”I’d like window side seat.”” correct?””(ところで、「I’d like window side seat.」という表現は正しかったですか?)などと質問をしてみると良いでしょう。
会話例のように、Your request for a seat is almost correct, but it would be more natural to say, “”I’d like a window seat.”” Adding “”a”” before “”window seat”” makes the sentence grammatically correct.((席のリクエストはほぼ正しいですが、「I’d like a window seat.」と言った方が自然です。「window seat」の前に「a」を加えると文法的に正しくなります。)
このように自然な英語になるようなアドバイスをもらうことができます。
ビジネス英語の練習
ChatGPTはビジネス英会話においても心強い相棒となってくれるでしょう。
たとえ英語初心者だとしても、英語での業務は英語力アップを待ってはくれません。
時には急に英文ビジネスメールが必要になる時はくるものです。
そのような時、今までのように英文文例集を探して、似たような文を当てはめて…といった作業は不要になります。
ChatGPTでは、適切な定型文を使いながら、状況や要望に合わせた英文メールの作成が可能です。
例えば、下記のような用途のメールを作成することが可能です。
- 新規顧客獲得のためのアプローチメール
- 取引先に対する感謝のメール
- ミーティングの設定または変更の案内
- プロジェクトの進捗報告
- 提案書や見積もりの送付文
- 問い合わせへの返信
- クレームへの対応
指示の例は以下のようなものです。
「ミーティングの設定
指示: 英語圏のビジネスパートナーに対して、プロジェクトの進行状況を議論するためのミーティングを設定するメールを書いてください。日時の候補を提案し、彼らの都合も尋ねてください。」
もちろんビジネス英会話を練習することも可能です。
日常英会話と同じく役割を設定し、ロールプレイングの形で会話を続けることができます。
主なロールプレイの指示文の例は以下の通りです。
・プロジェクト打ち合わせ:
役割: プロジェクトマネージャーとチームメンバー
シナリオ: 新しいプロジェクトのキックオフミーティングを行い、役割分担と期限を設定します。
・顧客との契約交渉:
役割: 営業担当者と顧客
シナリオ: 顧客のニーズに合わせた製品やサービスの提案と、価格や納期に関する交渉を行います。
パフォーマンスレビュー:
・役割: 上司と部下
シナリオ: 従業員の年次パフォーマンスレビューを行い、達成した成果と改善点について話し合います。
・問題解決の会議:
役割: チームリーダーとチームメンバー
シナリオ: プロジェクト中に発生した問題を議論し、解決策を共同で考えます。
このような形でロールプレイを行えば、実際の業務の場での予行演習になります。
何度でも練習可能なので、さまざまなパターンを経験することができるでしょう。
英語についての質問
また、英文法や語彙についてなど、英語についての質問をするのもおすすめです。
ChatGPTは適切な回答量でわかりやすく説明してくれるのが良いところです。
そのため、自分で学びたい人だけではなく人に説明したい時、教えたい時にも有効です。
例えば、以下のような質問をしてみると良いでしょう。
- 基本的な質問「””have been””と””had been””はどのように使い分けるのですか?」
- 文法に関する質問「””who””と””whom””はどのような場合に使い分けるのですか?」
- 語彙や表現に関する質問「””important””の意味で、フォーマルな文章で使える別の言葉はありますか?」
- 発音に関する質問「””though””, “”thought””, “”through””, “”thorough””はどのように発音しますか?」
- 使用法に関する質問「””whom””を使うのはどのような状況ですか?」「将来の出来事について話すとき、””will””と””going to””はどのように使い分けるのが良いですか?」
回答に納得ができなかった場合は、何回でも追加で質問してみましょう。
人相手だとつい遠慮して分かったふりをしてしまう、そのような場合にもAI相手なら何度でも質問することが可能です。
英語日記や英作文の添削
英語日記や英作文の添削も、ChatGPTの活用法の一つです。
英語日記は、英語力のために効果的な勉強法の一つ。
ですが、一人で完結してしまうと合っているかどうかわからず、自分の書きたいことが書けなくなりがちです。
そこで、ChatGPTは強い味方になってくれます。
活用法としては、まず自分の思うように英文を作成してから添削をするのがおすすめです。
英語日記を添削してもらう時、以下のようなフレーズを用いると良いでしょう。
- Are these sentences grammatically correct?(文法的にあっている?)
- How would you say them naturally like a native?(ネイティブだったらなんていう?)
また、日記の内容そのものに対する感想をもらうのも良いでしょう。
ChatGPTは内容に触れながら共感してくれるため、今後英会話をするのに必要なコミュニケーションの参考にすることもできます。
- I’d love to hear what you liked about my diary entry. (私の日記のエントリーについて、あなたが何を気に入ったか聞きたいです。)
- Could you tell me what parts of my journal you found most interesting? (私の日記のどの部分を最も興味深いと感じたか教えてもらえますか?)
- I’m curious to know which aspects of my writing you enjoyed the most. (私の書き方のどの側面を最も楽しんでくれたか知りたいです。)
- What was your overall impression of my diary entry? (私の日記のエントリーに対する全体的な印象は何でしたか?)
英作文に関しては、ChatGPTが回答や解説を作ってくれるので、オリジナルの問題を作ることもできます。
例えば、本を読んでいて良いと思ったフレーズ、感銘を受けたブログの一文など、翻訳したいと思った英文を題材に英作文の問題を作ってみるのもおすすめです。
大学受験や英検などで、英作文を継続的に練習したいときに役立てることができるでしょう。
英作文の添削は、英語日記と同様に、””Are these sentences correct gramatically?(文法的にあっている?)””など質問します。
また、原文と英文を提示して、原文の意図が正しく伝わる英文になっているか質問することができます。
内容まで読み込めるChatGPTならではの活用法です。
- “”Could you please review my essay and provide feedback on its clarity and whether my intentions are accurately conveyed?””(私の英作文を見て、その明瞭さと意図が正確に伝わっているかフィードバックをもらえますか?)
- “”I’m seeking advice on how to ensure my original meaning is clearly understood in this essay. Could you help?””(このエッセイで私の元の意味が明確に理解されるようにするためのアドバイスを求めています。助けていただけますか?)
- “”Can you check if the intent of my writing is effectively communicated and suggest any improvements?””(私の書いた意図が効果的に伝わっているかチェックして、改善点があれば提案してもらえますか?)
- “”I’d appreciate your feedback on the coherence of my essay and whether the message I intended to convey comes across clearly.””(私のエッセイの一貫性と、伝えたいメッセージが明確に伝わっているかについてのフィードバックをいただきたいです。)
フィードバックを基に修正後、改めてチャットに送ってみましょう。改善された点や、さらに改善すべき点を提示してくれるはずです。
英語で悩み相談
ChatGPTに悩み相談を行い、メンタルケアに利用する人もいます。
中立的な意見で、人に相談する時の恥ずかしさも少ないため、自分の心を打ち明けることができるのです。
この悩み相談を英語で行ってみることは、英語力アップに有用です。
悩み相談を考えるには、日常生活と異なる語彙や表現を使う必要があります。
また、様々な感情を表す言葉も、悩みを書く過程で身につけることができます。
英語での表現を考える過程で思考が整理され、結果として抱えていた悩み自体も軽減されることがあります。
悩みはどのようなものでも問題ありません。
例えば「職場の人間関係、特に上司が厳しくて悩んでいる」という悩みをChatGPTに打ち明けてみましょう。
“”Hi ChatGPT, I’ve been struggling with some workplace relationships recently, especially with how my boss gives feedback. Their approach feels very harsh to me, and it’s something I find myself dwelling on long after the conversation has ended. This is making it hard for me to stay calm and focused at work. Do you have any advice on how to deal with this situation and maintain a peaceful state of mind while working?””
(こんにちは、ChatGPT。最近、職場の人間関係に苦労しています。特に上司からのフィードバックの仕方が私には厳しすぎるように感じます。そのため、会話が終わった後も長く引きずってしまいます。これが仕事に集中し、穏やかでいることを難しくしています。この状況をどう扱い、仕事中に心穏やかな状態を保つためのアドバイスはありますか?)
すると、ChatGPTからは以下のような回答が返ってきます。
“”I understand how difficult it must feel to receive harsh feedback from your boss. Remember, feedback is about your work, not your worth as a person. It might help to discuss your feelings with someone you trust, seek clarity on how you can improve, and focus on self-care to maintain your emotional balance. You’re doing your best, and that’s what truly matters.””
(上司から厳しいフィードバックを受けるのは辛いことだと思います。フィードバックはあなたの仕事についてのものであり、あなた自身の価値についてのものではありません。信頼できる人と感じていることを話し、どう改善できるかについて明確にすると良いでしょう。また、自己ケアに注力して感情的なバランスを保つことが大切です。あなたは最善を尽くしています、それが真に重要なことです。)
中立的で、優しく寄り添ってくれる回答を提供してくれるのもChatGPTの特徴の一つです。
また「行動を起こすためのアドバイスがほしい」「〇〇文字以内でまとめて欲しい」などのカスタマイズも可能です。
心を穏やかにする習慣の一つとして取り入れてみるのはいかがでしょうか。
ニュース記事の要約
ChatGPTは内容の要約にも長けています。
英語のニュース記事をはじめ、さまざまなWebサイトなどの内容をかいつまんで説明してくれることができます。
英文を読む前の予習としても有効ですし、要約の方法を勉強するのにも役立ちます。
大学受験や英検などにも要約問題が出題されることがあるため、効果的な試験対策をすることもできるはずです。
無料版では、長文をコピー&ペーストして要約を依頼します。
有料版にアップグレードすると、Webサイトをそのまま読み込んだ上で要約をすることが可能となります。
さらに、有料版で使えるプラグイン「WebPilot」を用いることでより精度の高い要約を行うことができます。
下記のようなフレーズを用いて要約をすると良いでしょう。
“”Could you provide a brief summary of this text?””
(このテキストの簡潔な要約を提供していただけますか?)
“”Can you summarize this article in a few sentences?””
(この記事を数文で要約してもらえますか?)
“”Could you please summarize this text in about 120 characters?
(この記事を120文字で要約してくれますか?)
“”Can you highlight the key points from this text?””
(このテキストの主要なポイントを強調してもらえますか?)
試験対策として要約したい場合は、まず自分で要約を行った上で、要約ができているかどうかの検証に使うのがおすすめです。
次のようなフレーズを用いてみましょう。
“”I’ve summarized this text and would like to know if my summary is accurate. Could you review it and provide feedback?””
(このテキストを要約したのですが、私の要約が正確かどうか知りたいです。レビューしてフィードバックを提供していただけますか?)
また、特定の観点から要約を検証したい場合のフレーズは以下です。
“”I’ve summarized this text focusing on [specific aspect, e.g., the main argument, key findings, thematic elements, etc.]. Could you review my summary to ensure it accurately reflects this perspective?””
(このテキストを[特定の側面、例えば、主な議論、主要な発見、テーマ的要素など]に焦点を当てて要約しました。この観点を正確に反映しているかどうか、私の要約をレビューして確認していただけますか?)
好きな洋楽を翻訳
洋楽を聞くのが趣味の方は、ぜひ英語学習に役立ててみましょう。
ChatGPTはGoogle翻訳と異なり、歌詞の意味を理解しながら翻訳を行う点で優れています。
ChatGPTに洋楽の翻訳を依頼するにあたり有効なフレーズは以下の通りです。
・特定の部分の翻訳を依頼するフレーズ:
“”Could you translate the chorus of this song for me?””
(この曲のサビを翻訳してもらえますか?)
・全体の翻訳を依頼するフレーズ:
“”Can you provide a full translation of this song?””
(この曲の全体を翻訳して提供してもらえますか?)
・意味や解釈を求めるフレーズ:
“”What’s the message behind these lyrics? Can you explain it after translating?””
(これらの歌詞の背後にあるメッセージは何ですか?翻訳した後で説明してもらえますか?)
洋楽の気になる歌詞の意味を分かっておくと、理解が深まりその曲がより好きになるはずです。
確認問題で理解度チェック
ChatGPTを使えば、興味のある英語のWebサイトや文章で問題を作ることができます。(Webサイト読み込みは有料版のみ)
長文を提示して確認問題を作ってもらうことが可能です。
受験前に参考書を解き尽くしてしまって、新たな力試しができます。
英語を教える立場の場合にも有効です。テストなどの問題作成の工数が減ることになるでしょう。
理解度をチェックするための質問は以下のようなものがあります。
・一般的な理解度チェックの問題を依頼するフレーズ:
“”Could you create some comprehension questions based on this text?””
(このテキストに基づいた理解度チェックの問題をいくつか作成してもらえますか?)
・多肢選択式の問題を依頼するフレーズ:
“”Can you create multiple-choice questions for this text to check understanding?””
(このテキストを用いた多肢選択式の理解度チェックの問題を作成してもらえますか?)
・短答式の問題を依頼するフレーズ:
“”Could you provide short-answer questions to test comprehension of this content?””
(このコンテンツの理解をテストするための短答式の問題を提供してもらえますか?)
また、英語初心者であれば、習った文法の確認問題を作成してもらうことも可能です。
例えば、「英語の助動詞に関する穴埋め問題を中学生レベルの単語を用いて作ってください」などのように指示することが可能です。
文法を学び直した後の確認として、挑戦してみると良いでしょう。
ChatGPTの注意点
ChatGPTは英語学習の大きな助けとなりますが、使用する際にはいくつか留意すべき点があります。
最新の情報ではなく間違いもある
ChatGPTの情報は最新でないことがあります。無料のChatGPT3.5版では、2021年9月以降の情報を提供していません。
そのため、時に情報が古いこともあります。(なお、有料版にアップグレードしたChatGPT4では、Webブラウジング機能が搭載されているため、最新の情報を得ることができます。)
また、誤った情報を提供することがあります。英語の翻訳文を基にしていることと、Webサイトなどを学習したデータに基づいていることが誤っている理由です。
そのため、情報の精度に関してはChatGPTの情報をうのみにせず、必ず別途リサーチをしてからの確認をすることをおすすめします。
専門的すぎる内容には正確性に欠ける
ChatGPTは、ネット上の情報を大量に学習することで回答を生成しています。
そのため、専門的な内容に関しては正確性を欠くことがあります。
例えば、法律や医療に関しては、嘘の情報を最もらしく回答してしまうことが話題になっています。
過去には、判例をChatGPTで出力した弁護士が処罰されることになる事例もありました。
また、医療系の情報は間違った情報を取り入れてしまうことで命に関わる可能性もあります。
そのため、専門的な情報はChatGPTを利用せずに公式情報を調べるようにしてください。
企業の機密情報や個人情報の投稿はNG
ChatGPTは質問された内容を学習データとして取り込みます。
そのため、企業の機密情報・個人情報を入れてしまうとそれが学習されてしまい関係ない人の回答として使われてしまう可能性があるのです。
情報漏洩のリスクがあります。
そのような事態を防ぐため、個人情報・企業情報は質問に含めないようにしましょう。
含めないと質問できない場合は名前をイニシャルや仮名にするなどの工夫をすることが必須です。
言葉遣いには注意が必要
ChatGPTは、基本的にどんな言葉遣いでも、一定の回答を提供します。
ただ、面白いことに丁寧に依頼をした方が、精度の高い出力結果が出ることが実験で示されています。
例えば、「〇〇の例を出せ」よりも「〇〇の例を出してください」「〇〇の例を出していただけますか?」の方が多くの例が出るというのです。
そのため、より精度の高い結果を出したいときは、ChatGPTに丁寧にチャットを打ってみるのがおすすめです。
また、より具体的、明確であったほうが自分の望む回答が出やすいです。ここは何度も試行錯誤することができます。
最終的に自分の望む結果になったら、「今の結果を1回の質問で出すためにはどのように聞けばよかったでしょうか?」など聞いてみると良いでしょう。
ChatGPTを使ったNG学習法
ChatGPTはとても便利で、すぐに回答を出してくれるがゆえに、使い方を間違えるとあまり良い英語学習にならない場合があります。
NG学習法とその改善法を紹介します。
すぐにChatGPTを使う
英作文や英語日記、翻訳の勉強をしている際に、すぐにChatGPTを使うことはおすすめできません。
すぐに答えを見てしまうことは、自己の思考プロセスをスキップすることになり、結果として学習内容の記憶定着率が低下する恐れがあります。
まずは自分で考えて最後まで作成した文章の校正や添削を依頼するという形で聞くのが学習としては最適です。
発音をしない
ChatGPTでの学習はチャットベースです。そのため、スピーキングで必要な発音やイントネーションを鍛えるアウトプットが不十分になりがちです。
その改善策は「音声読み上げ」です。今はテキストから自然な英語の音声で読み上げてくれるアプリもあります。
そういったアプリと組み合わせて、添削された文章を読み上げる習慣をつけることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ChatGPTは、さまざまな可能性があり、使い方次第で大きく英語学習を向上させることが可能なツールです。
ぜひ効果的な使い方をして、英語学習の相棒としてくださいね。
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