TEDを使った最強英語学習法を伝授!おすすめ動画も紹介

活きた英語を学びたくて映画を英語学習に取り入れているけど、難しすぎてついていけない…。
英語のリスニング教材は、いつも中身が似たり寄ったりで飽きてしまう…。

そんな人たちにおすすめなのが「TED」を使った英語学習です。

この記事を読めば

  • TEDとは何か
  • なぜTEDが英語学習に最適なのか
  • TEDで効果的に英語を学習する方法
  • レベル別おすすめのTED動画

などがわかりますよ。

TEDを上手に使えば、リスニング力や表現力、スピーキング力といった英語の総合力を効果的に伸ばしていくことができます。

ぜひTEDを英語学習に取り入れ、活きた英語を楽しく学んでいきましょう。

「TED」とは?

「TED」は、アメリカに本部を置く非営利団体(あるいはLLC=有限責任会社)です
世界的に有名な講演イベント「TED Conference」の開催団体として知られています。

1984年に創設されたTEDは、””Technology, Entertainment, Design””(技術、エンターテイメント、デザイン)の頭文字から名づけられたことからもわかる通り、最初はエンターテイメントやデザインの分野に焦点を当てたカンファレンスが中心でした。

現在はそれらに加え、科学、文化、教育、ビジネス、社会的な問題など、幅広いトピックが扱われています。
また女性に関する課題や問題を議論する「TED Women」や、世界中から集まったTEDファンやコミュニティメンバーによる交流イベント「TED Fest」といったものも開催しており、その活動内容は多岐にわたります。

「TED Talks」とは?

「TED Talks」とは、TEDによる無料動画配信サービスです。
TEDが開催するカンファレンスやイベントでの著名人の講演の一部を、動画として配信しています。
英語学習で言う「TED」とはこの「TED Talks」を指すのが一般的です。

TEDで扱う内容がエンターテイメントから科学といったものまで多岐にわたることからもわかる通り、TED Talksで配信される動画も様々な分野のものがあります。

例えばマイクロソフト創業者ビル・ゲイツやスペースXの創業者イーロン・マスク、有名俳優のヒュー・ジャックマンや女子テニスプレーヤー セリーナ・ウィリアムズなどもTEDで講演した著名人です。

TED Talksは世界中で数十億回以上視聴されており、英語学習者においても新しい考え方や視点に触れながら活きた英語を学ぶ教材として注目を集めています

「TED Talks」はどこで視聴可能?無料?

TED Talksは、以下3つの方法で視聴できます。

①TEDの公式ウェブサイト
TEDの公式ウェブサイトであるted.comでは、数千に及ぶトークが無料で視聴できます。様々なトピックや分野に関するトークがあり、新しいトークも定期的に追加されています。また、トークの検索やフィルタリング機能も利用できます。

②TEDの公式YouTubeチャンネル
TEDの公式YouTubeチャンネルでも、多くのトークが無料で視聴できます。YouTubeを利用することで、便利なプレイリストや関連動画を探すことができます。

③TEDアプリ
TEDアプリは、スマートフォンやタブレットでTED Talksを視聴するための便利な方法です。iOSおよびAndroidデバイス向けに利用可能で、オフラインでの視聴も可能です。

TED TalksではなくTEDのYoutubeチャンネルでは一部有料のコースもありますが、基本的にすべて無料で視聴できます。

TEDが英語教材として最適な8つの理由

TEDは英語教材として非常に優れています。
なぜなら以下8つの特徴があり、映画やドラマといったものより英語学習に適しているからです。

①日英の字幕スクリプトつき
②短い動画が多く負担が少ない
③聞き取りやすい英語が多い
④いろんな人の英語の聞き取り力がつく
⑤トピックの幅が広い
⑥優秀な検索機能
⑦再生速度を調整できる
⑧プレゼン力や伝え方も学べる

また講演そのものは英語教材のように英語学習者向けに作られているわけではないため、活きた英語を学ぶという点でも◎です。

TED動画の8つの特徴について詳しく見ていきましょう。

①日英の字幕スクリプトつき

TED動画には日英の字幕スクリプトがついています
日英字幕スクリプトつきの動画は珍しくありませんが、その大半がAIによる自動生成字幕であり、話されている内容が正しく表示されていないケースも少なくありません。

その点、TEDの字幕は自動生成ではなく動画で話されている内容が正確に表示されるため、正しく学べるのが◎ですね。

正確な日英字幕スクリプトは動画を使った英語学習で必須です。

なぜなら英語字幕を確認しながら英語の音を聞くことで英語の音と文字が結びつけられ、音声知覚(=英語の音を、単語や熟語として認識する能力)が向上するからです。
音声知覚が向上することで、英語の音を素早く正しく捉えられるようになり、リスニング能力アップにつながります

また日本語字幕があることで、英文の内容がつかみやすくなり学習効率が向上します。

正確な日英字幕スクリプトがあるTEDは、英語学習にぴったりです。

②短い動画が多く負担が少ない

映画やドラマは、実際に使われている活きた英語を学ぶのにぴったりの教材です。
一方でドラマは約1時間、映画は2時間程度のものが多く、気軽に取り組めるとは言えません。
さらに話すスピードも速かったりスラングも多かったりと、1時間2時間の動画すべてを見るのはかなり負担が大きいもの。

TEDには20分程度の動画が多くあります。
5分程度の短い動画もたくさんあり、英語学習者にとっても取り組みやすいです。
出勤中の電車の中や寝る前の10分など隙間時間に動画視聴できる他、集中して取り組めるのが◎ですね。

③聞き取りやすい英語が多い

映画やドラマは当然ですが英語学習者向けに作られていません
話すスピードは速く、その国の文化や習慣、流行りといったものを知らないと理解できないものも多いです。
さらに効果音などもつくため、ドラマや映画の英語の聞き取りはかなり難易度が高いもの。

TEDも英語学習者向けに作られたものではありませんが、映画やドラマに比べずっと聞き取りやすいです。

なぜならTEDは基本多数に向けたスピーチであり、講演者も「伝わりやすい英語」を意識的に話しているからです。
適切なスピードや易しい表現が使われており、自然でありながらわかりやすい英語になっています。

もちろん余計な効果音もないため英語に集中しやすいのもポイントです。

④いろんな人の英語の聞き取り力がつく

英語は世界の共通語であり、15億人以上の英語話者がいます。
その内英語を母国語とするネイティブはわずか20%程度であると言われており、いかにノンネイティブが多いかがわかりますね。

よく英語の違いとして取り上げられるのは「アメリカ英語」と「イギリス英語」ですが、世界にはそんな2つでは括れない様々な英語が存在します。

TEDの講演者の国籍は様々です。

TEDで英語学習をすることで滅多に英語教材では出会うことのない、ナイジェリア人が話す英語やフランス人が話す英語などに触れることができ、世界中の英語を学ぶことができます。

また登壇者は年齢やバックグラウンド、職業等も色々です。

同じ地域で育った人であっても、社会的地位や年齢などで話し方は変わってくるものですが、TEDならそういった面でも様々な英語を聞くことができます。

多種多様な英語に慣れリスニング能力が向上するのはもちろん、実際にコミュニケーションをとる場面でも、色々な国、年齢の人と会話がしやすくなりますよ。

⑤トピックの幅が広い

TEDのテーマは多岐にわたります。
エンターテイメントやスポーツ、音楽やテクノロジーなど、そのテーマは実に多彩です。
フェミニズムやドラッグに関することなど、英語教材ではなかなか出会わないようなテーマもあります。

TEDで様々なジャンルの英語を学ぶことで、幅広い単語や表現、英語を理解するための背景知識が身につきます。
日本のニュースや新聞といったものを見聞きするだけでは出会うことのない、新しい視点や意見に触れられるのも魅力です。

もちろん自分の興味のある分野を集中的に見るのも◎です。
TEDのテーマは幅広いため自分の興味に合ったものが見つかり、楽しく学習を進めていけるでしょう。

⑥優秀な検索機能

TEDは検索機能が充実しており、自分に合った動画が見つけやすいです。

例えばTED talksのサイトへ行くと、上部に以下のような検索方法が表示されています。

  • 動画の長さ
  • 字幕言語

日本語/中国語/ポルトガル語など

  • トピックス
  • キーワード

動画の長さは0-6分/6-12分/12-18分/18分以上の4つから選ぶことができます
字幕言語は日本語が選択可能で、多くの動画で日本語字幕が用意されています。
トピックスはテクノロジー/アート/教育/女性/経済など約20ジャンルあり、さらにその中で細分化されたテーマから選択可能です。
キーワード検索では、自分の見たい動画のキーワードを入れることで、関連した動画を表示させることができます。
例えば「再生可能エネルギー」について知りたいなら、「Renewable Energy」を検索窓に入れることで関連動画が表示される仕様です。

またそれらは古い順・新しい順・関連性順・最も視聴が多い順に並べ替えることができます。

現在TEDには数千本にもおよぶ多くの動画がありますが、この検索機能を使うことで自分の興味に合った動画を見つけることができるでしょう。

⑦速度を調整できる

TEDでは動画の再生速度が調整可能です。

再生速度を変えることで負荷が調整でき、1つの動画で様々な使い方ができます。

例えば通常の速度でリスニングやシャドーイング、リプロダクショントレーニングを行った後、0.75倍速でディクテーショントレーニングを行い、最後に1.25倍速で聞き取りの理解度をチェックするといった方法です。

また興味のある内容の登壇者のスピーチが自分の英語レベルでは理解するのが難しかったとしても、再生速度を遅くし丁寧に聞き取っていくことで対応することもできます。

再生速度を変化させることで、自分の英語レベルに合った負荷に調整できるのが良いですね

⑧プレゼン力や伝え方も学べる

TEDの講演の様子は、抑揚や強調の仕方など「伝わりやすい英語」を学ぶ最高の教材です。
ポイントとなるキーワードはゆっくりと強く発話したり、わざと2回繰り返したりといったテクニックはプレゼンやビジネスシーンでの話し方の参考になります。

また身振り手振りや目線の配り方も多いに参考にしたいものです。
例えば講演者は大事な箇所でゆっくりと大きな動作をとり、観客の注目を集めていることがわかります。
また一人一人に目線を移しながらスピーチし、自分に語りかけているように思わせるテクニックもよく使われています。

これらのジェスチャーや視線の移し方をビジネスシーンでも取り入れることで、英語力+αの説得力をもたせることができるようになりますよ。

TEDを使った英語勉強法

ご紹介した通り、TEDは英語学習教材としても非常に優れています。
一方でただ闇雲に動画を見るだけでは、効率的に英語力を上げていくことはできません。

ここからはTEDを使った具体的かつ効率的な英語勉強法をご紹介します。

①まずは日本語字幕で楽しむ

英語上級者以外は、まず日本語字幕をつけた状態でTEDを視聴しましょう。
なぜならTEDは英語学習者向けに「手加減された英語」ではないため、全体の英語レベルは高めだからです。
いきなり英語のみでTEDを見ても意味が捉えられず、次のステップにいくまでに時間がかかり、結果として勉強効率が下がってしまいます。

日本語字幕と一緒に動画を視聴し、トーク全体のテーマや流れを把握しておいてください。

②英語字幕で視聴

日本語字幕で動画のおおまかな内容を把握したら、次は英語字幕を見ながら動画を視聴しましょう。
ここでの目的は2つ。

  • 英語の音と文字(単語やフレーズ)を結びつけること
  • 意味がわからないところの把握

です。

まず動画の音を聞きながら、字幕を一緒に追っていきましょう。
単語と単語が結びつき違う音になっている箇所などを含め、英語の音と文字を結び付けていきます。

またこの段階でわからない箇所には下線などをひいておいてください。
あとで見直したときに、どの箇所を辞書などで調べればよいかわかりやすくしておくためです。

ちなみに日本語字幕の後に英語字幕つきで見たのにも関わらず、英語の意味がほとんど入ってこない場合、動画が自分の英語レベルに合っていないことが考えられます
動画レベルを下げたり、スピードを遅くするなどしてください。

③字幕を見ながら発音

字幕と音を結び付けたら、次は字幕を見ながら発音していきます。
とは言え、いきなり英語音声と同じスピードで発音するのはかなり難しいものです。

一文ずつ止め、自分のペースでまずは発音してみる。
小さな声でも構わないので、英語音声に合わせ発音してみる
といったことから始めていきましょう。

何回も繰り返すうちに抑揚を付ける場所や発音などもわかってきますし、慣れて段々と音源のスピードについていけるようになっていきます。

④わからない単語・表現を調べる

この段階で意味がわからない単語や表現は辞書などで調べましょう
ただし調べすぎはNGです。
どうしてもわからない単語や初めて見た単語のみ調べるなどに留めておいてください。

すべて完璧に調べていくと、前後関係などから意味を推測する力が育ちません。

⑤字幕を見ずにリプロダクション

③と④を実施し、英文の意味を思い浮かべながらスムーズに発話できるようになったら、次はリプロダクションに入ります。

リプロダクションとは、聞こえた英語音源を再生・再現する学習方法のこと。
単なる音真似ではなく、英文を理解した上で再現することを目指す点がリピートと大きく違う点です。
リプロダクショントレーニングをすることで英文構造の理解が深まり英語を組み立てる力が向上します。

字幕を見ずにリプロダクションすることで、視覚情報に頼らずに英文がスムーズに口からでてくるようになり、次に行うシャドーイングも各段にやりやすくなります。

⑥シャドーイング

リプロダクションが終わったら、シャドーイングを実施していきます。

シャドーイングとはスクリプトを見ずに、聞こえた音源の2~3単語後を追いかけるように発話するトレーニング方法です。
音と文字(単語やフレーズ)を効率的に結びつけることができ、音声知覚が向上します。

元々シャドーイングは音を聞きながら話すというかなり負荷の高いトレーニング方法です。
さらにTEDという英語教材向けに作られたものではない英語をいきなりシャドーイングするのは、かなり難易度が高くなってしまいます。
そのため発話することに集中するあまり頭の中で意味がイメージできなかったり、逆に意味に集中しすぎて発話が疎かになってしまったりといったことが起こりがちです。

必ずリプロダクションで英文構造や意味、音のリズムや発音といったものを頭に入れてからシャドーイングを行うようにしましょう

⑦④と⑤を何度も繰り返す

最後に④と⑤を何度も繰り返しましょう。

音と文字のつながり、そしてその意味などを意識しながら、すらすらと発話できるようになるまで何度もトレーニングを行ってください。

何度も繰り返すことでTED内にでてくる単語や英文構造、そしてその発音などがしっかりと知識として定着し、実際に使える英語になっていきますよ。

TEDで英語学習する際のコツ

ご紹介した通り、TEDは活きた英語を学ぶのに適した優れた英語教材です。

一方で英語学習者向けに作られたものではないため、(動画にもよりますが)難易度は高いと言わざるを得ません。

以下でご紹介するTEDで英語学習する際のコツを参考に、自分に合った動画で適切な負荷をかけながら学習をすすめていきましょう。

まずは自分が理解しやすいものを選ぶ

何度も書いていますが、TEDは難易度が高めです。
まずは自分が理解しやすいジャンルのものから動画を選ぶようにしましょう

専門性が高いものは専門用語や専門知識がないと理解できないことも多く、おすすめできません。
また日本語でもよくわからないトピックを英語で理解するのは難しく、やはりこちらもおすすめできません。

例えば2019年に行われた「How the gut microbes you’re born with affect your lifelong health」というタイトルの講演。
日本語訳は「あなたが生まれつき持っている腸内微生物が生涯の健康にどのような影響を与えるか」です。
スクリプトを見てみると馴染みのない生物学系の英単語がたくさん使われており、講演者の英語自体はクリアで聞き取りやすいにも関わらず難易度はかなり高くなってしまっています。

教育やスポーツといったジャンルの馴染みのある日常的なトピックを選び、英語そのものに集中できるようにしていきましょう。

興味があるテーマを選ぶ

上記の通りよほどの英語上級者ではない限り、日常的な内容で理解しやすいTED動画を選ぶことが大切です。

一方で一般的には難しいと思われているトピックでも、自分が好きだったり興味があったりする場合は、もちろんそれを選んでも大丈夫です。
例えば先ほどご紹介した「How the gut microbes you’re born with affect your lifelong health(あなたが生まれつき持っている腸内微生物が生涯の健康にどのような影響を与えるか)」も、一般的にはとっつきにくいと思われている分野ですが、生物学や人間の身体についての知識があったり興味があったりする人にとっては、読みやすいトピックと言えるでしょう。

結局大切なことは「継続すること」であり、自分が続けやすい内容のものを選ぶことが重要なのです。

知らない単語・表現は自分で調べる

知らない単語や表現は、自分でしっかりと調べるようにしてください。

日本語字幕を見てわかった気になるのでなく、単語の意味や構文などを理解し「使える英語知識」になるようにしていきましょう。

例えば「The workers threatened to strike for better pay.」という文章を考えていきましょう。
日本語訳の「労働者たちは賃上げを求めてストライキを起こすと脅した。」を読んだだけでわかった気になってしまうと、「strike」は日本語で言う「ストライキ」と同じだと安直に理解してしまいがちです。
しかしstrikeは「ストライキ(労働争議)」という意味以外にも以下のようなものがあります。

  • 消去する
  • 興味を引く
  • 引き起こす
  • 感情を呼び起こす
  • 打つ

このことを理解していないと、「The idea struck me as strange.(=その考えは違和感を引き起こした。)」といった文章が出てきたときに意味が理解できません。

また英語中上級者などでTEDを使った英語学習に余裕がある人は、類義語などを一緒にチェックしておくと、一歩進んだ英語力をつけることができおすすめです。

一度ですべて完璧に理解しようとしない

何度も言いますが、英語学習者向けに手加減されていないTEDは難易度が高いです。

よほど上級者であったりそのトピックに精通していない限り、一度ですべてを完璧に理解するのは無理です。

最初から完璧に理解する必要はありません。
単語や文法、その使い方など細かいところまで調べすぎるあまり、肝心なアウトプットまでたどりつけないのは本末転倒です。

上記のように単語を調べつつリプロダクションやシャドーイングを実施することで、だんだんと自然に内容が理解できるようになりますよ。

初心者は基礎単語・文法を並行して学習する

TEDは英語学習者向けに手加減されていません。
そのため英検3級以下、TOEIC400点以下といった英語初心者にとってはかなり難しく感じるでしょう。

英語初心者はTEDと並行して基礎的な英語力向上を目指しましょう。
英単語なら「ターゲット1900」を、英文法なら「大岩のいちばん初めの英文法」をおすすめします。
まずはこの2冊をしっかりとやり込み、英語の土台を作っていってください。

また英語中級者以上は、TEDと並行して「キク英文法」を活用しましょう。
聞く英文法で実践的な文法を学び、TEDでその使われ方を確認することで、実際に使える英語力になっていきますよ。

TEDで人気のおすすめ動画9選

最後にレベル別TEDで人気のおすすめ動画を9つ紹介します。

初心者におすすめの動画

まずは英語初心者におすすめの動画です。

Why I’m Done Trying to Be Man Enough

アメリカ合衆国の俳優、映画監督、プロデューサーであるジャスティン・バルドーニ(Justin Baldoni)による講演です。
Why I’m Done Trying to Be Man Enough(男らしくある努力をやめた理由)というタイトルからもわかる通り、「男性性に対する社会的な期待について」と彼の考えを語っています。
動画時間は約18分と少し長めではあるものの、語り口がゆっくりで使われている単語も比較的易しいものが多いので、初心者でもわかりすいです。

The Happy Secret to Better Work

ショーン・エイカー(Shawn Achor)は、アメリカ合衆国の著名な幸福学者、講演者、著述家です。
The Happy Secret to Better Work(より良い仕事をするための幸せな秘訣)というタイトルのこの講演では、幸福と成功の関係が語られています。
エイカーは幸福が成功をもたらすのではなく、逆に成功が幸福をもたらすという一般的な見解を覆す興味深い考え方を提案しており、新しい視点から幸福と成功について考えるきっかけとなるでしょう。
動画時間は約12分とTEDの中では比較的短く、またゆっくりはっきりとした英語のため、初心者も取り組みやすくなっています。

All it takes is 10 mindful minutes

イギリスの作家・講演者であるアンディ・プディコム(Andy Puddicombe)による講演です。
All it takes is 10 mindful minutes(必要なのは10分の心構え)というタイトルの通り、毎日10分間のマインドフルネス瞑想がどれほどの効果をもたらすかについて語られています。
約10分の短い動画で取り組みやすい他、かなりわかりやすいイギリス英語で語られており、英語初心者向けの内容となっています。

中級者におすすめの動画

英語中級者には以下3つの動画がおすすめです。

Your Body Language Shapes Who You Are

ハーバード大学ビジネススクールの教授であるエイミー・カディ(Amy Cuddy)による講演です。
Your Body Language Shapes Who You Are(ボディランゲージがあなたを形作る)というタイトル通り、身体言語がどのように自信や成功に影響を与えるかについて語られています。
動画時間は20分ほどありますが、ゆっくりはっきりとした語り口なため、英語中級者レベルなら十分取り組める内容になっています。

The Power of Introverts

アメリカの作家および内向性に関する専門家であるスーザン・ケイン(Susan Cain)による講演です。
内向的な性格を持つ人々が持つ特性や価値について説明し、なぜ彼らの存在が重要かを語っています。
テーマ自体も興味深く、また聞き取りやすい英語が使われているため、英語中級者以上なら楽しみながら動画にとりくめるでしょう。

10 Ways to Have a Better Conversation

アメリカのジャーナリストであるセレステ・ヘドリー(Celeste Headlee)による講演です。
10 Ways to Have a Better Conversation(より良い会話をするための10の方法)というタイトルに沿って講演は進みます。
聞くことの重要性や有効なコミュニケーションの技術についての具体的なアドバイスもあり、英語学習としてはもちろん、英語でのスマートノアコミュニケーションを学ぶ動画としてもおすすめです。

上級者におすすめの動画

英語上級者におすすめの動画をご紹介します。

Rethinking Infidelity… a Talk for Anyone Who Has Ever Loved

ベルギー出身の著名なセラピスト、エステル・ペレル(Esther Perel)による講演です。
Rethinking Infidelity… a Talk for Anyone Who Has Ever Loved(不倫を再考する…恋愛経験のある人のための話)というタイトル通り、不倫がどのように起こるのか、その背後にある欲望や感情について語られています。
間の取り方や語り掛け方が非常にうまく、スピーチの参考にもぴったりです。

The Science of Cells That Never Get Old

オーストラリア生まれの生物学者であるエリザベス・ブラックバーン(Elizabeth Blackburn)による講演です。
細胞がどのように老化するのか、そして若さを維持するための方法について語っています。
生物学関係の単語が登場するため時折わかりにくいところはあるものの、内容は非常に興味深く英語上級者ならチャレンジしてみる価値があるでしょう。

India’s invisible innovation

インド出身の経営学者プラナヴ・マルワー(Pranav Marwah)による講演です。
インドの都市が成長し変化する過程で直面する課題と、持続可能な未来のためのアイデアを紹介しています。
インドアクセントのある英語のため、人によってはとっつきにくいと感じるかもしれません。
世界で使われている英語を知るためにも、ぜひ挑戦してみてほしい動画です。

まとめ

TEDは活きた英語を学ぶのにぴったりの素材です。
映画やドラマよりも聞き取りやすく、またジェスチャーや視線の配り方など、スピーチやビジネスシーンでも役立つ知識を学ぶことができます。
世界中で使われている様々な英語に触れることができるのもポイントです。

今回ご紹介したTEDを使った英語学習方法やおすすめ動画を参考に、ぜひTEDを英語学習に取り入れてみてください。

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