6ヶ国語話者が教える!効果的な英語リスニング勉強法
英語を勉強する上で、避けては通れないリスニング。
近年では大学入試でもリスニングが重視される傾向にあり、共通テストでもリスニングの比重が20%から50%になりました。
東大などの難関大学では、二次試験でもリスニングが出題されるため、学生さんは対策を考えているかと思います。
社会人でも英語を勉強するからには、「TOEIC®リスニングのスコアをもっと伸ばしたい」「ネイティブと不自由なく会話してみたい」「海外ドラマを字幕なしで見たい」と夢や目標を抱く方も多いのではないでしょうか?
今回は、6ヶ国語をマスターし、長年日本で英語を教えてきた経験のある私が、効果的な英語リスニングの勉強法とコツをお伝えします。
私の生徒さんには、学習開始4ヶ月で英検2級を取得した主婦さん、開始1年でTOEIC®745点を獲得した大学生など、確実に成果を出している方が大勢います。
なので、自信を持って効果的な勉強法をお伝えできます。
TOEIC®の具体的なリスニング対策も伝授するので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
英語が聞き取れない理由とは?
多くの人が英語リスニングに対して、
「どう勉強したらいいかわからない」
「英語のスピードが速くなった途端に聞こえなくなる」
このようなお悩みを持っているのではないでしょうか?
私も、今となっては6ヶ国語をマスターしていますが、元々はどの国の言葉を聞いても「ん?今何と言った?」と戸惑うことが多かったです。
ですが、聞き取れない理由を知ることで、効果的な勉強法に気づくことができました。
皆さんが英語を聞き取れない理由も、以下の中にあるかもしれません。
英語の基礎知識が足りていない
語彙や文法などの基礎的な英語力が不足しているがゆえに、リスニングを練習しても上達しない可能性があります。
基礎があやふやだと、聞こえた音を脳内で意味を持つ文に変換することができないからです。
例えば、I found it fascinating.(私はそれを魅力的に感じた)という文が聞こえたとします。
SVOCの文型を知っている、またはfind O C の語法を知っている場合は、即座に理解できますよね。
しかし、それを知らないと、「found…?見つけた..?」と理解に時間がかかります。
itも弱く読まれることが多いので、わけがわからなくなってしまいます。
そのため、リスニングが弱いと感じている方は、まずご自身が文法や語彙ができているかを振り返ってみてください。
英語の音やリズムに耳が慣れていない
英語は、発音はもちろんですが、アクセントや抑揚などが日本語と全く異なります。
そのため、耳が慣れていないことが原因で聞き取れないことがあります。
日本の中高生までの英語教育は読み書きが中心なので、英語の発語のルールを習う機会は少なかったですよね。
例えば、英語の発音には「弱形(じゃっけい)」があるのをご存知ですか?
it やofなど、機能語(文法上は必要ですが文の意味には影響を与えない語)は文中では弱く読まれる、つまり弱形となることが多いのです。
弱く読まれるだけならまだしも、ofは「オブ」が「ァヴ」のように発音まで変化してしまいます。
このルールを知らないと、英語の発音についていけなくなってしまうのは当然です。
音と意味がリンクできていない
英語の音を即座に意味に繋げられないお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか?
聞こえた英語を頭の中で「単語は…」「文法は…」と情報処理をするのに時間がかかると、英語のスピードについていけませんよね。
音と意味をリンクできるようにするには、英語を英語のまま理解する訓練が大切です。
例えば、皆さんは「Thank you」という単語を英語で聞いた時のことを想像してください。
「ありがとう」と日本語に変換することすらせず「Thank you」という単語のままに理解するのではないでしょうか?
皆さんの目標は、英語のより多くのフレーズについて、「Thank you」の状態にすることです。
すべてを完璧に記憶しようとしている
少し長めの文章をリスニングする時、詳細まで完璧に記憶しようとしていませんか?
細部まで記憶する意識でいると、かえって話の重要な部分をつかむことができません。
話の重要な部分をつかむためには、詳細を完璧に聞くよりも話の大枠に意識を向けるようにしましょう。
例えば、何についての話なのか、誰が・誰に向けて話しているのか、を聞くようにすると大枠を掴むことができるでしょう。
また、リスニングテストの場合はあらかじめ設問を読んでおく「先読み」をしておくと良いですよ。
設問を解くために聞く、という問題意識があれば、詳細は省いて必要な部分だけを聞き取ることができます。
TOEIC®における先読みの方法については、このあと詳しく説明します。
絶対NG!!間違ったリスニング勉強法3つ
SNSやYoutubeなど、誰でも発信ができる時代になり、英語学習に関して多くのインフルエンサーが勉強法を発信していますよね。
英語学習者の皆さんからみると、すぐに効果が出そうなので実践してみたくなると思います。
ただ、私から見ると効果がないものや、あまりにも非効率に思われる勉強法もあります。
ここからは、英語学習者がやってはいけない間違ったリスニング勉強法を3つお伝えします。
短期間で成果を出すためには、いろいろな勉強法を鵜呑みにすることなく、正しい勉強を行うことが何よりも大切です。
今一度、自分が正しい勉強法ができているか、振り返ってみましょう
①英語を聞き流すだけ
英語を聞き流すだけで、英語力がアップすると発信する方がいます。
確かに、「英語のシャワー」を浴びればリスニング能力がアップすると考える方もいるでしょう。
ですが、赤ちゃんならまだしも、大人は聞き流すだけでは英語学習効果を得ることはできません。
単語の意味がわからない英語を聞いたとしても、ただの雑音となってしまうからです。
人間の脳は知らない音を知っている音に置き換えてしまう仕組みを持っています。
わからない単語が出てきた場合、その単語を自分の知っている日本語などの音に置き換えてしまい、正しく聞き取れません。
結果、効果的な学びは得られないのです。
②英会話教室に通うだけ
近年は英会話教室も通学・オンライン、とさまざまなものがあり、活用するハードルは下がってきたのではないでしょうか?
これらのサービスはネイティブのリアルな英語を聞くことができることから、リスニングにも一定の効果が見込めるとは思います。
ただし、英会話教室のみではアウトプット量が足りないことに留意してください。
私はいつも動画でお伝えしていますが、英語をマスターするには、多くのアウトプットが必要です。
英会話教室は、多くて週数回、1時間以内のレッスンにとどまるのではないでしょうか?
私の生徒さんは、月に数千回アウトプットを繰り返しています。
その結果、2~3ヶ月で英検取得やTOEIC®ハイスコア獲得などの成果を出しているのです。
比較すると、週数回の英会話教室に通うのみでは、圧倒的にアウトプットの量が足りません。
さらに、人間は忘れやすい生き物でもあります。
頑張って覚えた内容も、1時間後には56%、翌日には74%を忘れてしまうことをご存知ですか?
週数回英会話教室に通っても、次の週には前回の内容を忘れ、また振り出しに戻ってしまうのです。
そのため、英会話教室に通うだけで英語力がアップするとは思わないでください。
もし英会話教室に通うことを検討するのであれば、「アウトプット量を確保してくれる教室を選ぶ」ようにしましょう。
③洋画や洋楽を観るだけ
英語の勉強に洋画や洋楽を勧めるインフルエンサーもいます。自分の趣味が英語力アップにつながったら嬉しいですよね。
ただ、洋画や洋楽を観るだけ・聴くだけでは英語力アップにつなげることができません。
先に述べた、聞き流しがなぜ効果がないか?をご理解いただけたのであれば、その予測はつくはずです。
洋画も洋楽も、意味が分からず聞いているだけであれば、英語学習ではなくただの娯楽に過ぎません。
娯楽として楽しむだけなら全く問題ありません。
ただ、「洋画や洋楽を通じて、英語力をアップさせたい!」と考えているなら
①1部分をピックアップする
②単語・文法チェックを行う
③音声を真似して発音する
このようにアウトプットを意識したトレーニングをしましょう。
「リスニング」と言う行為は、必ず「スピーキング」が基になっています。話せない言葉は、聞くこともできません。
洋画や洋楽で成果が出たと言うインフルエンサーも、必ずその土台にスピーキングの練習があったはずです。
それを考慮に入れず、ただ洋楽・洋画を聞き流すのは効果がないことを頭に入れてください。
レベルは関係ない!正しいリスニング勉強法
お待たせしました。ここから一番大切な「正しいリスニングの勉強法」をご紹介します。
このリスニング勉強法は、今の英語がどのレベルであっても関係ありません。
英語が得意な人、苦手な人も以下の方法で圧倒的に成果を出すことができます。
リプロダクションをする
私がリスニング学習法として何度でもお伝えしたいのが、「リプロダクション」です。
リプロダクションとは、1フレーズずつリスニング音源を途中で止めて、再度自分で復唱するというトレーニングです。
スピーキングが上手くなることで結果的にリスニングも上達するという仕組みになっています。
流れとしては以下の通りです。
【リプロダクションの方法】
①音声をリスニングする
②音声を止める
③聞こえた音をリピートする
ここで大事なポイントは、「文字情報に頼ることなく、ネイティブの音をそのままアウトプットする」ことです。
例えば、「Do you want to〜」というフレーズをリプロダクションするとします。
文字をそのまま読むと、「ドゥーユーウォントゥー」という発音になりがちですが、実際ネイティブはこのフレーズを「Dwana(ドゥワナに近い音)」と発音しています。
リプロダクションの練習をするときは、目を瞑ってでもいいので、ネイティブの音をそのまま真似することを徹底してください。
日本の生徒さんは、読み書き中心の英語教育を受けてきたため、文字情報に引っ張られることが多いです。
中高生までに習った英語は一旦忘れて、歌を真似するように純粋に聞こえた英語を真似するつもりで取り組んでください。
リプロダクションには反復練習が欠かせません。
少なくとも1つのフレーズを300回は反復してみてください。
リプロダクションを繰り返すことで、リスニング・スピーキングを中心とした総合的な英語力アップにつながるでしょう。
速聴で耳を慣れさせる
もう一つの学習法は「速聴」です。普段練習しているリスニングを、「速聴」、つまりいつもより速いスピードで聞いてみるようにしましょう。
人間の脳は環境に適用するようにできています。
今の日本の英語学習では、リスニング教材の音源が「遅すぎる」傾向にあります。
英語の講師やネイティブの友人でも、非ネイティブの日本人に気を遣ってナチュラルなスピードよりもゆっくりと話すことが多いです。
99%の日本人は、そのような遅すぎる英語のスピードに慣れてしまっています。普通に話される英語を聞くことができません。
そのため、これからリスニングを行う際は、2倍速で練習をするようにしましょう。
具体的な練習の流れは以下となります。
①1.5~2倍速で聞く
②わからない部分を調べる
③ ①〜③を繰り返す
④1倍速でテストする
上記の①〜④までの練習を繰り返すことで、1倍速、つまり本番の試験の音声が面白いようにゆっくりと聞こえるという現象が起こるかと思います。
ぜひ、実践して体感してみてくださいね。
目的に合ったリスニング音声を使う
リスニングの練習をする際は、自分の目的に合わせたリスニングの音源を使用するようにしましょう。
音声の質、ボリューム、話し方の癖、方言は試験などの内容によって異なるためです。
例えば、英検は受験する級数に合わせたリスニング教材、TOEIC®ならTOEIC®リスニングの問題、大学入試なら赤本やセンター試験の過去問を使いましょう。
試験以外でも同様で、海外のドラマが聞き取れるようになりたければ好きなドラマや、NETFLIXなどで配信されているドラマを音源にするのも良いでしょう。
いずれにしても、自分が「どんな英語を聞き取れるようになりたいか」の目標に合わせて音源を選ぶのが大切です。
海外のニュースサイトは学習教材として最適!
海外のニュースサイトは、生きた英語を聞くことができるため、学習教材としても最適です。
ニュースサイトの選び方のポイントは、字幕かトランスクリプト(=台本)がついているものを選ぶことです。
わからなかったところを正しく復習し、リプロダクションを行う、という学習の流れができやすいためです。
そこで、字幕やトランスクリプトが付いているおすすめのニュースサイトを3つご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
1.CBS NEWS
https://www.cbsnews.com/news/congressional-shutdown-standoff-border-wall/
アメリカの放送局が運営するニュースサイト。すべての動画に字幕ボタンが付いており、ニュースで英語を学びたい人に最適です。
また、ナチュラルなスピードの英語なので実践的でしょう。
2.VOA
https://learningenglish.voanews.com/
アメリカの「Voice of America」が提供している非英語話者のためのニュース・英語学習サイトです。
初級・中級・上級、とニュースがレベル分けされているため、自分の英語力に合わせて取り組むことができます。
また、トランスクリプト付きで比較的ゆっくりな音声なので、ニュースサイトデビューにぴったりです。
3.Breaking News English
https://breakingnewsenglish.com/
英語学習者向けのニュースサイト。レベルが0から6までの6つに分かれており、文章を読むスピードもslowest~fastestまで5段階に調節できるなど、英語学習者にとって、親切な機能が多くついています。トピックごとにクイズも用意されているので、聞けているかどうかのチェックもしやすいです。
上記を参考に、ご自身のお気に入りのニュースサイトを見つけてみてくださいね。
TOEIC®リスニングでスコアをアップする効果的な勉強法
ここからは、TOEIC®のリスニングに絞った勉強法をお伝えします。
TOEIC®は、リスニングができるかどうかで、点数が大きく変わってきます。
今までお伝えしたようなリプロダクションや速聴などを活用して、スコアアップにつなげましょう!
TOEIC®リスニング問題形式と構成は?
まずはTOEIC®リスニングの問題形式と構成をおさらいしておきましょう。
TOEIC®全体がPart1~Part7までの7形式で、そのうちリスニングはPart1~Part4を占めています。
それぞれの問題形式と構成は以下の通りです。(2023年9月現在)
Part1 写真描写問題 6問
写真についての4つの説明文が放送され、一番的確なものを選ぶ問題です。
Part2 応答問題 25問
1つの質問や文章と、それに対する3つの答えが放送されます、3つのうち一番的確な答えを選ぶ問題です。
Part3 会話問題 39問
2人〜3人の会話が放送され、会話に関する3つの設問にそれぞれ4つの選択肢があるので、的確な答えを選ぶ問題です。
Part4 説明文問題 30問
アナウンスやナレーションのような一人だけで話すミニトークが放送されます。Part3と同じく、3つの設問にそれぞれ4つの選択肢があるので、的確な答えを選びます。
点数配分はTOEIC®の満点990点のうち半分、495点がリスニングに割り当てられます。
問題を解く前に上記の全体像をを把握しておいてくださいね。
TOEIC®リスニング問題のリプロダクションをする
TOEIC®リスニング問題を解き終わり、採点、不明点を理解した後は、リプロダクションを行いましょう。
Part1~Part4まで全てをリプロダクションするのは膨大な時間がかかってしまうのでPart1~3のみでOKです。とくに「この部分が聞き取れなかったせいで間違えてしまった。」「音がつながっていてよくわからなかった」という箇所に重点を置いてください。
このとき、何回やればいいのですか?という質問がよくありますが、
- 音声と同じようにスムーズに発音できるまで
です。このレベルに達するには数回では足りないので、最低でも300回は必要になると思います。
TOEIC®リスニング音声を1.5〜2倍速できく
「速聴」の部分で述べたように、普段から速いスピードでリスニングをしていると、本番の音声がゆっくりと聞こえる効果があります。
TOEIC®のリスニングを復習する際も1.5~2倍速のスピードを取り入れてみましょう。
このとき、先ほど述べたリプロダクションの時は、正しくリピートの訓練ができるように通常スピードでおこなってください。
リプロダクションで反復練習をした上で、家事や通勤時間などの、隙間時間などで英語を聞くときは1.5~2倍速で聞くと効果的です。
TOEIC®リスニングでスコアを伸ばすテクニック!
ここからは、さらにTOEIC®リスニングでスコアを伸ばすテクニックをお伝えします。
TOEIC®独特の傾向をつかみながら、今から紹介する方法を何度も練習するようにしましょう。
質問文の疑問詞を要チェック!
TOEIC®リスニングにおいては、質問文の疑問詞をチェックするようにしましょう。
Part2の応答問題は、特に前半ですが最初の疑問詞を聞き取れれば解ける問題が多いです。
ただ、慣れていないと「Where」と「When」の聞き分けが意外と難しく、しかも聞き取れていないと選択肢が選べない時もあります。
ここは、リプロダクションの時に何度も反復練習をすると良いでしょう。
またTOEICの最近の傾向として、Part2の難易度が上がっています。選択肢の正解を選ぶのに迷ってしまう問題が多いのですが、この場合は「絶対に正解にならないもの」を探して消去法で答えるようにしましょう。
Part3、Part4では後述の「先読み」をした際に、ぜひ設問の疑問詞に注目してみてください。
疑問詞の後には必ず事実が続くので、問題の内容が予測できるはずです。
例えば、「Why does the man say…」といった設問があれば、「登場する男性の言葉をより意識して聞くようにしよう」と心の準備ができるかと思います。
このようにTOEIC®においては、質問文の疑問詞が大事になってきます。
疑問詞の種類は英語の基礎を学ぶ過程で身につけたかと思いますが、自信がない方は復習をしておきましょう。
問題は先読みする
TOEIC®リスニングにおいての「先読み」とは、問題のDirection(指示)を読み上げている間に、Part3、Part4の設問文などをあらかじめ読んでおくことを言います。
先読みの目的は、問題文のどこを聞くべきか意識を向けられるからです。先読みをするとある程度問題文の予測ができるメリットもあります。
一度しか音声が流れないTOEIC®は、時間との勝負であり問題を先読みできるかどうかで、大きく点数が変わってくるのです。
先読みができる時間は、Part1〜Part4の問題説明が読み上げられている間です。
この間に、1問目、余裕があるのなら2問目まで設問文を読んでおきます。ちなみに選択肢は読む必要はないです。理由としては、結局読んでも覚えていられないこと、そして無駄な情報をインプットする恐れがあるからです。設問文も無理してたくさん読んでも結局忘れるので最初の1、2問目をしっかり記憶しておきましょう。
この先読みのリズムをマスターするためには、公式問題集や模試形式の問題を何度も解いて、リズムを体に覚え込ませることが大切です。
Part4はナレーションで概要をつかむ
TOEIC®リスニングの中でも、特に苦手意識を持つ人が多いのがPart4です。
他のセクションに比べると長めなこと、Part3の会話のようなメリハリが感じられないことが、解きづらいと感じる理由です。
解き方のポイントは、話の内容や流れをつかむことです。
一言一句を聞き逃さないようにしてしまうと、かえって話の内容がわからなくなってしまいます。
全部完璧でなくても、話の内容が分かっていれば解ける問題も多いです。
話の内容や流れをつかむポイントは2つあります。
1つは、先ほどもお伝えした「先読み」を通じて話の流れをあらかじめ把握しておくことです。
TOEIC® Part3,4の設問は3問ですが、ほとんどが読まれる文の時間に沿って設問が作られています。
もう1つは、自分が会話の相手になったつもりで、多少感情移入しながら聞くことです。
答えに迷ったら次に意識を集中!
リスニング問題を解いていると、選択肢2つまでしか絞れない…など迷ってしまう場面もあるのではないでしょうか?
ですが、悩んでいる時間があると次の問題にも集中できず、点数を取る機会を逃してしまうことになります。
確実にスコアを取るためには切り替えが大事です。あまり迷わずにどんどん進みましょう。
どうしても迷ってしまう、という場合はあらかじめMyルールを決めておくのも一つの手です。
例えば、○秒考えてもわからなければ考えるのをやめて選択肢を一つ選び、次に進む!などのルールも良いでしょう。
どのMyルールが自分に最適かは、人それぞれです。
公式問題集や模試などを活用い、本番と同じ時間・問題数の練習を繰り返すことで、自分に合ったリズムが見つかるはずです。
リスニング勉強に役立つアプリ3選!
最近はリスニング勉強ができるアプリも充実しています。
その中でも、今までお伝えしたようなリプロダクションがしやすいアプリを3つご紹介します。
1.Red kiwi
人気のテレビシリーズや映画、ニュースなどからワンフレーズが抜粋されており、単語穴埋め型のディクテーション形式のクイズが出題されます。
自分の好きな映画から英語が学べることがメリット。リアルな英語のスピードなのでついていくのが大変かもしれませんが、ディクテーションやリプロダクションなどで活用すると良いでしょう。
2.Voice Tube
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様々なジャンルのスピーチや雑学を英語、日本語の対訳付きで聞くことができます。フレーズごとに何度も聞くことができるので、リプロダクションの練習にぴったりです。AIが自分の発音を判定してくれる「スピーキングチャレンジ」やワンタップで単語が検索できるなど、英語学習者に嬉しい機能がもりだくさんです。
3,BBC Learning English
イギリスのニュースサイトBBCが運営する英語学習アプリ。ニュースや英文法解説などが充実しています。特にリスニング学習者におすすめなのが、6 minute Englishです。6分間で社会問題や科学、文化などの興味深いトピックについて、ニュースキャスターの2人が話し合う番組です。リアルなイギリスの発音が聞けるのはもちろん、英単語のピックアップや台本もあり英語が学習しやすい仕組みになっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
すべての英語学習に言えることですが、特に受け身になりがちなリスニングこそ、アウトプット、つまりリプロダクションによる反復練習が欠かせません。
繰り返しのリプロダクションや速聴を行うことで、必ずリスニング力、そして総合的な英語力は向上します。ぜひ今日から聞き流しは卒業して、お伝えした勉強法を1つでも実践してみてくださいね!
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