英検2級の面接対策を伝授!一発合格のコツとは?

英検2級の1次試験を通過すると、次は2次試験です。
2次試験は英語のスピーキング能力を測る試験です。
おそらく英検を受検する方の多くは

  • 1次は合格できるけど2次がダメ
  • スピーキングの対策方法がそもそもよくわからない

このようにスピーキング試験に頭を悩ませているのではないでしょうか?

とくに準2級までは特に面接の準備をしなくても合格していた人が、2級は何も対策せずに合格できなかったというケースがあります。
それはなぜかというと、2級のスピーキング試験は、準2級と比べると話題や評価基準の難度が上がるからです。
そのため、2級以上を受ける方は特にしっかり準備をしなくてはなりません。

とはいえ、不安に思う必要はありません。スピーキングの経験がなくても、ポイントを押さえて準備をすれば、必ず合格できる試験です。
今回は、英検2級の2次試験におけるスピーキング試験の流れとトピック、対策方法を具体的にお伝えします。
今回の記事を読めば、2次試験1発合格は必ず狙えます!ぜひ最後まで読んでくださいね。

英検2級「スピーキングテスト」の内容

まずは、英検2級「スピーキングテスト」の概要やよく出るトピック、難易度について簡単にお伝えします。

スピーキング試験の概要

スピーキング試験は約8〜10分間行われ、面接官と一対一で実施されます。
試験形式は、以下の通りです。

① 音読:20秒の黙読後、音読60語程度の短い英文を音読する。
② パッセージについての質問:①で音読したパッセージの内容について、いくつかの質問に答える。
③ イラストについての質問:3コマのイラストが描かれた問題カードが渡され、20秒の黙読後、展開を説明する。
④ 受験者の意見を問う質問:問題カードに関連した、社会的な事象・意見についての自分の意見などを述べる。
⑤ 受験者の意見を問う質問:日常に関する自分の意見などを述べる。トピックは、問題カードにない内容が含まれることもある。

よく出るトピックは?

英検2級のスピーキング試験では、「社会性のある話題」について出題されます。
日本英語検定協会の公式ホームページによると、過去には下記のような話題が出題されているようです。

環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメント
引用元:日本英語検定協会「2級の試験内容」

教育、環境やペット、健康など、社会性がありつつも、日常生活とリンクした話題が選定されていることが伺えます

スピーキング試験の合格ラインは?

英検では、「英検CSEスコア」という独自の基準が設けられており、この基準に達したかどうかで合否が決まります。
これにより、同じ日に別の級数を受ける場合や、別の日に同じ級数にチャレンジする時も自分の実力が数値で比較しやすくなっています。

1次試験のそれぞれの技能ごとに満点スコアと合格基準スコアが振り分けられています。他の技能と同じく、スピーキングも2級の満点スコアは650、合格基準スコアは460です。

配点に換算すると、約6割の得点を取れば合格となります。
英検公式ホームページによると、「同じ技能の問題であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響は同じ」とのことです。
音読から自分の意見を述べる問題まで、まんべんなく対策をしておく必要があると言えそうです。

英検2級・準2級の難易度の違い

準2級からのステップアップとして2級を受験されている方も多いかと思います。冒頭でもお伝えした通り、準2級から2級は難易度や評価基準が変わります。
では具体的に準2級と2級にはどんな違いがあるのでしょうか?

①審査基準
英検公式サイトによると、スピーキングの審査基準は準2級が「日常生活に関する話題について話すことができる」ことなのに対し、2級は「社会性のある話題について話すことができる」ことであるとされています。
自分の経験談ではなく、一般論も含めた話題について話すことが必要になってきます。準2級と比べると、2級はより高度な回答が求められることが伺えます。

②センテンスの語数、語彙の難易度
試験の初めに、センテンスを音読してそれに対する質問が出題されるのは、準2級、2級ともに同じです。
センテンスの語数は、準2級が50語、2級が60語と少し2級の方が多くなっています。
語彙や文法の難度も2級では上がっており、関係代名詞などが使われてより複雑な構造の理解が求められます

③イラストについて
また、準2級、2級共に複数のイラストを説明する問題が出題されます。準2級では、1つのイラストについて説明する問題です。一方で、2級は連続した3コマのイラストの展開を説明する必要があります。
それぞれのイラストごとのつながりを説明する必要があります。全体のストーリーの流れを説明する力が問われるでしょう。

スピーキング試験の流れ

英検の面接の流れは級数にかかわらず決まっています。
当日緊張しないように、必ず流れを覚えておきましょう。実際に自分がその場にいるように臨場感を持ってイメージトレーニングをしておくことが大切です。

①面接カードを渡して着席

2次試験会場に着いたら、控室に案内されるのでそこで自分の順番を待ちましょう。
面接カードを渡されるので、自分の名前と受験番号を書いておきます。

自分の順番が呼ばれたら、係員の案内に従って面接室に入りましょう。
この時、控室には戻らないので自分の荷物はすべて持って面接室に入ってください

「Good morning.」「Good afternoon.」などの挨拶と共に入室しましょう。
面接委員から、「Can I have your card, please?」などと聞かれるので、「Here you are.」と面接カードを渡します。

その後、面接委員より「Please have a seat.」と言われたら、面接委員と目を合わせつつ「Thank you.」と返事をして着席してください。

②挨拶・氏名・級の確認をして「問題カード」を受け取る

面接官から、氏名と級数の確認が英語で行われます
「May I have your name, please?」(名前を教えてもらえますか?)と聞かれるので、「My name is….」と答えます。
級数の確認に関しては、「This is the Grade 2 test, OK?」と聞かれます。違うことはほぼないので、「OK.」という返答で問題あり
ません。
場合によっては、「How are you?」と言った基本的な挨拶もありますが、「I’m good.」と返しましょう。

問題カード(文章とイラストが書かれたカード)が渡されます。
「This is your card.」と言われて渡されますので、「Thank you.」と言って受け取りましょう。

問題カードを受け取るまでは特に採点に影響はないのですが、明るく応えることで、面接官に好印象を与えることができますし、自分自身の勢いもついてその後の面接もうまく行きやすくなるでしょう
リラックスした状態で臨みましょう。

③問題カードの英文を黙読

その後、20秒、問題カードの英文を黙読する時間が与えられます。
「Please read the passage silently for 20 seconds. 」という言葉が合図です。「All right.」 「OK.」など返事をして黙読しましょう。
まずはタイトルと文章の大まかな流れをつかんでおき、時間が余ったら詳細も把握しましょう。

この時、その後の問に備えて、因果関係を表す言葉の周りには着目しておくことが大切です。

④英文を音読

時間が終了すると、「Now, please read the passage aloud. 」と言われますので、「OK. 」と返事をしてタイトルから読み始めましょう。

音読に時間制限はありません。
自分のペースで、相手に聞き取りやすい声の大きさで読んでください。

音読では、一つ一つの細かい発音よりも、全体の意味がわかって読んでいるかどうかが問われます。
そのため、意味のかたまりを意識して、分からない単語があっても無言にならずに読みましょう。

⑤英文についての質問に答える

次に、音読した英文に関する質問に回答します。

最初の疑問詞を聞き逃さないように耳を傾けてください
How …?かWhy …?で始まる場合が多いですが、それ以外の疑問詞の場合もあります。

「How …?」 と聞かれたら、「方法:どのようにして?」を聞かれています。
パッセージ中に、「by doing so」や 「in this way」の前後の文に答えを見つけることができるでしょう。
「By〜ing…」という形で答えてください。

「Why …?」 と聞かれたら、「理由:どうして?」を意識して英文を探しましょう。「therefore」 や「so」 の付近に答えがあります。
「Because ~」を文頭において答えましょう。

また、パッセージ中の文をそのまま引用するのではなく、答えとして相手に適切に伝わるか?というのも意識しましょう。
例えば、引用したい文に「these」や「such~」などの代名詞が出てきた場合、相手がわかるように代名詞の中身をもとの名詞に置き換えて伝えることが必要です。

⑥イラストの展開を説明する

続いて、問題カードに描かれた3枚のイラストの展開について説明する問題に移ります。

面接委員からは、「Now, please look at the picture and describe the situation.You have 20 seconds to prepare. Your story should begin with the sentence on the card.」
と、問題と黙読の指示がなされますので、「OK.」と言いつつまずは黙読をしてください。

20秒の黙読時間の間に、話の流れを大まかにつかみつつ、何を話すかを考えておきましょう

黙読時間が終わったら、面接委員から「Please begin.」と言葉がありますので、その合図があってから話始めてください。

⑦受験者の意見を問う質問に答える

その後、「Now,Mr./Ms.-, please turn over the card and put it down」と、指示がありますので問題カードを裏返しておいてください。
最後の2問(No.3とNo.4)で、受験者の意見を問う質問がなされます。

No.3では、「Some people say〜.What do you think about that?」と、「一部の人はこう言っているが、あなたの意見は?」と聞かれます。
それに対し、まずは自分の立場を「I agree/I disagree」と明確にした上で、2文で自分の意見を述べましょう。

No.4では、「Today,~….」など最初に一般論が述べられた上で、「Do you think…?」と受験者の考えを聞かれます。
「Yes/No」と答えると「Why?/Why not?」と理由が聞かれるので、こちらも2文で自分の意見を答えてください。

⑧問題カードを面接委員に返して退室

最後の回答が終わると、面接委員から「All right,Mr./Ms.-,this is the end of the test.Could I have the card back,please?」と、面接の終わりと面接カードの返却を指示されます。
「Here you are. Thank you very much.」と答えて面接カードを返しましょう。
「Goodbye, Have a nice day.」という面接委員からのの挨拶にも、「Thank you. You,too.」と返して部屋を退出します。
これで試験が終了です。すみやかに会場から退出しましょう。控室には戻りません。

スピーキングテストの対策方法&回答時のコツ

全体の流れがわかったところで、それぞれの問題の具体的な対策方法と回答するときのコツをお伝えいたします。

音読パートの対策

最初は、音読パートです。音読パートも採点に影響する部分の一つなので対策方法を知っておきましょう。

タイトルから読む

タイトルは、話の内容の方向性が書かれているので、大枠の内容をつかむことができます。
そのため、音読前の黙読の時から、タイトルも飛ばさずに読んでおきましょう

早さよりも発音や区切り方を意識

音読では、読むスピードよりも発音や区切り方を意識しましょう。
音読には時間制限がなく、速く流暢に話しても配点にほとんど影響はありません。
それよりも大事にするべきなのは、正しい発音と意味のかたまりごとの区切り方です。

①発音のポイント
相手に伝わるようにはっきり発音することを意識しましょう。
特に複数形や三人称単数現在形のsを飛ばしてしまう人が多いので注意して読んでください

②区切り方のポイント
受験者が意味を理解しているかが判断されます。
意味のかたまりごとに区切りや抑揚をつけて読むことが大切です。
例えば、名詞や動詞などの意味のある語と、前置詞、冠詞などそれ自体では意味を持たない語で強弱をつけて読むことで自然と意味のかたまりになってくるでしょう
過去問を音読して慣れておきましょう。

止まっても焦らず読み切る

もし、わからない単語が出てきて途中で止まってしまっても、焦らずにそのまま読み進めてください。
スピーキングにおいては、無言が続くことが後述のアティチュードの観点からも一番良くないことです。

どうしても単語の読み方がわからない場合は、ローマ字読みやなんとなくの発音でも良いので、堂々と読み進めることを優先してください。

英文に関する質問の対策

次に、読まれた英文の内容に関する質問の対策を紹介します。
英文に必ず答えが書いてあるため、満点が狙いやすい問題です。
しっかり対策しておきましょう!

黙読・音読の時に答えになりそうな部分をチェック

まず、回答はどこを探せばいいかについてお伝えします。

Q1は、HowまたはWhyで聞かれる問題で、どちらで聞かれるとしても答えは必ず文章中にあります。
注目すべきは「接続詞」。
Howの場合は、「By doing so」「In this way」
Whyの場合は「So」「Therefore」
これらの接続詞が文章中に出てきたら、第一問が「Why」か「How」ということを予想することができます。

頻度としては、Howの方がWhyよりも多いので、特に「By doing so」と「In this way」は必ず覚えておきましょう

これらの接続詞の前の文が答えの中心部分になります。
ただし、前の文だけではなくその前、つまり接続詞の2文前に回答に必要な情報があるので、接続詞の前2文に着目してください。

答え方の型を覚える

答えになりそうな情報を元に、回答を作成します。

まず、答え方の型を覚えておきましょう。冒頭は下記のように話始めます。
Howの場合:By〜ing…(〜することによってです。)
Whyの場合:It’s because…/Because…(なぜなら…です)

また、文章中の英文をそのまま言うのではなく、前述の「接続詞の前2文」から情報を相手に伝わりやすいようにする必要があります。
接続詞の1文前にsuchやtheseなどの代名詞があれば、その前の文に必ず代名詞が指す名詞があるので、その名詞を使って具体的に答えるようにしてください。

参考例として、サンプル問題から答え方の例を紹介します。

According to the passage, how do some costomers with children do their shopping more easily?(文章によると、子供がいるお客さんはどのようにしてよりショッピングをしやすくしているのでしょうか?)
ーBy choosing shopping centers that provide childcare services.(託児所サービスを提供しているショッピングセンターを選ぶことによって)
(本文中では、接続詞の直前がthese serviceという代名詞になっていたので、接続詞の2文前から代名詞の中身である「childcare service」を抜き出して補っています。)

間違えてもいいので無言にならない

英検のすべての問題において言えることですが、間違えることよりも無言になることの方が減点になってしまうことが多いです。

無言になってしまうと、面接委員の方も質問の意味がわからないのか、考えている状態なのか、ということが伝わりづらいです。

そのため、考えるときも無言の時間が続かないようにしましょう。
また、日本語で「えーと…」と言ってしまいがちですが、可能であれば英語で「Let me see…」と言えるようにすれば、面接委員の方にも考えている状態であることが伝わりやすいでしょう。

イラスト説明パートの対策

次に、イラスト説明パートの対策です。初見だと難しく感じるかもしれませんが、パターンは決まっているので対策を知って過去問等で練習を重ねてください。

音読のあとにイラストをよくみておく

音読の後に数秒時間がありますので、その時間で事前にイラストを見ておきましょう。
見ておくポイントは、

  • 登場人物の関係(夫婦、親子)、二人の登場人物であることがほとんどです。
  • 冒頭に読むべき文章とイラストを照らし合わせる。
  • それぞれ2コマ目以降で何をしているか、思っているか。

これらを日本語で考えても良いので着目しておきましょう。

イラストの中にある文章をそのまま使う

イラストにはいくつかの文章が書かれていますので、その文章をそのまま使ってください。書かれている文章は以下の2パターンです。

①1コマ目のセリフ
1コマ目で2人の登場人物のうちの誰かが話しています。
「主語 said “”セリフ”」で、セリフをそのまま使ってください。
英検公式サイトに掲載されている、サンプル問題を例に英文を作ると以下のようになります。
Mr.Sasakiさんが””They’ll take care of our baby while we look around””と言っています。
この時、「Mr.Sasaki said “”They’ll take care of our baby while we look around””.」という形でセリフをそのまま述べてください。

②コマが移る時の矢印に書かれたフレーズ
コマが次に展開する時、矢印の中に「Ten minutes later」など、時間経過を表すフレーズが書かれています。
次のコマのことを話したいときは、冒頭にこのフレーズをつけてください。面接委員にもコマが移ったことが伝わりやすいでしょう。

過去形または過去進行形で話す

イラスト説明パートでは、必ず過去形または過去進行形で話してください。
イラスト上部に「Your story should begin with this sentence:…」と書かれており、冒頭に読むべき文章が指定されています。
冒頭に読むべき文章が過去形で書かれているので、イラストは過去の出来事だということがわかります。
そのため、現在形や未来系ではなく、必ず過去形か過去進行形を使うことに注意してください

必ずそれぞれの人物についての描写を行う

登場人物は2人出てきます。必ずそれぞれの人物の描写を行ってください。
良くない例は、「They went shopping.」など2人まとめた行動を描写してしまうことです。
必ず2人とも行動していたり、何かを考えていたりするはずなので、一人ずつ行動や考えていることを示してください。

吹き出しの答え方のパターンを知っておく

イラスト展開説明問題の2コマ目〜3コマ目には2人の登場人物のうち、1人が考え事をしていることが吹き出しでわかります。
そのような時の、描写の方法を知っておくと良いでしょう。

どんな時にでも使いやすいフレーズとして、「主語 was thinking of…」があります。
主語を置いて、ofの後には吹き出しの中にある絵を描写するだけです。
例えば、女性が吹き出しで子どものことを考えているとすると、「She was thinking of their child.」と言うことができます。

また、もっと工夫された言い方としては以下のようなものがあります。
「主語 was looking forward to ~ing」(〜することを楽しみにしている)という表現は、これからの予定が吹き出しの中に描かれているときなどに使うことができるでしょう。

例:He was looking forward to seeing the painting.
(このtoは前置詞なのでtoの後に原型ではなくing形が来ることに注意してください。)

他にも、状況に合わせて、「主語 was worried that….」(〜のことを心配している)等も使うことができます。

受験者の意見を問う質問の対策

問3~4では、受験者の意見が問われる質問がなされます。面接の中でも比較的自由度が高いため、対策方法に迷ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、ここでも意識するべき点は決まっているので、いくつかご紹介します。

自分の意見を最初にはっきり述べる

問3~問4ともに自分の意見を最初にはっきりと述べ、賛成・立場を明確にしておくことが大切です。

問3の問題は、「(ある意見について、こう言ってる人もいる)あなたの意見は?」(Some people say…. What do you think about that?)と聞かれます。
回答の冒頭は、「I agree/disagree.」(賛成/反対)の一言か、「I agree(or disagree) with the opinion.」と述べても良いでしょう。意見に賛成・反対する場合はwithの前置詞を使うことに注意してください。

問4は、今までの話題と関連性のない質問がなされることが多いです。「(一般論)あなたは〇〇だと思いますか?」(Today,….Do you think~?)と聞かれます。
Do you think..?と聞かれているので「Yes/No」と答えましょう。面接官から「Why/Why not?」と聞かれますため、その後に理由を述べてください。

2文で自分の意見の裏付けを述べる

最初の意見の根拠となることを、2文で述べてください。
おすすめの構成と、例文をお伝えしますので参考にしてください。
例文は、問3で、「Some people say that parents today are too strict with their children. What do you think about that?」(最近の親は子供に厳しすぎると言う人もいます。どう思いますか?)
への回答を想定しています。

①主張と理由を2つずつ述べる。
一番話しやすい形です。主張から理由の文に移る時に「Because」などの接続詞は不要です。
例:I agree. I think children should be given more freedom. Children today seem to be tired due to strict education.

②理由を2つ述べる。
もし、自分の意見に対する全く別の理由が2つ思い浮かんだのであれば、Alsoの接続詞でつないで述べるといいでしょう。
例:I agree. Children today seem to be tired due to strict education. Also, strict parents can take away children’s creative thinking.

発音よりも内容重視

自分の意見を問われる問題においては、発音よりも内容の方が配点が高いです。
発音に自信がない方も、恥ずかしがらずに自分の意見を堂々と述べるようにしてください。

英語で自分の意見を言うことが重視されるので、内容が正しいかどうかよりも、自分の立場がはっきりしているかどうかの方が大事になってきます。
賛成・反対のどちらでも得点に影響はありませんので、どちらの立場か決める時は「理由が英語で表現できそうかどうか?」を考えてから答えてください。

個人的な経験ではなく一般論を述べる

英検2級のスピーキングでは、個人的な経験ではなく一般論を述べてください。
例えば、ペットの話題について話す時、「I have a dog.」と言っても、全く得点にはつながりません。

つい自分の経験を話してしまいそうになってしまう時は、「I」を主語にするのではなく「Many people」など、一般論を述べやすい後を主語におくことを意識しましょう。

時間内に自分の意見を言い切る

回答は、時間内に自分の意見を言うことも大切です。
30秒から長くても1分30秒ぐらいで答えられると良いでしょう
沈黙の時間を短めに、相手に伝わりやすいスピードで話すことで自然と時間内に収まるようになるでしょう。

答え方の型をいくつか用意しておく

答え方の型をいくつか用意しておくことで、より安心して面接に臨むことができるでしょう。
いくつか、自分の意見を述べる際に便利な言い回しを紹介します。

◼️It is 形容詞 to 不定詞
自分の意見を述べる時に使いやすい表現です。Itの中身がto以下の文となります。
たとえば、It is important to…で(…することは大切です)ということができます。
他にも形容詞はbetterやhelpful,usefulなどが使えます。

◼️This is why I think~(これが私が〜と思う理由です。)
自分の意見の理由を述べた後にこのフレーズを使って再度主張を述べることで、文全体が引き締まります。
1文しか言えそうにない…と言う時も、理由+This is why I think…で2文にすることできます。

日頃から社会的な話題に意見をもつ

英検2級では社会的な話題について聞かれますが、日本語でもそもそも意見を考えるのが苦手という方は、ある程度練習が必要になります。
例えば、普段からニュースを見たときに、意見を考えるトレーニングをしてみましょう。

ある話題について賛成・反対と自分の立場を決めておき、それに対する理由を2つ以上思い浮かべるということを、日本語で考える癖をつけてください。
日本語で考えることに慣れてきたら、自分の意見を簡単な英語にする練習もしてみましょう。
特に英検2級の2次試験で頻出の、教育や環境、健康などのトピックについて考えておくと良いでしょう

無言にならないための使える英語表現

どうしても聞き取れなかった時やわからない時があるかと思います。
そのような時に無言になってしまうのは良くありません。そこでピンチの時に使える英語表現をいくつかご紹介します。

◼️質問が聞き取れなかったとき
聞き取れなかった時や面接官の発言を聞き逃してしまった時はもう一度聞くというのも手です。
1度〜2度ぐらいまでであれば減点対象にはなりませんので、正しく答えを出すためにもわからなければ再度聞いてください。
・ I’m sorry but I can’t understand your question.(すみませんが、質問がわかりませんでした)
・Could you repeat the question again?(もう一度質問を言っていただけますか?)

◼️一部の単語がわからなかった時
・What does~mean?(~はどういう意味ですか?)
質問は聞き取れたものの、単語の意味がわからない時に使える表現です。

◼️考える時間が欲しい時
・Let me see…(えーと、そうですね)
自分で回答を組み立てるのに時間が欲しい時、考えているということを示すために使うことができます。

英検2級に合格するためにはアティチュードも大事!

英検2級では、発音や内容の他に、「アティチュード」も評価対象となります。
配点はそれほど大きくありませんが、合否を分ける1点になる可能性もあります。
この章では、アティチュードについてお伝えします。

アティチュードとは何?

アティチュード(attitude)とは「態度、姿勢、心構え」という意味です。ただお行儀よくしていれば良いわけではなく、
「積極的にコミュニケーションを取ろうとする意欲や態度」が重視されます。

アティチュードでスコアを落とさないためのコツ

アティチュードで、スコアを落とさないようにするために、具体的に意識すべきコツをいくつかお伝えします。

積極的に相手に伝える意識をもつ

まずは、積極的に相手と会話をしようとする意識を持つことが大切です。
面接は試験で評価されると思うと、緊張してしまうこともあるのではないでしょうか?
ですが、面接官は減点する存在ではなく、あなたの話や意見を聞きたくてたまらない、あなたの話が重要だと思ってくれる人だと捉えてください。
相手に一生懸命伝えようという意識を持って臨んでください。

相手の目を見て話す

話す時には、適度なアイコンタクトをとりましょう
自信がなくて下を向いてしまったり、問題カードに目を落としっぱなしになってしまうと良くありません。
問題カードを参照する問題でも、時々は目を上げて面接官に伝えようとしていることを示しましょう。

聞き取りやすいスピードと声量を意識する

常に相手に伝わるかどうか、を意識して話すスピードや声量にも気を配ってください
無理にネイティブっぽいスピードにする必要はなく、多少ゆっくりでも良いので伝わる速さで話してください。
また、自信がないと語尾が小さくなってしまいがちです。間違っても良いので、堂々と話すということが大切です。

ジェスチャーも交える

時にはジェスチャーも交えることも有効です。
ジェスチャーは、相手に何かを伝えたいと思うと自然と現れてくるものです。
固くならずにリラックスして臨みましょう。

英検2級面接対策としておすすめの練習法

英検2級の面接対策としておすすめの練習方法をお伝えします。

過去問を使い時間を測って練習

一番有効な対策としては、過去問を使うことです。

傾向や頻出のトピックを把握できるのはもちろんですが、問題が繰り返し使われることもあります。
本番同様に時間を測って練習してみましょう。

また、過去に英作文の問題として出題されたものが、2次試験の意見を求める問題の題材として再利用されるケースもあるようです。
面接の問題だけではなく、英作文の問題も題材にするとより効果的でしょう。

公式サイトの体験版で流れをつかむ

英検の公式サイトでは、「バーチャル2次試験」と言って、入室してから退出するまでがアニメーションで分かりやすく解説されているページがあります。
実際の面接の流れや答え方、時間配分を具体的にイメージすることができるでしょう。
ぜひ参考にしてください。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
英会話講師やネイティブ相手に練習してもらう

英会話を習っている方やネイティブの知り合いがいる方は、練習相手になってもらうと良いでしょう。

  • 英検の過去問を使って模擬試験をしてもらう
  • 意見を求める問題だけ練習する
  • アティチュード対策として積極性を確認してもらう

など目的に合わせた練習が可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
英検2級は適切な対策と練習をすれば決して難しくはありません。
ぜひこの記事を参考に、効率よく合格への準備を進めてくださいね!

Dana式英語の体験レッスンを受講しませんか?

「英語を話せる人生が良かった」「海外旅行を今以上に楽しみたい」
こういったお悩みは誰しもが一度は抱えるかと思います。

そこで、一度「Dana式英語」の体験レッスン&個別コンサルティングを無料で受けてみませんか?
本ブログを運営しているDanaはYouTubeで18万人以上の登録者を誇り、70,000人以上の方に英語の特別な情報をお伝えしてきました。

下記の公式LINEにご登録いただくと、期間限定で

  • 英語力が伸びない人の特徴
  • ペラペラ英語のための発音法
  • 英語力UPの最短勉強法とは?
  • 最短でマスターするには〇〇!

など「超有料級の64分動画&電子書籍5冊」も無料特典としてお受け取りいただけます。

Danaだからこそお伝えできる英語の学習方法、今後の目標を無料かつ個別でお伝えしますので、ぜひこの機会に無料でご登録ください。

\ 期間限定の無料特典! /

デイナ / Dana 【英語の先生】
English Teacher
Hey Hey everybody it’s Dana from DES
日本に来て10年以上経ちますが私がSNSを通して発信することで多くの日本人の助けになる、とのアドバイスから発信活動を始めました。
SHARE
  • URLをコピーしました!