英検1級はどのくらいすごい?レベルと試験内容を徹底解説!

英検は、子供から大人まで世代を問わず多くの方が受験している日本の英語検定試験です。おそらく学生時代に受けたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

ご存じの方も多いと思いますが、英検試験の最高レベルは「英検1級」。
とはいってもどのくらいすごいレベルなのかイマイチよくわかりませんよね。

そこで今回は、

  • 英検1級の難易度や試験内容、他の能力テストとの違いや対策法

こちらについて徹底的に解説していきます。

1級に限らず英検対策についても詳しくご紹介しているので、英検1級を目指す方はもちろん、他の級を受験予定の方もぜひ最後まで読んでみてくださいね!

英検の試験内容

英検は正式名称は【実用英語技能検定】。
1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級までの7つの級に分かれています。

試験は

  • リーディング
  • リスニング
  • ライティング
  • スピーキング

これらの4つのセクションに分かれており、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能をバランスよく測ることができます。

試験内容は、日常にまつわる会話から、教養が求められるもの、ビジネスを想定した社会的なトピックまで多岐にわたります。そのどれもが英語を話す実践的な場を想定したものです。
また、英検ではユニバーサルなスコア尺度である英検CSEスコア(Common Scale for English)を導入しています。このCSE導入により、単なる合格・不合格の結果だけでなく4技能の細かいスコア判定までしてくれるようになりました。そのため、受験者が目標の英語力に達するためにはどの分野を伸ばせばいいのかなど、受験することで今後の学習内容についても明確になります。

試験の実施月は年3回(一次試験・6月/10月/1月)です。ちなみにコンピューター形式で受験できるS-CBTは1級に対応していません。

英検1級のレベルと必要な単語数は?

民間の英語試験の中でも、とくに難しいと言われている英検1級のレベルはズバリ

  • 大学上級程度

とされています。

英検1級では、出題範囲が日常英語からアカデミックな内容に至るまで多岐に渡り、その上英語の4技能をバランスよく身に付けておく必要があります。また、ただ単に英語の知識を増やすだけではなく「社会生活で自分の考えを分かりやすく相手に伝えたり、読み取ったりすることができる」という能力も求められるのでかなり難易度が高いです。
また、英検1級の出題範囲と言われている単語は約10000~15000語と言われています。例えば、”incontrovertible”(必然に)は英検1級の頻出単語ですが、こちらの単語は日常的に英語を話していたとしてもあまり聞き馴染みのない単語です。
英検1級には、このような難しい語彙がたくさん含まれているので意識的にかなり覚えにくい単語を暗記しなければなりません。そのため、英検1級はどんなに英語が得意な方でも対策なしでの合格は難しいといえるでしょう

英検準1級との違い

次に、英検1級より1つ下のレベルである英検準1級との違いについてご説明します。

まず、英検準1級のレベルは「大学中級程度」と言われています。社会生活で使われる英語を理解し、活用できることが求められます。そのため、英検準1級では、1級に比べて一般的な知識を問われる問題が多く出題されます。

また、前述したとおり英検1級の単語の出題範囲は10000~15000語であると言われており、その中には「日常会話ではほとんど使われることのないようなマニアックな単語」が含まれています。
それに対して、英検準1級の出題範囲は約8000語と言われており、「難しい単語も中にはあるものの、基本的には一般的な単語」が使われています。

ただ、英検1級・準1級共に、出題される内容のテーマや題材は企業や政府など抽象的で想像が難しいものが多いです。そのため、2級の内容と比べると一気に難しく感じると思います。
準1級は英検1級とまではいきませんが、「充分実用的な英語力を持っている」と社会的に証明できるレベルです。

英検1級合格と他の資格とレベルを比較!

続いて、英検以外のテスト(TOEIC,GTEC,TOEFL,IELTS,VERSANT)と比較したときのレベルについてご紹介します。

とはいっても、それぞれの試験によって目的や出題形式は異なります。そのため、今回は【CEFR(セファール) という実用的な英語力を図る国際基準の指標】を用いて比較していきます。
CEFRとは”Common European Framework of Reference for Languages”の略で、語学のコミュニケーション能力を「A1,A2,B1,B2,C1,C2」の6つのレベルに分類した国際的指標です。ちなみに英検1級合格者は、主に上から2つ目のレベル「C1(大学上級レベル)」に該当するとされています。

TOEIC

TOEICは、英検と同様知名度の高い資格のうちの1つです。就職や転職活動などでTOEICの点数を求められることが多いですよね。
TOEICは英検と違い、問われる英語技能は

  • リーディング
  • リスニング

この2技能のみです。
問題のテーマや語彙は日常会話やよくあるビジネスシーンを想定したものとなっています。

また、TOEICは英検と違って英語力を点数で測ります。そのため、合否はなくレベル分けもされていないため、全員が同じ問題を解く形式です。
CEFRのスコアは獲得したスコアによって異なりますが、「TOEIC945点以降が英検1級と同じC1レベル」に該当します。
ちなみに、英検1級を所持することでもTOEIC同様ビジネスシーンで優遇措置を受けられることが多いです。しかしながら、英検1級はTOEICと比べると問題の難易度が高いです。そのため、職場から指定がなければ、英検よりTOEICで高得点を目指すほうが楽な道のりであるといえるでしょう

GTEC

GTECは、ベネッセが米国企業と共同開発した英語の能力測定テストです。小学生から社会人までの幅広い世代が対象で、英検と同じく4技能で測定してくれます。4技能を測る点は英検と同じですが、GTECは受験する年代に合わせてレベル別にテストを選択できるのが特徴です。また、英検と同じように大学入試外部認定試験として活用することができるため、年々受験者が増加している注目のテストです。
出題範囲は学習指導要領に沿っているので、学校の授業で学んだ知識をGTECで試すことができるのも大きなメリットです。まさに、大学受験を控えた学生にとってはうってつけのテストだといえます。
GTECの場合は、大体CBT1350前後が英検1級と同じC1レベルに該当するといえるでしょう。

TOEFL

TOEFL iBTテストは、英検同様英語の4技能を図る能力測定テストとして知られています。英検との違いは、なんといっても海外の認知度の高さです。非英語圏の出身者を対象に、海外留学や進学、就職の際に英語力を測る指標として、160か国以上の国で採用されています。
そのため、受験者に求められるレベルが高くなり、出題テーマは英検1級以上に専門性が高いことが特徴です。
TOEFL iBTの場合は、大体90以上が英検1級と同じC1レベルに該当するといえるでしょう。

IELTS

IELTSは、TOEFLと同様に海外での認知度が高い英語の能力測定テストです。こちらも海外留学・進学、就職をする際によく利用される試験なので、出題内容の専門性が高いことが特徴です。
CEFRのスコアによると、「IELTS 7.0前後が英検1級と同じC1レベルに該当」するといえるでしょう。
また、IELTでの最高得点9.0は、CEFRのC2レベルに値します。これはCEFRのスコアの中で一番レベルが高いもので、英語の4技能を測定するテストの中でそのレベルまで測ることができるのはIELTSのみです。よって、IELTSは一番難易度の高いテストであるといえるでしょう。

VERSANT

VERSANTは、スピーキング特化型のテストで、

  • 文章構文
  • 語彙
  • 流暢さ
  • 発音

これら4つの観点からスピーキング力をスコア化してくれます。日本では2015年に提供が開始されたため、まだ他のテストより認知度は低いですが、現在では海外留学や就職など様々なシーンで活用されています。
VERSANTの特徴は、なんといってもAIが採点するスピーキングテストであるということです。AIを駆使してのテストなので、24時間受講可能ですぐに結果が出るという手軽さも選ばれる理由となっています。
VERSANTは、英検や前述した他のテストとは形式が大きく異なります。そのため、一概に比較することは難しいのですが、CEFRのスコアに換算すると69~78あたりが英検1級と同じC1レベルに該当するといえるでしょう。

英検1級の合格率と合格点

ここまでの内容で、英語の能力テストの中での英検1級の位置づけが分かったことと思います。
そこで次は、英検1級の合格率と合格点についてご紹介していきます。

合格率は?

検定試験を受験する際に、各級の合格率は必ず調べるポイントですよね。しかし、英検では2016年度に「英検CSEスコア」を導入してから合格率の公開を一般には行っていません。
そのため、あくまでも2015年までのデータを参考にしたものにはなりますが、1級の合格率は10%前後であると推測されています。
また、準1級の合格率は15%前後、2級の合格率は25%前後と推測されていることからも、いかに1級の難易度が高いかということはわかるかと思います。

合格点は?

英検の各級での合格基準スコアは、英検CSEスコアを導入したことによって固定となっています。
英検CSEスコアの特徴としては、

  1. 4技能それぞれに均等にスコアを配分していること
    (1級の、技能ごとの満点スコアは850点)
  2. 正答数が同じでも、各回によりCSEスコアは異なるということ
    (このため、正答数を元に自身で合否を採点することはできません)
  3. 英検CSEスコアは「0〜4000」で表されるということ
    です。

自己採点によって自分で英検CSEスコアを算出することはできませんが、【英検1級の合格基準スコアは2630点】と決まっています。
また、合格基準スコアの内訳は

  • 一次試験(リスニング、リーディング、ライティング) 2028点
  • 二次試験(スピーキング) 602点

となっています。
英検公式HPによると、各技能での正答率が7割程度であれば、多くの方が合格すると記載されています。

英検1級を取得するメリット

英検1級を取得することで得られるメリットは当然たくさんあります。
今回は「学生」と「社会人」の2つの立場に焦点をあてて、具体的にどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

学生で取得した場合

まず、高校生で英検1級を取得した場合は、

  • 大学入試で活用できる

というのが一番のメリットだといえるでしょう。

一般的に、英検2級から入試の選考に活用できる大学が多いのですが、中には英検1級が出願条件になっている大学も存在します。
そのほかにも、英検1級を所持していることで、学校によっては

  • スコアがさらに加点される
  • 学内推薦やAO入試などで優遇措置が取られる
  • 英語科目の試験を免除される

といった恩恵が受けられます。

次に、大学生で英検1級を所得する場合は

  • 就職に有利に働くことが多い

というのが一番のメリットだといえるでしょう。
難関資格の英検1級所持者はあまりいないため、就職においての選考では大きなアドバンテージになります。具体的な例として、教員採用試験では試験の一部が免除されたり、加点の対象になったりすることが挙げられます。
また、大学の交換留学を利用する場合は、出願条件に英語能力テストのスコアの提出が求められることが多いです。特に、海外の大学は学内選考での倍率が高くなります。そんな中、英検1級を所持していることは高い英語力を持っていることの証明になります。

そのほかにも、英検1級を取得することで、大学内での英語科目の単位に認定されることがあります。

社会人で取得した場合

社会人で英検1級を所得した場合に得られるメリットとしては、

  • 転職で有利になる
  • 社会的評価が上がり、昇給につながることがある

ことなどが挙げられます。

英検は日本で一番有名な英語能力測定テストであり、その中でも一番難しい英語1級は、相当な努力をしなければ合格することができません。そのため、英検1級を所持していることはすなわち「目標に向かってひたむきに努力することができる人材である」という証明にもなります。そのことが、社会において有益な人材であるというアピールポイントになるのです。
また英検1級を取得していることによって、高い英語力が求められる通訳案内士の英語の筆記試験が免除されるメリットもあります。
これらのことから、英検1級を持っていることはどの世代においても大きなアドバンテージになるといえるでしょう。

英検1級の試験内容

続いて、英検1級の試験内容についてご説明します。
試験は

  • 一次試験(リスニング・リーディング・ライティング)
  • 二次試験(スピーキング)

この2つに分かれています。
そして、一次試験に合格した場合のみ二次試験を受験することができます。

一次試験の内容

一次試験の内容は、リスニング・リーディング・ライティングの3技能を問われる筆記試験です。
試験時間は135分(2時間15分)で、その内訳はリスニングが約35分、リーディング・ライティングが100分となっています。
一次試験の問題で出てくる場面や状況、話題については以下です。

【場面や状況】
学校や職場・家庭・講義・電話・アナウンス・(公共施設や各種店舗などを含む)地域など
【話題】
社会生活一般、ビジネス、テクノロジー、政治、芸術、文化、教育、歴史、自然、科学、環境、医療など

①リーディング

リーディングセクションはすべて四肢選択式の解答形式で、計41問で構成されています。
問題形式は、下記のように3つに分かれています。

  1. 短文の語句の空所補充 (25問)
    →短文・会話文の中の空欄を、文脈を元に適切な語句を選ぶ
  2. 説明文・評論文などの長文の語句の空所補充 (6問)
    →2つの長文が出題され、それぞれ3つずつの空所がありそれにあった適切な語句を選ぶ
  3. 説明文・評論文などの長文の内容の一致選択 (10問)
    →3つの長文が出題され、特に最後の問題の分量が長くなる傾向にあるのが特徴

②ライティング

ライティングセクションは、指定されたトピックについて英作文を書く記述形式の問題です。
出題される問題数は1問のみです。指定のトピックについての自分の意見とその理由を、200~240語程度でまとめます。
ここで指定されるトピックとは10語程度の英文で、

  • Yes, Noで答えられるようなもの
  • AgreeかDisagreeのどちらかを選ぶもの

これらのどちらかに該当することが多いです。

ライティングの採点ポイントは以下4つです。

  1. 内容( 問われた質問に沿った内容になっているか)
  2. 構成(英作文の構成が分かりやすく、論理的であるか)
  3. 語彙(トピックに合った語彙を適切に使うことができているか)
  4. 文法(様々な文法を適切に使うことができているか)

③リスニング

リスニングセクションはすべて四肢選択式の解答形式で、計27問で構成されています。
問題形式は、下記のように4つに分かれており、音声が流れる回数は全て1回だけです。

会話の内容一致選択(10問)
会話の内容に合った答えを選ぶ問題で、口語表現がよく使われているのが特徴

文の内容一致選択(10問)
200単語前後の文章を聞いて内容に合った答えを選ぶ問題で、その多くが論説文であることが特徴

Real-Life形式の内容一致選択(5問)
案内放送や電話の音声ガイダンスなど、日常生活でよく聞くアナウンスの内容に合った答えを選ぶ問題

インタビューの内容一致選択(2問)
ゲストへのインタビュー形式の英文が3分程度流れ、その内容に合った答えを選ぶ問題
ネイティブ同士の実際の発話を再現しているため、時折声がクリアではなかったり話す速度が変わったりすることもある

二次試験(スピーキング)

二次試験のスピーキングセクションでは、約10分間の個人面接がおこなわれます。2人の面接官が、受験者のスピーチや応答の内容、文法、語彙、発音などをふまえて評価をつけます。
試験の内容は、下記のように3つに分かれており、試験中の受け答えは入室から退室まですべて英語です。
スピーキングテストの大まかな流れは下記のようになります。

  1. 入室後に「面接カード」を渡し、面接官の合図で着席する
  2. 面接官と、氏名の確認と簡単な日常会話を行う
  3. 5つのトピックが記載された「トピックカード」を受け取る
  4. トピックの中から1つを選択し、制限時間内にスピーチの内容を考える(1分間)
  5. スピーチを行う(2分間)
  6. スピーチの内容や選んだトピックにちなんだ面接官からの質問に答える(4分間)
  7. 「トピックカード」を面接官に返却し、退室する

また、スピーキングの主な場面・題材は社会性の高い幅広い分野の話題です。具体的には、「日本の世界経済においての役割」「科学の発展の有益性」「芸術分野の財政的支援」といったトピックが出題されています。

英検の対策法は?

ここからは、英検1級も含めた英検対策法についてご紹介します。英検という試験の基本的な対策方法になるので、どの級を受ける方にとっても参考になりますよ!ではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキング(面接)これらの4技能に分けて、ひとつずつご紹介しますね。

リーディング対策法

リーディング対策に関しては、英検1級がきわめて難易度の高い検定だからといって、特別な勉強法が必要になるわけではありません。1級のリーディング対策は、とにかく基礎となる単語・文法学習をしっかりとこなすことが重要です。
なぜなら、英検のリーディングセクションは、単語と文法が理解できてさえいれば解ける問題ばかりだからです。しかし問題は単語力と語彙力。英検1級の出題範囲は10000~15000語といわれており、問題のボリュームもとても多いです。そのため、出てきた単語、文法を瞬時に理解し解き進めていく力が求められます。そのためには単語帳を繰り返し学習し語彙力の幅を広げていくことが何より大事です。暗記するときは単語の意味だけではなく例文やフレーズも併せて確認することを忘れないでください。ちなみに、使用する単語帳は【英検1級 でる順パス単】がおすすめです。
単語・文法がしっかり学習できていれば、わざわざ長文問題をたくさん解く必要はありません。それよりも、過去問や対策問題集を解いた後の復習に時間をかけるようにしましょう。
過去問の数をこなすのではなく、間違えた部分を重点的に復習し苦手をつぶしていく意識をもって取り組んでください。

リスニング対策法

英検1級のリスニング対策法として私がおすすめしているのは、
①過去問・対策問題集のリスニング問題のリプロダクション
②速聴
この2つです。

まず、1つ目の過去問のリプロダクションについて詳しくご説明します。
リプロダクションとは、

  • 英語の音声を一定の場所で止めて、聞こえてきた文章をそのまま英語で繰り返すアウトプットトレーニング法です。

リスニング対策として英語を聞くだけという方が多いかと思いますが、私たちは発音できない音を聞き取ることはできません。
このリプロダクショントレーニングでは、音源をきいて実際に声に出すので、リスニング力UPはもちろん発音・スピーキング力も同時に伸ばすことができます。
また、リスニング用の音声教材は数多くありますが、英検1級の対策をするのであれば1級の過去問・対策問題集を使うことが一番おすすめです。
なぜなら実際の問題に近い音源を使って練習するほうが

  • 本番と同じ音声スピードに慣れることができる
  • 内容の傾向がつかめる

というメリットがあるからです。実際に学習した内容と同じようなフレーズが本番で出てくることもあるので、効率的に学習できます。

2つ目におこなってほしいのは、速聴です。速聴とは、文字通り英語音声を速いスピードで聞く学習法です。
実際の試験では、リスニングの音声はたった一度しか流れません。そのうえ試験本番の緊張感がある中で、集中して流れてきた音を正確に聞き取る必要があります。そこで、速聴のトレーニングを行うことで、速い速度でのリスニングに耳がついていくようになります。そうすると本番で流れる通常速度の音声を聞くと、ゆっくり音声が流れているように聞こえるので、落ち着いて問題を聞くことができるようになります。
このように、速聴とリプロダクションを組み合わせて学習する事で、劇的にリスニング音声が聞き取れるようになっていきますよ。

ライティング対策法

英検1級のライティング対策は、

  • 答え方の型を覚えること

これが重要です。

ライティングセクションでは、指定のトピックに対して自分の意見を適切な語句・文を用いながら分かりやすく論理的に述べる必要があります。そのうえで、200~240語字程度の文章を書き上げなければいけません。
また、英検のライティングはたった1問で、配点が試験全体の30%弱を占めます。英検は4技能すべてのセクションにおいて基準点を超える必要があるので、この1問でしっかりと点数を取らなければ試験に合格することはできません。
だからこそ、一から自力で英文を作成するのではなく、ある程度の型を覚えて臨むことが大事です。

具体的な対策法として、まずは過去問を参考にしましょう。実際の過去問を用いることで、トピックの出題傾向をつかみながらライティングの答え方の型を覚えていくことができます。
また、言い回しや表現のストックを増やしていくためには以下の教材を活用することもおすすめします。

大学入試英作文ハイパートレーニング 和文英訳編
大学入試英作文ハイパートレーニング  自由英作文編

これらは日本語の段階でどう考えればいいのかについても学べるので、段階的に英作文の力を鍛え上げていくことができます。
和文英訳編は基礎的な内容から学習を始めることができるのに対し、自由英作文編はより応用的な内容になっています。
文法学習や暗記例文、実践的なトレーニングを行うための問題が用意されているので英作文が苦手な方はぜひ活用してみてください。

面接対策

英検1級の面接(スピーキング)では、英語の4技能すべてをバランスよく活用できる能力が求められ、その他の級と評価基準が異なります。そのため、今回は試験の評価基準を元に対策方法をくわしくご説明していきます。

  1. SHORT SPEECH
    (スピーチが一貫した論点と根拠、テーマであること)
  2. INTERACTION
    (臨機応変に対話ができること)
    初めに、1と2の対策にはライティング同様に「意見を述べる順番や答え方の型を覚えること」が大切です。一次試験のライティング対策で得た知識は、二次試験の面接でも活用することができます。それらの知識と併せて、面接の過去問や対策問題も活用しながら試験に備えていきましょう。
    また、日頃から様々なトピックについて自分の意見を言えるようになっていなければ、実際の試験で臨機応変に対応ができません。日頃から、「自分の意見を考える癖をつけること」を心がけておきましょう。
  3. GRAMMAR AND VOCABULARY
    (幅広い語彙・文法を適切に使用できること)
  4. PRONUNCIATION
    (正しい発音・アクセント・イントネーションを使用できること)
    次に、3と4の対策にはリーディング同様に単語・文法の知識を増やしておくことが大切です。
    「単語を覚える際には必ず正しい発音・アクセントも併せて覚えておく」
    「学んだ文法を使ってその場で正しく文章を組み立てられるよう、過去問を活用しながらスピーキングの練習を行う」
    これらを意識していきましょう。
    また、人前で英語を話す練習としては、本番の試験を想定した「2分間の英語のスピーチを誰かに聞いてもらう」ことが効果的です。
    その際に、発音やアクセント・イントネーションの癖や、話すスピードについても客観的にチェックしてもらうといいでしょう。

最後に、対面でのスピーキングテストは紙面でのテスト以上に緊張するものです。少しでも緊張を和らげ、本番で実力を存分に発揮するためにも実際の試験の流れをしっかりと頭に入れておくことが大事です。
英検公式HPには、面接のシュミレーション動画が上がっています。試験本番で慌てることなく落ち着いて面接試験に臨むためにも必ず事前にチェックしてくださいね。

まとめ

ここまで、英検1級について「試験内容や難易度、他の試験との比較、対策法」などさまざまな視点から解説していきました。
英検1級は難易度が高い分、取得していることで大きなアドバンテージになります。
今回ご紹介した対策法を活用して、効率的に学習を進めていってくださいね。

Dana式英語の体験レッスンを受講しませんか?

「英語を話せる人生が良かった」「海外旅行を今以上に楽しみたい」
こういったお悩みは誰しもが一度は抱えるかと思います。

そこで、一度「Dana式英語」の体験レッスン&個別コンサルティングを無料で受けてみませんか?
本ブログを運営しているDanaはYouTubeで18万人以上の登録者を誇り、70,000人以上の方に英語の特別な情報をお伝えしてきました。

下記の公式LINEにご登録いただくと、期間限定で

  • 英語力が伸びない人の特徴
  • ペラペラ英語のための発音法
  • 英語力UPの最短勉強法とは?
  • 最短でマスターするには〇〇!

など「超有料級の64分動画&電子書籍5冊」も無料特典としてお受け取りいただけます。

Danaだからこそお伝えできる英語の学習方法、今後の目標を無料かつ個別でお伝えしますので、ぜひこの機会に無料でご登録ください。

\ 期間限定の無料特典! /

デイナ / Dana 【英語の先生】
English Teacher
Hey Hey everybody it’s Dana from DES
日本に来て10年以上経ちますが私がSNSを通して発信することで多くの日本人の助けになる、とのアドバイスから発信活動を始めました。
SHARE
  • URLをコピーしました!