タクシーで使う英語表現!接客で使える英会話フレーズも紹介
土地勘の無い場所などで強い味方となるタクシー。
便利な一方で旅行や海外出張のとき、タクシーでの会話に戸惑ったことはありませんか?
逆に海外のお客さんを乗せたけど言っていることが毎回わからなくて対応が大変…
という方も中にはいるのではないでしょうか?
至れり尽くせりな日本のタクシーと違い、海外のタクシーはこちらから積極的に要望を伝えていかないと思い通りのサービスが受けられないことも多いです。
そこで今回はタクシーで使える英会話フレーズをご紹介します。
- これから海外旅行または出張に行く予定
- 海外のお客さんへの対応をスムーズにしたい
このように思っている方はぜひ必要フレーズをしっかりとおさえてくださいね。
そもそもタクシーは英語で何と言う?
タクシー乗車時に使える表現をお伝えする前に、そもそもタクシーは英語で何というのか知っていますか?
正解は英語でTaxi(タクシー)もしくはCab(キャブ)と言われます。
なぜ2つの名称があるのかというと、タクシーの正式名称は「taxi-cab」であるからです。
そのため地域や人によって、前半のtaxiを使ったり後半のcabを使ったりということが起こるんですね。
どちらにせよ日本語と同じくtaxiと言えば間違いなく通じます。
cabかtaxiか迷ったらtaxiを使えば間違いありません。
海外のタクシー事情について
海外のタクシー事情は日本とは違います。
知らないと恥をかいたり失敗することもあるもの。
そこで知っておくべき海外のタクシー事情を3つご紹介します。
1.チップが一般的な国ではタクシー利用時にもチップを払う
アメリカなどのチップが一般的な国では、タクシー降車時にチップを払います。
目安は乗車料金の10%~15%。
重い荷物の積載などを手伝ってもらった場合にはチップを上乗せした方が良いでしょう。
またタイなどでもおつりの小銭がある場合はチップとして渡すのが一般的です。
タクシーを利用する前に、その国でのチップ事情を調べておきましょう。
2.助手席に座るのが一般的な国も多い
中国やフィリピン、ドイツなど、一人で乗車するとき助手席に乗車するのが一般的な国もあります。
必ず助手席に座らなければならないというわけではありませんし、基本は自分の好きな場所に座って大丈夫です。
しかし時には運転手から助手席に座るよう指示を受けることもあるので、その場合は素直に指示に従っておきましょう。
3.タクシーよりもトレンドはUber
配車サービス「Uber」
世界中で破竹の勢いで広がっています。
アプリ1つで配車できる手軽さは、現地語がわからずタクシーの配車を頼めない状況のときに助かるものです。
ライセンスをもたない一般人が乗客を乗せて走る行為はUberが普及している多くの国でも違法、あるいはグレーゾーンのためUberの利用は個人の責任になってしまいます。
それでもどうしてもタクシーがつかまらない、タクシーが使えない状況にあるとき、活用する価値は大いにあるでしょう。
タクシーで使う英語フレーズ
タクシーを利用する際に使うフレーズはかなり限定的です。
次項からご紹介する基本フレーズをしっかりと記憶し、ストレスなくタクシーを利用しましょう。
海外でタクシーを利用する際に使えるフレーズを、目的別にご紹介します。
タクシーに乗るとき
タクシーに乗ったら行先などを伝える前にまずは運転手へしっかりと挨拶をしましょう。
英語が苦手でもしっかりと挨拶をし適切な態度を最初にとれば、気持ちの良いサービスを受けられる可能性が高まりますよ。
基本はシンプルに以下の表現で十分です。
余裕があれば以下のような簡単な会話を交わすのも良いでしょう。
オーストラリアやアメリカといった英語圏の国では、タクシードライバーが上記のように「調子はどうですか?」と話しかけてくることも珍しくありません。
その際は、以下のような表現を使いフレンドリーに応答しましょう。
また辺鄙な場所に行ってもらいたいときや遠い場所に行きたいときは、タクシーが動き出す前にその場所へ連れて行ってもらえるかあらかじめ確認しておいたほうが無難です。
目的地を伝えるとき
タクシーに乗り込んだらまずは目的地を伝えます。
シンプルに、しかしはっきりと発話し、間違いなく運転手に行きたい場所を伝えましょう。
有名な観光地や建物であれば、目的地にはそのモニュメントなどの名前を入れればOKです。
そうではない場合は、住所や近くにある目印となる建物の名前などから行きたい場所を説明します。
正式な名称がわからない場合は、土地の名前に以下のような建造物などを表す英単語を加えれば理解してもらえることも多いです。
ぜひ覚えておきましょう。
Museum/Art Gallery – 美術館
Zoo – 動物園
Aquarium – 水族館
Landmark – 地標、目印
Monument – 記念碑
Statue – 像、彫像
Cathedral – 大聖堂
Castle – 城
Palace – 宮殿
Observatory – 天文台/展望台
Botanical Garden – 植物園
National Park – 国立公園
Tower – 塔
Bridge – 橋
Fountain – 噴水
Lighthouse – 灯台
Heritage Site – 世界遺産
Theme Park – テーマパーク
所要時間を聞きたいとき
目的地までの所要時間を聞きたいときに使える表現です。
おおよその値段を予め知っておきたい場合には以下のような表現が使えます。
ただし実際の運賃は交通状況や距離によって変わります。
特に都市部では出勤・帰宅時にあたる時間帯などは、通常よりもかなり時間も値段もかかる可能性があることは留意しておきましょう。
急いでいると伝えたいとき
急いでいること、目的地まで早く着きたいことを伝えるときに使える表現です。
道案内をしたいとき
はっきりとした住所がわからないときや道が複雑なときなどに、運転手に道案内をする英語表現です。
地元のランドマークや道路の特徴を指摘すると、より具体的に伝えることができます。
メーターをつけて貰うとき
観光客と知るや否や、メーターを使わず到着後に異常に高い値段を請求したり、わざと遠い道を通ったりする悪質なタクシードライバーもいます。
毅然とした態度で接することで、トラブルは防ぎやすくなります。
メーターをつけるよう依頼するときや、道がおかしくないか確認するときに使える表現です。
依頼したのにメーターを使ってくれない、ずっと道順がおかしいなどの状況が続くのであればタクシーを降りた方が良いでしょう。
荷物をトランクに入れて欲しいとき
日本では、荷物が多いときなど、こちらから聞かなくてもトランクを開けてくれることも多いです。
しかし海外ではこちらから声をかけないと気付いてもらえないことも多々あるもの。
荷物が多いときなど、タクシーのトランクを使いたいときに使える英語表現です。
またタクシーの運転手に積載をお願いしたいときは、以下のような表現があります。
積載をお願いしたときはチップが一般的な国はもちろん、そうではない国でもチップを払った方が良いでしょう。
会計でチップを渡すとき
アメリカなどでは、チップは「気が向いたら払う」ものではなく、一種の義務とも言えるものです。
アメリカの場合、チップの相場は運賃の10~15%。
以下の表現を使い、スマートにチップを渡しましょう。
チップの習慣は国や地域によって異なるので、その土地の慣習に合った形で渡すようにしてください。
お釣りが欲しいと伝えるとき
チップが当たり前の国では、こちらから要求しないとお釣りがもらえないことも多いです。
お釣りを要求するときに使える英語表現をご紹介します。
タクシーの会計でも電子マネーやクレジットカード決済が当たり前の国は多いため、運転手がお釣りの小銭を持っていないこともあり得ます。
現金でタクシーを利用する場合には、少額の紙幣や小銭を用意しておいた方が良いでしょう。
また1円単位でお釣りがもらえるのが当たり前の日本と違い、海外ではそもそも最小単位の効果が存在しないことがあります。
例えばブラジルでは最小の通貨単位は「センタボ」ですが、1センタボ硬貨はすでに流通していません。
そのためお釣りが8センタボなら10センタボに、7センタボなら5センタボになるのが基本です。
さらに10センタボ未満であれば渡されないこともよくありますし、人々もわざわざ10センタボ未満を要求したりはしません。
郷に入っては郷に従えの精神で、その国の状況に合わせて臨機応変に対応しましょう。
タクシーから降りるとき
タクシー乗車時と同じく降車時もしっかりと挨拶をし、運転手に感謝の気持ちを伝えましょう。
タクシーから降りるときに使えるフレーズです。
これまでご紹介した「タクシーで使う英語フレーズ」を使った会話例をご紹介します。
ドライバー: Hello.
(こんにちは。)
乗客: Hi. How are you doing?
(こんにちは。調子はどうですか?)
ドライバー: I’m doing very well, thank you. How about you?
(とても良いですよ。ありがとうございます。あなたはどうですか?)
乗客: I’m good.
( いいですよ。)
ドライバー: Where are you headed today?
(本日はどちらへ行かれますか?)
乗客: Please take me to TeamLab.
(TeamLabへ行ってください。)
ドライバー: Understood.
(わかりました。)
乗客: I have a lot of luggage, is it okay to use the trunk?
(荷物が多いので、トランクを使っても良いですか?)
ドライバー: Of course.
(もちろんです。)
-タクシーが出発する-
ドライバー: The traffic seems busy.
(道が混んでいますね。)
乗客:How long will it take to get to TeamLab?
(どのくらいでTeamLabに到着しますか?)
ドライバー: It will probably take about an hour and a half.
(1時間半くらいかかるでしょう。)
乗客:The entrance time for TeamLab is from 4 o’clock. Can you get me there quickly?
(TeamLabの入場時間が4時からなのですが、急いでもらうことはできますか?)
ドライバー: If we use the expressway, I think we can arrive a bit earlier.
(高速道路を使えば少し早く着くことができると思います。)
乗客:Alright, please do.
(ではお願いします。)
-TeamLaboに到着する-
ドライバー: We’ve arrived at TeamLab.
(TeamLabにつきました。)
乗客: Thank you. How much is the fare?
(ありがとうございます。料金はいくらですか?)
ドライバー: It’s 15,000 yen.
( 15000円です。)
乗客: Can I use PIX?
※PIX:ブラジルで使われているインスタント決済手段
(PIXは利用できますか?)
ドライバー: I’m sorry, but PIX is not accepted. Credit cards and electronic money are available.
(すみませんがPIXは利用できません。クレジットカードや電子マネーが利用できます。)
乗客: I see. I’ll pay with a credit card.
(わかりました。クレジットカードで払います。)
ドライバー: Thank you for today. Please make sure you don’t forget anything.
(本日はありがとうございました。忘れ物が無いよう気を付けてください。)
乗客: Thank you as well. Have a nice day.
(こちらこそありがとうございました。良い一日を。)
タクシーの接客英語フレーズ
ここからはタクシーの運転手として接客するときに使える英語表現をご紹介します。
乗客側としてタクシーを利用するときも、これらの表現を覚えておけば運転手が何を尋ねているのか理解しやすくなるもの。
海外でタクシーを利用する前にぜひおさえておきましょう。
目的地を聞くとき
まずは目的地を聞く時の表現です。
もしも目的地を知らない場合には、住所や目的地となる建物などがないか尋ねましょう。
もう一度言ってほしいとき
海外からの乗客は、現地の目的地の発音の仕方がわからなかったり、イントネーションに癖があり目的地がわかりづらいことも多いものです。
わからないときは有耶無耶にせず、しっかりともう一度聞き返しましょう。
もう一度言ってほしいときに使える表現です。
何回聞いても目的地が聞き取れない場合は、乗客の目的地の発音自体が間違っている可能性があります。
そんなときは以下のような表現を使い、乗客の行きたい場所を探っていきましょう。
支払いのとき
目的地について支払いを求めるときに使える表現です。
念のため、乗客の支払い手段が使用できないとき、それを乗客に伝える表現も覚えておきましょう。
支払いが終わったら、乗車していただいたことに対し感謝を伝えましょう。
忘れ物の確認をするよう伝えるとき
海外からの乗客の場合、忘れ物に気付いたとしてもそれを届けるのは難しいものです。
降車時に忘れ物がないか確認しておきましょう。
タクシー関連で使える英会話フレーズ
ここからはタクシーを呼びたいときに使える英会話フレーズをご紹介します。
タクシーを予約・呼んでもらうとき
タクシーを呼ぶときの表現です。
自分で頼むときと、ホテルなどで頼むときは少し表現が違いますが、どちらも定型的な表現ばかりなので、しっかりと記憶しスムーズにタクシーを頼みましょう。
まずは電話などで自分でタクシーを呼ぶときです。
ホテルなどでタクシーの配車をお願いするときに使える英語表現は以下の通りです。
タクシー乗り場を知りたいとき
タクシー乗り場をさす単語はいくつかあります。
Taxi Stand
Taxi Rank
Taxi Queue
Taxi Line
Cab Stand
地域によって表現が変わることに留意しましょう。
以下はタクシー乗り場を知りたいときに使える表現ですが、地域によってTaxi Standを適切な単語に置き換えてつかってください。
タクシーで使える雑談英会話
目的地へ到着するまで雑談をするのが一般的な国も多いです。
雑談は義務ではありませんが、楽しく会話ができればそれだけでもサービスの印象が良くなるもの。
タクシーで使える雑談英会話をご紹介します。
滞在期間・滞在目的についてきく
まずは滞在期間・滞在目的について聞くときに使える表現です。
質問ばかりしているとプライベートを詮索されているようで、気分を害する人もいます。
上記質問表現はあくまで会話のきっかけであり、そこから話をふくらませるようにしましょう。
タクシー内での会話例です。
ドライバー: What is the purpose of your visit to Tokyo?
(東京への訪問の目的は何ですか?)
乗客: I’m here for sightseeing.
(観光です)
ドライバー: Do you have specific places you’ve decided to visit?
(行く場所はどこか決められていますか?)
乗客: Yes. I definitely want to go to the Ghibli Museum.
(はい。ジブリ美術館には絶対に行こうと思っています。)
ドライバー: That sounds great. It’s a wonderful place to relax. Also, the nearby Inokashira Park is beautiful this time of year with cherry blossoms in full bloom.
(いいですね。あそこはのんびりするのにとても良い場所です。
近くにある井の頭公園も今の時期なら桜が咲いて綺麗ですよ。)
乗客:Is that so?
(そうなんですか?)
日本滞在の感想をきく
日本滞在の感想を聞くときに使える表現です。
こちらも滞在期間や目的を聞くときと同じく、質問ばかりするのはやめましょう。
質問はあくまで会話のきっかけです。
以下、日本滞在について乗客と話すときの会話例です。
ドライバー: How was your stay in Japan?
(日本の滞在はどうでしたか?)
乗客: It was really enjoyable. I was pleasantly surprised by how delicious the meals were.
(とても楽しかったです。食事がおいしくてびっくりしました。)
ドライバー: I’m glad to hear that. Any particular food that you liked?
(そうですか。それは良かったです。特に気に入った食べ物はありますか?)
乗客: Yes, the matcha soft serve ice cream I had in Kyoto was especially delicious.
(はい。京都で食べた抹茶のソフトクリームはとてもおいしかったです。)
ドライバー: Matcha flavor isn’t very common abroad, you know. Did you visit Tsujiri?
(抹茶味はなかなか海外では一般的ではありませんからね。辻利にはいかれましたか?)
乗客:Yes, that’s where I had the soft serve!
(はい。そこでソフトクリームを食べたんですよ!)
おすすめスポットを伝える
タクシードライバーにおすすめスポットを聞く観光客は多いものです。
しっかりとおすすめスポットを伝える表現を覚え、適切に回答しましょう。
上記表現を使った会話の流れをご紹介します。
乗客:I have about 5 hours until I leave Tokyo. Is there anywhere I can enjoy in such a short time?
(東京を離れるまであと5時間ほどなんですけど、短い時間でも楽しめるところはありますか。)
ドライバー: In that case, I recommend going to ‘TeamLab.’ It’s a must-visit attraction in Odaiba.
(それなら、「TeamLab」に行くことをお勧めします。お台場で見逃せない観光スポットです。)
乗客:What is TeamLab?
(TeamLabとはどんなところですか?)
ドライバー:TeamLab is an interactive art museum. It features exhibits using technology, and you can experience them firsthand. It’s quite close from here.
(TeamLabは体験型の美術館です。テクノロジーを使った展示物があり、それを体感することができますよ。ここからも近いです。)
乗客:I see. I’ll check it out.
(わかりました。行ってみます。)
まとめ
いかがでしたか?
海外のタクシーは日本とは勝手が違う点も多いですが、流れと基本的なフレーズを少し覚えればスムーズに対応できます。
今回ご紹介したタクシーで使える定番の英語表現をいきなりすべて覚える必要はありません。1つでもいいので暗記してぜひ自分のものにしてくださいね。
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