最短!英語を話せるようになりたい社会人向けのオススメ独学勉強法

「仕事で急に英語が必要になった」
「これから英語が求められる場面が増えそう」
「ビジネスの場面で自分の言いたいことをスッと言えるようになりたい!」
このように今まではそこまで本気で向き合わなくてよかった英語にもう一度挑戦しなきゃいけなくなった!という社会人の方も多いのではないでしょうか?

「大人になってから語学なんて本当に習得できるの?」という不安を感じている方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
私は大人になってから日本語を習得しました。
そこで今回は6か国語をマスターした私の経験をもとに、最短ルートで英語を話せるようになるための学習法をご紹介します。

社会人でも英語は話せるようになる!

よく大人になってから語学を習得するのは難しい!と思っている人がいますが、そんなことはありません。実際、私は大人になってから日本語をマスターしましたし、今は中国語を勉強中です。たしかに若いほうが覚えも早いかもしれませんが、だからといって英語習得が無理ということではありません。まずはその固定観念を外して、正しい勉強法を知ることから始めましょう

英語を話せるようにならない社会人の共通点

英語を話せるようになりたい!という思いはあるものの、間違ったマインドや勉強法を長く続けて挫折している人は非常に多いです。
そこで、まずは英語が話せるようにならない社会人の典型的なパターンと共通点をご紹介します。
自分も当てはまっていないかチェックしてみてくださいね!

課題があいまいの状態で勉強している

みなさんは英語をやるぞ!という思いだけでやみくもに単語を覚えたり、参考書を読んでいませんか?この状態はまさに現在地もわからず目的地も決めないまま歩いているようなものです。私が運営する英語コーチングスクールDES(Dana’s English School)では、生徒さんの目標設定を明確におこなっていますが、これも英語力向上の指標とモチベーション維持のためです。

資格は興味ないです、という方は多いですが

  • 自分が今どのレベルの単語・文法が理解できていないのか?
  • 基礎レベルはどのくらいあるのか?

これらがわからない状態では、必要な対策や勉強法はわかりません。もちろん必ずしも資格を受けろということではないですが、課題を明確にして、英語力の向上を確認できる資格試験は英語学習におけるモチベーション維持につながるのでおすすめです。

間違えてはいけないと思っている

私の生徒さんの中にも英語を話すときに、単語や文法の間違いを気にしすぎて全く言葉が出てこないという方がいます。間違えてはダメ、間違えたら恥ずかしいという自分に対する思い込みを持っていると、いくら英語を勉強していても一生話せるようにはなりません。

日本語でも「が」とか「は」などの助詞を抜かして話したり、フランクに話すときはとくに気にせず間違った日本語で話すこともありますよね?仮に海外の人が少しおかしな日本語を話していたとして、みなさんはその人のことを責めたり軽蔑したりするでしょうか?みなさんが英語を話すときにまず頭に入れてほしいのは「間違えてもいい」。このマインドです!間違えることを恐れていては何もできないですよ

基礎知識ゼロで英語をただ聞き流している

基礎知識とは単語・文法のことで、これらの知識がない状態でただひたすら英語を聞いているだけでは当然話せるようにはなりません。幼い子供であれば英語をたくさん聞くことは語学習得においてメリットだといわれていますが、大人が同じ方法を試してもほとんど効果はありません。ただ、大人は論理的思考ができるという最大のメリットがあるので、単語・文法を論理的に理解して使いこなすことができます。だからこそ基本となる知識を入れることが語学習得への第1ステップになります。

アウトプットが圧倒的に足りない

英語学習におけるアウトプットとは、スピーキングやライティングなどを指します。みなさんは英語が話せるようになりたい!と言いながら英語を読んだり聴いたりしていませんか?英語を話せるようになりたいのであれば、英語を「話す」という練習をする必要があるので、アウトプットを意識した学習がマストです。

インプットだけを繰り返している

インプットとは単語や文法を覚えたり、英語を読んだり聴いたりすることを指します。これらはみなさんが学校で多くの時間を費やした学習法ですが、今みなさんは英語を話せるようになっているでしょうか?このように、インプットばかりを繰り返し学習していても、英語は話せるようになりません。インプットはもちろん必要ですが、ある程度知識がついてきたらアウトプットを意識したトレーニングにどんどん切り替えていくことが語学習得の最短ルートです。

英語を話す場面がない

英語を話すアウトプットトレーニングが必要とは言っても、英語を話す場面がないということもありますよね。ですが作ろうと思えば機会はいくらでも作れます。英会話スクールや英語カフェに行ってみる。外国人が多く集まる場所やお店に行ってみるなど手段はたくさんあります。英語を話す場面が急にきても大丈夫なように、勇気を出して自分からそのような場所に飛び込んでいくことも大切です。

目標設定が高すぎる

みなさんは英語を話せる=ネイティブと同じレベル
このように考えていませんか?
もちろん高みを目指すことは素晴らしいですが、人は高すぎる目標設定だと挫折してしまいます。
本当は英語力が上がっていて以前よりも話せるようになっているのに、一向に自信が持てず最終的には英語学習を辞めてしまうのは非常にもったいないです。
だからこそ、まずは
このフレーズだけは完璧に言えるようになる、聞き取ってもらえるようになる
など目標を細分化しましょう。
そうすることで自信もついて英語学習もどんどん楽しくなっていきますよ!

日本人に必要なのは語学力よりマインド!

語学習得には単語・文法の知識はもちろん必要ですが、それと同時に日本人に必要なマインドがあります。たとえ英語の成績が良くても、話すことに抵抗が強ければ話せるようにはなりません。英語を話すときに必要な心構えを紹介するので、英語を話すことにコンプレックスがある人は要チェックです。

とにかく会話を楽しむ、相手に伝えようという気持ちが重要

言語はコミュニケーションツールです。いくらきれいな英語を話していても、相手へ伝えたいという思いや目的がなければ、それはただの音声です。
みなさんが英語を習得したい理由はなんでしょうか?

  • 仕事でクライアントの言っていることをスムーズに理解したい
  • 外国人の患者さんが安心できるような言葉をかけてあげたい
  • 海外の友人と楽しく話したい

など相手への思いがきっかけになっていませんか?
理由は何であれ、英語を習得して1人で話したい、なんていう人はいないはずです。
だからこそ、英語を話すときは相手に伝えようという気持ちを常に大事にしましょう。

難しい単語や文法で話す必要はない

みなさんは難しい言葉をたくさん使って説明してくる人に対して、自分のことを考えてくれているなと感じますか?おそらく大半の人はもっとわかりやすく説明してよと思うのではないでしょうか?それは英語でも同じです。普段あまり使わないような難しい単語をたくさん使って話しても、結局相手に伝わらなければ意味がありません。Simple is best! 中学レベルの単語・文法を使ってみんなが理解できる英語を話せることが大事です。とくにビジネスシーンでは、難しい単語は不要で相手に明確に伝わることが求められます。

発音は気にせずまずは話してみることが大切

「発音を気にして話せない」という日本人は多いですが、そんなこともネイティブスピーカーは気にしません。むしろ発音は個性なので、ネイティブ発音じゃないとダメという固定観念は今すぐ捨てましょう。まずはきれいな発音で話すことよりも、声に出して相手に伝えようとする気持ちが大切です。

社会人から英語を話せるようになるための5つの基本

英語を話せるようになりたいと思っていても、イマイチ何から始めればいいのかわからないですよね。英会話スクールに通ってもなかなか伸びずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?そこでまずは「英語を話せるようになる」ために何をすればいいのかについてお伝えします。

①話せるようになりたい目的と目標を明確にする

一番大事なことは「なぜ話せるようになりたいのか」という点を明確にするということです。とくに理由はなく、話せたらカッコいいからという方もいると思いますが、それだけだとモチベーション維持はかなり難しいです。外国人の友達を作りたい、海外でチェックインのやりとりをスムーズにしてみたいなど大きな目標である必要はないので、何か1つでも考えてみましょう。そしてその目標がクリアできたら、次はこんなことができるようになりたい!という感じで達成感と自信を積み重ねていきましょう。

②英語を話す土台となる単語・文法を身に付ける

英語を話せるようになるための第一ステップは単語・文法です。このように聞くともうすでに英語学習をあきらめたくなる方もいると思いますが、単語と文法知識を少しずつでも増やしていけば、理解できる英語も使いこなせる英語も増えていきます。

ちなみに関係代名詞、関係副詞などのよくわからない日本語の名称を覚える必要はありません。関係代名詞=名詞をちょっと長い文章で説明するもの、みたいな感じで英文をつくるときにどんな役割を果たしてくれるものなのかを理解できていればOKです!

③フレーズを覚える

英語を話せるようになるステップは                            
①単語と文法の基礎を固める
②身近な英語フレーズを暗記する
③少ないフレーズでいいのでアウトプット
④少しずつそのフレーズ量を増やしていく
⑤気付いたらフリートーク出来てた

この順番です。単語と文法を学習したからといって、急に英会話スクールに通っても「知識」があるだけで使いこなすことができません。だからこそまずはHello, how are you?のような簡単な英語フレーズを体にしみこむまで何度も練習して暗記しましょう。みなさんもMy name is~はスラスラ言えますよね?このように言いなれているフレーズは何も考えなくても口から出てくるので、そのレベルになるまでひたすらアウトプットトレーニングをおこなうことが英会話への最短ルートです。

④インプットとアウトプットは3:7を意識

みなさんは学校の授業でリーディングやリスニングなど、主にインプット中心の学習をしてきましたよね?何度も言いますが、英語を話せるようになるには「話す」というアウトプットの練習が必要です。単語は声に出して覚える、TOEICもリスニング音声を聞いて真似して発音するなど常にアウトプットを取り入れて学習をすることが重要です。もちろん最初は知識が少ないのでインプットの時間が自然と多くなってしまうと思いますが、それでも常にアウトプットの時間を取り入れることは忘れないでくださいね。

⑤日々の継続を大切にする

とくに語学は毎日15分でもいいので継続することが大切です。1日で単語や文法を完璧に覚えることはできないので、日々コツコツ継続していく力が求められます。ここで気を付けてほしいのは、いきなり頑張りすぎないということです。初日はやる気があるので頑張って単語や文法を進めますが、1日におこなう分量が多いと、日に日にしんどくなってしまい結局挫折します。単語は1日何個、文法は1日何ページだけと決めて仕事やプライベートとのバランスをうまくとりながら進めていきましょう。

⑥スキマ時間を活用して効率よく勉強する
英語学習は通勤時間などの隙間時間も使ってみましょう。たとえば

  • 単語のリスニング音声を聞いて、頭の中で日本語の意味を瞬時に回答
  • TEDトークや英語の音声を1.5倍速できいて英語の音やリズム、スピードに慣れる

など、いろんなやり方があります。
机に向かうだけが英語学習ではないので、自分に合った学習のスタイルを探してみましょう

Danaおすすめ!効果的なアウトプットトレーニング

アウトプットトレーニングが大事!と言われても具体的に何をすればいいかわからないですよね?そこで私がYoutubeでも紹介していて、実際のDESの生徒さんにも効果を実感してもらっているトレーニングを伝授します

リスニング&スピーキング力アップに効果的!リプロダクショントレーニング

リプロダクション=通訳学校でも使われる初心者もできる超実践的なトレーニング法
準備するもの:音声つきの英文

【やり方】

  1. 音声を流す
  2. 音声を止める
  3. 発音する

ここで1つ注意点があります!
発音するときは聞こえたままをそのまま発音するようにしましょう。
たとえばAppleは「アップル」ではなく「アーポゥ」と聞こえますよね?この聞こえたままの音を再現しましょう。
最初は短い文章で練習し、長い文章も自分が再現できる長さに区切って練習しましょう!
またリプロダクションをするときは必ず文の意味を理解しながら発音してください。

英語初心者の社会人向け独学勉強法

英語はほぼ初心者という方には、簡単に楽しみながら続けられる学習方法からスタートすることをおすすめします。まずは継続していくことを目標に、日常に少しずつ英語に触れる時間を取り入れていきましょう。

①本や参考書などの教材を活用する

英語関連の書籍は非常に多いので、どれが最適か見極めるのは非常に難しいですよね。ただ、本や参考書は単語で1冊、文法書で1冊あれば十分です。まずはその1冊を何周もしてやり切る!ということを目標にしましょう。ちなみに私のおすすめの単語帳は「ターゲット1900」、文法書は初心者向けに「大岩のいちばんはじめの英文法」、中上級者向けに「キク英文法」です。

②YouTubeを活用する

私を含め、英語系のYoutubeはたくさんありますよね。Youtubeでよく紹介している使える英語フレーズを声に出してリピートするのもアウトプットトレーニングとして最適です。ただ、Youtubeを見ているだけでは英語力は伸びないので、動画内で紹介されていることを一緒に実践してみたり、行動にうつすようにしましょう

③英語で日記をつける

英語で日記をつけるのはかなり難易度が高いと感じるかもしれませんが、難しい英文を書こうとしなくてOKです。たとえば「今日は友達と買い物に行った」という1文を書くだけでもいいです。そのときにわからない単語は調べて、まずは自力で書いてみましょう。この自分で文章を書くという時点で単語の定着率が非常に高くなります。そして書いた英文は英文添削アプリなどで添削をしてもらいましょう。可能であれば音声も手に入るとなおいいですが、添削してもらった英文を暗記できるまで声に出して発音しましょう。1日1文なら1か月で30フレーズ、このように自分で表現できる英文を少しずつ増やしていけば今よりも格段に英語力はアップします

中学レベル以上の英語知識がある社会人にオススメの独学勉強法

中学レベル以上の単語・文法力はすでにあるという方は、さらにアウトプットの比率を増やして学習をしましょう。独学でもできる具体的な学習法をご紹介します。

①アプリ×アウトプット

英語系のアプリを活用して、隙間時間や寝る前のちょっとした時間に英語に触れてみましょう。私がおすすめする単語帳ターゲット1900はアプリで単語テストや音声もきくことができます。単語の正答率が上がるとランクが上がるので、ゲーム感覚で単語を覚えられます。まずは自分が取り組みやすく負担にならないものを選びましょう。

会話系のおすすめアプリ3選

スピークバディ
https://app.speakbuddy.me/
スピークバディはAIと英会話ができるアプリです。日常英会話からビジネスまで幅広いジャンルのシチュエーションを再現してくれているので、実践的な英語フレーズを学べます。
あらかじめスクリプトがある状態で英会話を練習したり、フリートークのトレーニングも可能です。ほかにも発音チェック、単語を覚えるための機能もあるのでアウトプットとインプットを効率よくおこなえます。

レシピー
https://www.polyglots.net/app/polyglots/
1レッスンが5分~10分程度と隙間時間で継続しやすい英語学習アプリです。スピーキング練習では、英文の中の前置詞や文法などの解説も丁寧にされているのでわかりやすく記憶に残りやすいです。また、TOEIC対策のコンテンツも含まれていて、資格取得+実践的な英語力をつけたい!という人にはピッタリです。

Voice Tube
https://jp.voicetube.com/
Voice Tubeは子供向けからビジネス英語を身に着けたい社会人まで楽しめる動画が視聴できるアプリで、とにかくコンテンツが多いです。いろいろなジャンルがあり、自分の興味がある内容を選んで英語学習できる点が最大のメリットです。また自分の声を録音して元の音声と比較できる機能もあるため、スピーキング練習としても活用できます。

②海外の映画やドラマ×アウトプット

海外の映画やドラマを観て、フレーズを抜き出してアウトプットトレーニングをしましょう。ただ字幕つきで映画を観るだけでは英語力は伸びないので、実際にセリフを聞こえたまま真似して発音してネイティブ発音の感覚を身に付けてください。とくに海外のドラマや映画はスラングや英語特有のリズム・抑揚・音声変化が多く使われていて「生きた英語」の宝庫です。好きな映画やドラマがあるのであれば、ぜひその作品のセリフをすべて覚えてしまうくらい何度も見て自分のものにしましょう。

③自分の興味のある分野×アウトプット

人は興味のないものを長く継続することはできません。だからこそ、少しでも自分が楽しいと思えるものと絡めて英語学習をすることが重要です。好きな海外のアーティストのインタビュー動画を見て英文を覚えて発音を真似したり、興味のある分野について話しているYoutube動画を見るなど何でもOKです。この分野の英語はスイスイ理解できて、単語も使えるというものを1つ作り、そこから徐々にその分野の幅を広げていくイメージです。英語に触れる時間が苦痛になってしまっては意味がないので、一般的な英語学習法だけにとらわれず自分のモチベーションが上がるような英語学習を選択しましょう。

④英語で独り言!シンプル&短い言葉でOK

英語で独り言を言うのは英会話の練習にもなるのでおすすめです。これは「7時に起きた」など自分の行動を1つ1つ説明していくというやり方でもOKですし、あるいは誰かに質問されたと想定して答えるというやり方もあります。たとえば「今日はお昼に何を食べるの?」と聞かれたとして自分がその質問に英語で答えます。このとき難しい単語は使わなくていいので、とにかくシンプルに相手に伝わるような英文をつくることを意識しましょう。ここで日本語がそもそも難しすぎるという人が多いので、小学生にも伝わるような日本語の言い回しをまず考えて、それから英語に訳すようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?英語はすぐに話せるようになるものではないですが、基礎がないならまずは基礎学習、そして土台を固めたらその先はとにかくアウトプットを意識してトレーニングしていくことが最短ルートです。今日ご紹介したどれか1つでも自分ができそうなことを始めて、まずは3日継続できるように頑張りましょう!

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日本に来て10年以上経ちますが私がSNSを通して発信することで多くの日本人の助けになる、とのアドバイスから発信活動を始めました。
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