海外では通じない!和製英語130選|カジュアルからビジネスまで解説
いきなりですが、みなさんは
・ペットボトル
これを英語でなんというか知っていますか?
ここで
・そんなの簡単、○○だよ!
と正解をわかっている方がいる一方で、
・え、ペットボトルじゃないの?
と思った方も多いのではないでしょうか?
音の響きだけをきくとまるで英語のようですが、実はペットボトルは「和声英語」です。つまり英語ではないので海外の方には通じません。
このように私たちの身の回りには、数多くの和製英語が存在します。
これらの和製英語トラップにより
- 相手に上手く意味が通じない
- 誤解を生む
このようなトラブルは意外と頻繁に起こりがちです。
そこで今回は、「間違えやすい代表的な130個の和製英語」をご紹介します。
これらの単語を覚えるだけでも
- 英会話での理解度が上がる
- ミスコミュニケーションが減る
というメリットを感じられるはずなので、まずは今日紹介する130単語をしっかりマスターすることからスタートしてみましょう!
和製英語って?
和製英語とは、
・英語やヨーロッパの言葉を真似て日本人によって作られた日本語
です。
つまり、これらはあくまでも日本語なので、実際の英会話では通じることはほとんどありません。
また和製英語には英語由来のもののほかに、ポルトガル語やフランス語、ドイツ語由来のものもあります。
たとえば
- アルバイト→ドイツ語の「Arbeit(仕事・働くことを意味する単語)」
- シュークリーム→フランス語の「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」
など。
ちなみにアルバイトは英語でpart-time job、シュークリームはcream puffです。
【日常生活編】ネイティブに通じない和製英語
それではさっそく和製英語をご紹介していきます。まずは、私たちの生活に欠かせない日用品にまつわる和製英語です。これらの単語は使用頻度も高いので、知っていると役立つシーンが増えるはずですよ。
①エアコン・クーラー(air conditioner/AC)
エアコン・クーラーは、英語で””air conditioner””や””AC””と言います。ちなみに、日本では一般的に冷・暖房設備を備えた家電のことをエアコンと呼びますが、””air conditioner””が指すのは冷房のみです。
そのため、(エアコンの)暖房設備について話したいときは””heater(暖房)””という単語を使いましょう。
②ガムテープ(packaging tape)
ガムテープは、英語で””packaging tape””と言います。こちらは、梱包用に使うテープを指す言葉です。そのほかにも、””duck tape””や””duct tape””といった言い方があります。
③キーホルダー(key ring/key chain)
キーホルダーは、英語で””key ring””や””key chain””と言います。鍵をつなぎとめておくリングやチェーン、といったイメージで覚えておくと分かりやすいです。
④コンセント(outlet/socket)
コンセントは、英語で””outlet””や””socket””と言います。ちなみに、英語でコンセント(consent)とは「同意」「承諾」を意味します。まったく別の意味になってしまうので注意しましょう。
⑤シール(sticker)
シールは、英語で””sticker””と言います。ちなみに、シール(seal)は「密封する」「押印をする」ことなどを意味します。洋画でも、シーリングスタンプをして手紙に封をする光景がたまに出てきますよね。””seal””はその時に使う表現です。
⑥シャープペンシル(mechanical pencil)
シャープペンシルは、英語で”mechanical pencil”と言います。日本では誰もが持っている文房具であるシャーペンですが、海外ではそんなに一般的ではないことも覚えておきましょう。
⑦ストーブ(heater)
暖房器具のストーブは、英語で””heater””と言います。エアコンの項でお伝えした通り、暖房機能のあるエアコンも同様に””heater””と表現します。
ちなみに、ストーブ(stove)とは英語でガスコンロのことを指します。
⑧ドライヤー(hair dryer)
髪を乾かす際に使われるドライヤーは、英語で””hair dryer””と言います。
ちなみに、ドライヤー(dryer)とは英語で乾燥機のことを指します。英語圏では、各家庭に乾燥機があることが多いのでこちらもぜひ覚えておきましょう。
⑨ビニール袋(plastic bag)
ビニール袋は、英語で””plastic bag””と言います。ついビニールバッグと言いそうになるかもしれませんが、それでは意味は伝わりません。ちなみに、英語でビニールバッグ(vinyl bag)とはプールバッグのような厚手のビニール製のバッグのことを指します。
⑩ピンセット(tweezers)
ピンセットは、英語で””tweezers””と言います。ちなみに、ピンセットの語源である””pincet””はオランダから伝わってきた医療用語です。
⑪ファックス(facsimile)
ファックスは、英語でfacsimileと言います。こちらの和製英語は、伝わらないどころか””fu**s””という発音に聞こえてしまうため特に注意が必要です。不要なトラブルを避けるためにも、正しい英語を絶対に覚えておきましょう。
⑫ブックカバー(book jacket)
ブックカバーは、英語で””book jacket””と言います。日本では、本を買う際にサービスでブックカバーが付いてくることもありますよね。しかし、英語圏ではそのような文化はなく、ほとんど使われるものではないことも併せて覚えておきましょう。
ちなみに、ブックカバー(book cover)とは英語で本の本体の表紙部分を指します。日本語の意味とは異なるので注意しておきましょう。
⑬ペットボトル(plastic bottle)
ペットボトルは、英語で””plastic bottle””と言います。こちらの和製英語の由来は、ペットボトルの原料であるポリエチレンテレフタート(polyethylene terephthalate)の略・PETからです。
⑭ボールペン(ballpoint pen)
ボールペンは、英語で””ballpoint pen””と言います。英語圏の学生にとっては、学校でも小さい頃からボールペンを使うのでとても馴染みの深いものであると言えるでしょう。
ちなみに、英語で蛍光ペンは””highlighter””、油性ペンは””permanent marker””、水性ペンは””non-permanent marker””と言います。これらも併せて覚えておきましょう。
⑮ホッチキス(stapler)
ホッチキスは、英語で””stapler””と言います。ホッチキスを日本に輸出したアメリカの会社名がきっかけで、日本ではホッチキスと呼ばれるようになったようです。
ちなみに、ホッチキスの針は英語で””staple””と言います。
⑯リモコン(remote control)
リモコンは、英語で””remote control””と言います。こちらは機械を遠隔操作するといった意味になるので、まさにリモコンの機能にぴったりとあてはまる英語ですね。また、””remote””と略して言うこともできるので、そちらも併せて覚えておきましょう。
⑰レンジ(microwave oven)
レンジは、英語で””microwave oven””と言います。文字通り、マイクロ波を使用して料理を温めることからその名前が付けられました。口語では””microwave””と略して使うのが一般的です。
ちなみに、レンジ(range)は「範囲」という意味で使われることが多いですが、「調理用のレンジやコンロ」という意味もあります。しかし、私たちが普段使う電子レンジは””microwave oven””のことを指すということを覚えておきましょう。
【ビジネス編】ネイティブに通じない和製英語
続いてはビジネスシーンでよく使われている和製英語について見ていきましょう。これらの中には、元の英語と和製英語の意味が異なるものも多く存在します。実際のビジネスの現場でトラブルにならないためにも、代表的な和製英語は必ず覚えておきましょう。
①アフターサービス(after-sales service/repair service)
商品購入時についてくる保障・修理サービスを指すアフターサービスは、英語で””after-sales service””、””repair service””などと言います。
また、日本でもなじみ深いカスタマーサービス(customer service)という言葉で表現することもできますよ。
②アポ・ アポイント(appointment)
誰かと会う約束があるときによく使われるアポ・アポイントは、英語で””appointment””と言います。
アポを取る(make an appointment)、アポがある(have an appointment)といったフレーズも併せて覚えておきましょう。
③インフレ(inflation)/デフレ(deflation)
物価全体が上昇することを指すインフレは英語で””inflation””、反対に物価が下落するデフレは””deflation””と言います。
こちらは元の英語を略してできた言葉なので、覚えやすいのではないでしょうか。
④キャッチコピー(slogan/tagline)
キャッチコピーは、英語で””slogan””や””tagline””と言います。日本語でもなじみ深いキャッチフレーズ(catchphrase)も同じような意味で使うことができますが、英語圏ではこちらの言い回しはあまり一般的ではありません。
ちなみに、””catch””という単語には「人の目を惹く」という意味もあるので、そちらも併せて覚えておきましょう。
⑤クレーム(complaint)
クレーム(苦情)は、英語で””conplaint””と言います。また、「クレーム(苦情)を言う」と言いたい時は””complain””という単語を使います。
ちなみに、和製英語のクレームに似ている””claim””という言葉も存在しますが、こちらは「主張する」といった意味で使われます。日本語とは意味が異なるので注意しておきましょう。
⑥サイン(signature)
サイン(署名)は、英語で””signature””と言います。ただし、「サイン(署名)する」と言いたい時は日本語同様””sign””という単語を動詞として使うことができます。
ちなみに、有名人のサインは””autograph””、合図といった意味あいで使われるサインは””signals””という単語で表すことができますよ。
⑦タッチパネル(touch screen)
タッチパネルは、英語で”touch screen”と言います。スマホやタブレット端末といった電子機器が普及してきたことで、最近では使う頻度も高い言葉なのでしっかり覚えておきましょう。
⑧ノートパソコン(laptop)
持ち運びがしやすい小柄なパソコンのことを日本語ではノートパソコンと言いますが、英語では””laptop””と言います。正式には””laptop PC””と言いますが、ネイティブも””laptop””と表現することが多いです。
ちなみに、””lap””とは「膝」を意味するので、”laptop”とは「膝の上」という意味になります。膝の上におけるほどコンパクトなパソコンが””laptop””、机に置いて使う大型のパソコンが””desktop(デスクトップ)””とセットで覚えておきましょう。
⑨ブラインドタッチ(touch typing)
日本語では、手元を見ずにタイピングすることをブラインドタッチと言いますが、英語では”touch typing”と言います。ブラインドタッチ(blind touch)は和製英語なので英語では意味は伝わりませんが、ブラインド(blind)という単語自体には「(目隠しなどをして)見ないで行う」という意味がありますよ。
⑩ベースアップ(pay raise/increase in salary)
日本語では、基本給が引き上がることをベースアップと言いますが、そもそも英語圏では給与体系が日本とは異なります。そのため、こちらの表現にぴったり当てはまるものは存在しませんが、「昇給」と言いたい時は””pay raise””や””increase in salary(wages)””などを使うことができます。
⑪ミス(mistake)
「失敗」という意味でよく使われるミスという言葉は、英語で””mistake””と言います。一見似ているように思えますが、英語でミス(miss)とは主に「見逃す」という意味で使われる単語です。失敗という意味では使わないので注意しましょう。
⑫メリット・デメリット(pros and cons/advantages and disadvantages)
日本語では、利点と欠点と言う意味でメリット・デメリットという言葉が使われますよね。しかし、これらの単語はそれぞれ””merit””が「長所」、””demerit””が「短所」を表す言葉であり、日本語の意味とはニュアンスが異なります。
代わりに、””pros(良い点) and cons(悪い点)””や””advantage(利益) and disadvantage(不利益)””といった表現を使うことができますよ。
⑬ロゴマーク(logo/logo symbol)
会社やイベントなどのマークを日本語ではロゴマークと言いますが、英語では””logo””、もしくは””logo symbol””と言います。また、似たような意味で使われるシンボルマークも和製英語であり、そのままでは伝わりません。こちらは””logo””や””symbol””、””emblem””などといった単語で表すことができるので、併せて覚えておきましょう。
【職業編】ネイティブに通じない和製英語
次に、職業にまつわる和製英語についてご紹介します。
①アイドル(TV idol/pop star)
日本の文化の1つでもあるアイドルですが、英語でアイドル(idol)とは「崇拝」といったニュアンスが含まれています。そのため、””idol””という言葉単体で使われることはあまりなく、通常は””Japanese idol(日本のアイドル)””や””TV idol(テレビでの人気者)””というように何かと組み合わせて使われます。
また、””pop star(ポップソングのスター)””なども似たような意味あいで使うことができますよ。
②アルバイト(part-time-job)
こちらは、「仕事」を意味するという””arbeit””というドイツ語が元になっている和製英語です。
そして、英語では正規雇用であるかどうかに関わらず、週40時間以上の勤務であれば””full-time job””、それ以下は””part-time job””と呼びます。日本のアルバイトの意味あいに近いのは””part-time job””ですが、たとえ正社員でなくても勤務時間が多い場合は””full-time worker(フルタイム勤務の従業員)””になります。このように、日本とは考え方が違うのでその点も注意しましょう。
③ガードマン(guard/security guard)
警備員を指す和製英語であるガードマンは、英語で””guard””や””security guard””と表現します。
ちなみに、日本語のガードマンによく似た””guardsman””という英語も存在しますが、こちらは「近衛兵(天皇や大統領などを護衛する人)」という意味になるため、あまり使うことのない表現でしょう。
④コック(chef)
日本では、料理人のことをコックと呼ぶことがありますが、英語では””chef””と呼びます。シェフという言い方も、既に日本で浸透しているので必ずこちらを使うようにしましょう。
ちなみに、コックの語源は「作る」という意味の””cook””から来ていますが、実際にはコックではなくクックと発音します。コックと発音してしまうと、「雄鶏」や「男性器」を指す””cock””のことを連想させてしまうため、間違えないように気を付けましょう。
⑤サラリーマン(office worker)
日本語で、サラリーマンは会社に務めて給料をもらっている人を指す言葉です。一方、英語では””office worker””と表現するのが一般的です。しかし、海外では職種をはっきりと伝えることが多いので、””office worker””という肩書きを使うのは事務職の方が多いということも覚えておきましょう。
⑥ストリートミュージシャン(busker/street performer)
路上で演奏する人たちのことを指すストリートミュージシャン(street musician)と言いますよね。
こちらは英語でも問題なく伝わる表現ではあるのですが、””busker””という単語のほうが一般的である地域も中にはあります。また、””street performer””とも言うことができますよ。
⑦タレント(entertainer/TV star/TV personality)
日本では、テレビに出ている有名人をタレントと表現することがありますよね。しかし、英語でタレント(talent)とは「才能」や「才能がある人」という意味で使われます。
そのため、和製英語のタレントを英語で表現したい場合は、””entertainer””や””TV star””、””TV personality””と言うことで似たようなニュアンスを伝えることができますよ。
⑧フリーター(part-time worker)
フリーターは、アルバイトやパート勤務で生計を立てている非正規雇用者を指す言葉で、フリーランス・アルバイターの略語です。英語では、一般的に””part-time worker””と表現されます。
しかし、アルバイトの項でお伝えしたように、英語圏では非正規雇用者であっても勤務先で週40時間以上働いている場合は””full-time worker””と表現されることを覚えておきましょう。
【食べ物編】ネイティブに通じない和製英語
次は、食べ物にまつわる和製英語について見ていきましょう。これらを知っておくことで、海外旅行に行った際にもスムーズに注文を行うことができますよ。
①アイスコーヒー(iced coffee)
アイスコーヒーは、英語で””iced coffee””と言います。こちらは一見、日本語とほとんど変わりがないように思われるかもしれませんが、実際の発音が日本語とかけ離れているので注意が必要な単語です。
ところで、日本でアイスコーヒーを注文すると、無糖のブラックコーヒーがでてきますよね。しかし、海外でアイスコーヒーを注文すると、甘いシロップやミルクを入れたものが出てくるのが一般的です。そのため、砂糖やミルクを加えてほしくない時は、注文の際に予め伝えておく必要があるので覚えておきましょう。
②アメリカンドッグ(corn dog)
屋台やコンビニなどでテイクアウトする軽食として人気のアメリカンドッグですが、英語では”corn dog”と言います。アメリカの国民的なファストフードであることには間違いありませんが、アメリカンドッグは完全なる和製英語のため、実際には意味が伝わることはありません。
③オードブル(appetizer)
日本では、大皿に盛られたパーティ料理のことをオードブルと言いますよね。こちらは、英語はなくフランス語の”hors-d’oeuvre”を元にしてできた単語です。そのため、英語にオードブルにあたる単語は存在しませんが、「前菜」という意味の”appetizer”は似たような意味で使うことができますよ。
④カステラ(sponge cake)
カステラは、ポルトガルから伝わった南蛮菓子の1つです。そのため、英語にはカステラを指す単語は存在しません。よって、カステラを英語で表現したい場合はスポンジケーキ(sponge cake)という言葉を使うのが一番わかりやすいでしょう。
⑤コーラ(coke)
日本でも、コーラは人気のジュースのうちの1つですよね。こちらは正式名称のコカ・コーラを略したものなのですが、英語では実際の飲み物のことはコーラではなく””coke””という愛称で呼びます。
⑥シュークリーム(cream puff)
日本でも定番の洋菓子であるシュークリームは、冒頭でお伝えしたようにフランス語が語源です。シュークリーム(shoe cream)と言ってしまうと、「靴のクリーム」という意味に間違えられてしまうので気を付けましょう。
ちなみに、英語のcream puffの””puff””とは「膨らむ」という意味なのでこちらも併せて覚えておきましょう。
⑦ショートケーキ(sponge cake)
日本では、生クリームと苺のケーキをショートケーキと呼びますが、英語ではこちらもカステラ同様””sponge cake””と言います。苺のショートケーキであると伝えたい場合には、””strawberry sponge cake””と付け加えるだけで意味は伝わります。
ちなみに、英語にもショートケーキ(short cake)という言葉は存在しますが、こちらが指すのはbiscuitというパンの間にフルーツなどを挟み、その上にクリームを乗せたケーキのことです。日本人が思い浮かべるショートケーキとは異なるので注意しましょう。
⑧ソフトクリーム(soft serve ice cream/whipped ice cream)
日本では、各地で様々な種類のソフトクリームを食べることができますが、実は海外ではソフトクリームはあまりメジャーなスイーツではなく、代わりにジェラートやフローズンヨーグルトのお店が多く存在します。そんなソフトクリームは、英語で””soft serve ice cream””や、””whipped ice cream””と言います。
⑨デコレーションケーキ(decorated cake/fancy cake)
日本では、美しい装飾やトッピングが施されたケーキのことをデコレーションケーキと言いますが、英語ではそれを””decorated cake””や言います。「装飾」という意味であるデコレーション(decoration)を使うのではなく、「装飾された」という受け身の形である””decorated””を使うことがポイントです。
また、””fancy cake””という言い方もできるので併せて覚えておきましょう。
⑩ノンアル(alcohol free/non-alcoholic)
ノンアルコールの略語であるノンアルという言葉ですが、英語ではそれを””alcohol free””と言います。そのほかにも””non-alcoholic””という言い方もできます。
⑪バイキング(buffet)
日本語では、ホテルの朝食やスイーツの食べ放題など、お店に置いてあるものを自分たちで自由に取り分けて食べることができるスタイルのお店のことをバイキングと言いますよね。こちらは海賊を意味する””viking””が語源になった言葉であり、完全なる和製英語です。そのため、実際に日本でいうバイキングに当てはまる英語では””buffet””と言います。最近では、こちらの単語を元にしたビュッフェという言葉が日本でも広まってきたので、すでに知っている方も多いのではないでしょうか。ただ、実際の発音はカタカナ英語のビュッフェとは異なるので注意しておきましょう。
⑫ノンシュガー(sugarless/sugar-free)
飲み物によく表記されているノンシュガーという言葉は、典型的な和製英語のパターンであり実際には意味が伝わりません。こちらは英語では””sugarless””と言います。””sugar-free””も同じような意味で使うことができるので、併せて覚えておきましょう。
⑬パン(bread)
お米に並ぶ主食として、日本でもメジャーなパンですが、英語では””bread””と言います。それだけでなく、形状によって様々な呼び方があり、一斤の塊は””roaf””、食パンは””bread””、小さく丸いパンは””bun””と呼ばれます。
ちなみに、パン(pan)は英語で「浅い鍋」という意味です。全く違う意味になってしまうので注意しましょう。
⑭ハンバーグ(hamburg steak)
洋風料理の代表であるハンバーグですが、実はこちらもれっきとした和製英語です。正しくは、英語で””hamburg steak””と言います。そしてこちらは元々、ドイツのハンブルグで広まった料理でもあります。
⑮ピーマン(green pepper)
ピーマンは、英語で””green pepper””と言います。ピーマンは、英語ではなくフランス語の””piment””が語源になっている和製英語です。
⑯フライドポテト(french fries/chips)
意外に通じないのが、こちらのフライドポテトという和製英語です。アメリカでは”French fries”、イギリスでは”chips”と言います。国によって呼び方が変わりますが、よく出てくる言葉なので2つとも覚えておきましょう。
⑰ホットケーキ(pan cake)
ホットケーキは、英語で””pan cake””と言います。最近では、日本でもパンケーキと表記するお店が増えてきたので、馴染みのある言葉ではないでしょうか。ちなみに、パンケーキの名前の由来は、フライパン(flying pan)で焼くケーキであるからだそうですよ。
⑱ミルクティー(tea with milk)
日本でも人気の飲み物であるミルクティーですが、こちらの表現は英語では意味が伝わりません。正しくは、””tea with milk””と言います。ちなみに、レモンティーは””tea with lemon””、ストレートティーは””black tea””と言います。
⑲ミンチ(minced meat/ground meat)
日本ではひき肉のことをミンチと言いますが、英語では”minced meat”や”ground meat”と言います。ちなみに、”mince”という言葉自体にも「ひき肉にする」「細かく切り刻む」という意味がありますが、日本語のミンチとは発音が異なるので注意しましょう。
⑳モーニングサービス(breakfast special)
飲食店で提供される朝のお得なセットメニューのことを、日本ではモーニングサービスと言いますが、こちらは注意が必要なフレーズです。正しくは、英語で””breakfast special””と言います。
ちなみに、英語で””morning service””とは「教会で行われる朝の礼拝」のことを指します。こちらも覚えておきましょう。
【衣類・小物編】ネイティブに通じない和製英語
次は、衣類や小物にまつわる和製英語について見ていきましょう。普段身に付けている衣服の多くが、実は和製英語です。
①オーダーメイド(tailor made/custom-made)
日本では、購入者の要望を聞いてから生産をする洋服をオーダーメイドと言いますが、英語では””tailor made””と表現します。また、””custom-made””という表現は、洋服に関わらず様々な商品に対して使える言葉です。
ちなみに、和製英語のオーダーメイドの語源は””made-to-order””だと言われていますが、こちらもオーダーメイドという意味で使うことができますよ。
②Gジャン(denim jacket/jean jacket)
デニム生地で作られたジャケットのことを指すGジャンですが、見てわかる通りこちらも完全なる和製英語です。正しくは、”denim jacket”や”jean jacket”と表現します。
③Gパン(jeans)
こちらは、デニム生地のパンツを表す和製英語ですが、正しくは英語で””jeans””と言います。
④ズボン(pants)
ズボンは、フランス語の”jupon”が元になった和製英語です。もちろん英語では意味が伝わることはなく、正しくは”pants”と言います。最近は、日本語でもズボンのことをパンツと呼ぶ方が増えてきたので、知っている方も多い言葉と言えるでしょう。
⑤チャック(zipper/zip)
ズボンやカバンなどの口を閉める金具のことをチャックと言いますが、英語では””zipper””や””zip””と言います。日本でも、最近ではチャックではなくジッパーと呼ぶことが増えてきたので、こちらも知っている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、英語でチャック(chuck)は「ぽいっと捨てること」であり、全く別の意味になってしまうので注意しましょう。
⑥トレーナー(sweatshirt)
トレーナーも、一見正しい英語のように見えるかもしれませんが実は和製英語です。正しくは、””sweatshirt””と表現します。
ちなみに、英語でトレーナー(trainer)とは「訓練士」や「調教師」を指します。
⑦ノースリーブ(sleeveless)
袖がない衣服のことを指すノースリーブですが、英語では””sleeveless””と表現します。
ちなみに、””sleeve””は服の袖という意味以外にもコーヒーの紙コップの持ち手のカバーやレコードのカバーなど、様々な場面で使うことができますよ。
⑧パーカー(hoodie)
フードが付いた服を指すパーカーという言葉は、英語で””hoodie””と表現します。
ちなみに、パーカーと似た発音の””parka””は「真冬に着るフード付きの防寒用の衣服」を指します。
⑨ビーチサンダル(flip flops)
ビーチサンダルは、英語で””flip flops””と言います。こちらを履いて歩いた時にぱたぱたと音が鳴ることからこちらの名前が付けられたそうです。
⑩フリーサイズ(one size fits all/one size fits most)
英語の服のサイズの表記としてよく使われるフリーサイズですが、こちらは英語で””one size fits all””や””one size fits most””と表現されます。直訳すると、「1つのサイズで全ての人に合う」「1つのサイズで多くの人に合う」という意味になります。
⑪ペアルック(matching outfits)
日本では、服をお揃いで着ることをペアルックと言いますが、こちらは完全なる和製英語です。正しくは、””matching outfits””と表現します。””matching””は「お揃いの」や「調和する」、””outfit””は「服装」という意味があるので、こちらもそれぞれ覚えておきましょう。
⑫マフラー(scarf)
冬に首に巻くファッションアイテムであるマフラーですが、英語では首に巻くものを全て””scarf””と言います。そのため、ニットのマフラー(knitted scarf)や薄手のスカーフ(thin scarf)など、素材や厚さを補足して表現することも多いです。
ちなみに、英語でマフラー(muffler)とは、一般的にバイクのパーツの一部であるマフラーのことを指します。
⑬ワイシャツ(dress shirt/business shirt)
ワイシャツ(カッターシャツ)は、英語で””dress shirt””や””business shirt””と言います。
ちなみに、ワイシャツはホワイトシャツ(white shirt)を略した和製英語です。””white shirt””は「白いシャツ」という意味合いが強いので、ワイシャツはもちろんその他の白いシャツ全般にも使うことができる表現です。
⑭ワンピース(dress)
日本では、上下が繋がっているスカートのことをワンピースと呼びますが、英語では””dress””と呼びます。日本の感覚では、ドレスというと結婚式や発表会などに着る豪華なドレスのことをついイメージしてしまいますよね。しかし、英語では普段着のワンピースも豪華なドレスも全て””dress””と表現します。そのため、どんな衣服であるかを詳細に伝えたい時は””formal dress(フォーマルなドレス)””などと補足して伝えましょう。
【スポーツ編】ネイティブに通じない和製英語
続いては、スポーツにまつわる和製英語です。
①コートチェンジ(change over)
テニスなどで、ゲームが1セット終わったときにプレイヤー同士がコートの場所を交代することを「コートチェンジ」と言いますが、英語では”change over”と言います。コートチェンジ(coat change)は、違和感のある英語であり意味も伝わらないので注意しましょう。
②ゴロ(grounder)
野球の「ゴロ」は、英語で””grounder””と言います。また、””ground ball””と表現することもできますよ。
③シーズンオフ(off-season)
日本語では、主にプロ野球などのスポーツで試合が行われない時期のことをシーズンオフと表現しますが、英語では””off-season””と表現します。
④タッチアウト(tag out)
野球のタッチアウトは、英語で””tag out””と表現します。こちらの””tag””とは、「タッチする」という意味以外にも「タグ」や「ラベル」という意味でもよく使われます。
ちなみに、「タッチアウトになる」と言いたい時は””be tagged out””と表現することができますよ。
⑤デッドボール(hit by pitch)
野球のデッドボールは、日本語の死球に英語を当てはめてできた完全なる和製英語です。一方、英語でデッドボールとは””hit by pitch””と表現することができます。
ちなみに、デッドボールを受けた打者のことを””hit batsman””と言うので、こちらも併せて覚えておきましょう。
⑥ナイター(night game)
日本語では日没後に行うゲームのことをナイターと言いますが、英語ではそれを””night game””と表現します。ちなみに、昼間の試合は””day game””なので、日本語で浸透している通りの表現をすることできますよ。
⑦フライング(false start)
水泳や陸上競技で、合図より先にスタートしてしまうことをフライングと言いますが、英語では””false start””と言います。
ちなみに、和製英語であるフライングはフライングスタートとも表現されますが、こちらの””flying start””は英語で「(飛ぶように)絶好調のスタート」という意味を表します。全く別の意味に取られてしまうので、間違わないように注意しましょう。
⑧ヘディング(header)
サッカーのテクニックの1つであるヘディングは、英語で””header””と表現します。ちなみに、「ヘディングをする」と言いたい時は、””head a ball””と表現します。
⑨ロスタイム(additional time)
サッカーの残り時間を示すロスタイムですが、英語では””additional time””と表現します。最近では、日本でもアディショナルタイムという言葉が浸透してきたので覚えやすいフレーズではないでしょうか。
【乗り物編】ネイティブに通じない和製英語
次に、乗り物にまつわる和製英語についてご紹介します。ダンプカーやショベルカーなど、一見正しい英語のように聞こえるものも実は和製英語だったりします。それではさっそく、順番に見ていきましょう。
①キャンピングカー(RV)
日本語では、ベッドやキッチンなどの宿泊設備が備わっている自家用車をキャンピングカーと言いますよね。しかし、こちらは正しい英語ではないため意味は伝わりません。
英語では、””RV””という言葉がキャンピングカーを指します。RVは””recreational vehicle””の略であり、直訳すると「娯楽の乗り物」になります
また、小型のキャンピングカーは””camper van””と表現することもできるので、併せて覚えておきましょう。
②ショベルカー(excavator/digger)
子どもにも人気である代表的な工事車両であるショベルカーですが、英語では一般的に””excavator””と呼ばれています。こちらの単語が覚えにくいと感じる方は、「掘る」という意味の””dig””が含まれている””digger””を使うのもおすすめです。こちらの単語も同様に、ショベルカーを表す単語として使うことができますよ。
③ダンプカー(dump truck)
大量の土砂を運ぶ工事車両であるダンプカーですが、こちらは英語で””dump truck””と表現されます。
ちなみに、””dump””には「(不要なものを)投げ捨てる」という意味だけでなく、「(恋人を)振る」といった意味でもよく使われます。
④バイク(motorbike)
日本では一般的に、自動二輪車のことをバイクと呼びますが、英語でバイク(bike)は「自転車」を意味します。そのため、英語で自動二輪車(バイク)と伝えたい時は、””motorbike””という単語を使います。
ちなみに、大きめのバイクのことは””motorcycle””と呼ぶことができます。
⑤バックミラー(rear-view mirror)
車の後方を確認するために使われるバックミラーは、英語で””rear-view mirror””と表現します。
“”rear view””は「後方確認」という意味で使われるため、車のバッグモニターも””rear-view monitor””と表現することができますよ。
ちなみに、バックミラー(back mirror)と言ってしまうと、背後のミラーという意味になってしまい全く違った場所を指すことになってしまうので注意しましょう。
⑥パトカー(police car)
日本では、警察車両を指すパトロールカーを略してパトカーと呼びますよね。確かに、パトロールカー(patrol car)という単語自体は間違いではないのですが、一般的に英語ではパトカーのことを””police car””と言います。
⑦ペーパードライバー(Sunday driver/inexperienced driver)
日本では、車の免許は持っているものの実際にはほとんど運転しない人のことをペーパードライバーと言いますよね。しかし、こちらにあたる表現は英語には存在しません。
そのため、英語では””Sunday driver””や””inexperienced driver””のような似た表現で代用することがおすすめです。ペーパードライバーのように全く運転しない人のことを指すわけではありませんが、「運転が不慣れである」というニュアンスは表現することができますよ。
【場所編】ネイティブに通じない和製英語
次に、場所にまつわる和製英語についてご紹介していきます。下記に挙げている和製英語は、単語によっては英会話で使ってしまうと相手を混乱させてしまいます。それだけでなく、自分が示したい場所が相手に誤って伝わってしまうと、トラブルを引き起こしかねません。ぜひ意識的に覚えていきましょう。
①アパート(apartment)
日本では、エレベーターがついていない小規模な集合住宅のことをアパートと言いますが、こちらは英語で””apartment””と言います。
②ガソリンスタンド(gas station /petrol station)
一見通じそうに見えるかもしれませんが、実はガソリンスタンドも和製英語の1つです。
アメリカでは””gas station””、イギリスでは””petrol station””と言います。
③クローク(cloakroom)
日本では、ホテルや結婚式場などの荷物の預り所をクロークと言いますが、英語では”cloakroom”と言います。ちなみに、クローク(cloak)だけでは「マント」や「覆い隠すもの」といった意味に取られてしまうことが多いので、略さず”cloakroom”と表現するのがよいでしょう。
④コインランドリー(laundromat/launderette)
英語で、コインランドリーは””laundromat””と言います。こちらの単語は、””laundry(洗濯)””と””automatic(自動的な)””が組み合わさった表現です。一般的に、アメリカでは””laundromat””が使われますが、イギリスでは””launderette””が使われます。
⑤コンビニ(convenience store)
和製英語のコンビニの正式名称は、英語で””convenience store””と言います。こちらは、知っている方も多いのではないでしょうか。ちなみに、北米のコンビニにはガソリンスタンド(gas station)が併設されていることが多いです。
⑥スーパー(supermarket/grocery store)
スーパーは、英語で””supermarket””と言います。こちらも皆さんに馴染み深い呼び方だと思うのですが、使い方には注意する必要があります。それは、英語でスーパーマーケット(supermarket)とは、コストコのような大型スーパーのことを指すからです。
そのため、街中によくある小規模のスーパーのことを言いたい時は””grocery store””という単語を使うようにしましょう。
⑦デパート(department store)
デパートは、英語で””department store””と言います。””department””には「部門」や「売り場」といった意味があるので、こちらも併せて覚えておきましょう。
ちなみに、英語でデパート(depart)とは主に「出発する」といった意味で使われます。
⑧トイレ(restroom)
トイレには、英語圏でも地域によって様々な呼び方があります。そのため、まずはどこでも通用する””restroom””を覚えておくことをおすすめします。
ちなみに、日本語のトイレの語源になっている””toilet””は、アメリカ英語では便器という意味なってしまいます。ただ、イギリス英語ではトイレを指す言葉として使うことができますよ。
また、アメリカ英語ではトイレを””bathroom””、カナダでは””washroom””と呼ぶことが多いです。
⑨パーキング(parking lot/car park)
日本語では、駐車場のことをパーキングと言いますが、英語では””parking lot””や””car park””と言います。ちなみに、アメリカでは””parking lot””、イギリスでは””car park””を使うのが一般的です。
⑩フリーマーケット(flea market)
日本語で、イベント会場などで中古品を売る催し物をフリーマーケットと言いますよね。こちらは和製英語ではなく、英語でも同じようにフリーマーケット(flea market)と言うことができるのですが、多くの方が””free market””のことであると勘違いしているのではないでしょうか。
正しいスペルは、蚤(flea)の市を意味する””flea market””であることを覚えておきましょう。
⑪フロント(reception/front desk)
日本では、施設の受付のことをフロントと言いますが、英語では””reception””や””front desk””と言います。
ちなみに、フロント(front)とは英語で「正面」や「前部」のことを指します。そのため、場所を聞く際に間違えて””front””を使ってしまうと、受付ではなく建物の入口に案内されてしまう可能性があるので注意しましょう。
⑫ベッドタウン(commuter town/bedroom community/bedroom suburb)
和製英語のベッドタウンは、「都市部へ通勤する人が夜に寝るためだけに帰ってくる街」という意味が由来です。英語で同じような意味を表す言葉には、””commuter town””や””bedroom community(suburb)””などがあります。
日本に限らず、どの国でも都市部は家賃が高いためベッドタウンに住んでいる人は多いですよ。
⑬ペンション(B&B/cottage)
日本語で、洋風の民宿のことを指すペンションですが、英語では””B&B(bed and breakfast)””と言うのが一般的です。また、””cottage””という表現もできますよ。
ちなみに、英語でペンション(pension)とは、「年金」のことを指します。全く違う意味になってしまうので使う際には気を付けておきましょう。
⑭マンション(mansion)
エレベーターが付いているような大規模な集合住宅のことを、日本ではマンションと言いますよね。しかし英語では、マンションもアパートと区別せずに””apartment””、もしくは””condominium””と呼びます。
ちなみに、英語でマンション(mansion)とは「大邸宅」や「お屋敷」を指します。間違えて使うことで相手をびっくりさせないよう、しっかり正しい使い方を抑えておきましょう。
⑮リサイクルショップ(second-hand store/second-hand shop)
日本では、古着などの中古品を取り扱うお店をリサイクルショップと言いますが、英語では””second-hand store(shop)””と言うのが一般的です。
ちなみに、リサイクル(recycle)とは「再生利用(廃棄物を原材料やエネルギー源にして再活用すること)」を意味します。中古品を活用することはリユース(reuse)に当てはまるので、そちらも覚えておきましょう。
⑯ヴァージンロード(aisle)
日本では、結婚式場で未婚の女性(花嫁)が歩く通路のことをヴァージンロードと言いますが、こちらはれっきとした和製英語です。英語では、ただ単に””aisle(通路)””と表現します。””aisle where a bride walks(花嫁が歩く道)””という言い方をすることもできますが、英語ではヴァージンロードを他の通路の名称と区別することなく、””aisle””と言うことが一般的です。
【状態表現編】ネイティブに通じない和声英語
最後は、状態表現にまつわる和製英語です。こちらも、場所にまつわる和製英語同様に誤って使うことでトラブルを起こす可能性が高いジャンルです。だからこそ、それぞれの正しい意味や使い方を覚えておいてくださいね。
①コンプレックス(inferiority complex)
劣等感があるという意味合いで使われるコンプレックスは、英語で””inferiority complex””と表現することができます。コンプレックス(complex)だけでは、「複雑な、手間のかかる」といった意味あいに取られてしまうので注意しましょう。
例: I’ve had an inferiority complex for being short.
私は昔から背が低いことをコンプレックスに感じています。
②ハイテンション(excited/hyper)
ハイテンションという和製英語は、英語で””excited””と表現することができます。また、””hyperactive””の略語である””hyper””も同様によく使われます。一方、テンション(tension)とは英語で「(精神的な)緊張」や「張力」のことを示します。そのため、ハイテンション(high tension)は「緊張や不安が強い状態」といった意味になり、全く違う意味になってしまいます。
例: I’m so excited about the school trip starting tomorrow!
明日からの修学旅行が楽しみでとってもテンションが上がってるわ!
③ブランク(gap)
ブランクという和製英語は、英語で””gap””と表現することができます。「ブランクがある」と言いたい時には、””There is a gap.””というフレーズを使うのが一般的です。ちなみに、英語のブランク(blank)は「空白の」「空っぽの」という意味です。
例: I’m not sure if I can play the piano well because there is a gap of 10 years.
10年のブランクがあるので、ピアノを上手く弾けるかどうか自信がありません。
④マイペース(one’s own pace)
マイペースという和製英語は、英語で””one’s own pace””と表現することができます。この表現は、「大らか」のようないい意味あいでも、「自分勝手」のような悪い意味合いでも使われるので、使う際には注意しましょう。
例: he does things at his own pace so you’ll have to be patient.
彼はマイペースに物事を進めるから、気長に待つしかないね。
⑤ナイーブ(sensitive/delicate)
「繊細である」「傷つきやすい」といった意味で使われるナイーブという和製英語は、英語で””sensitive””や””delicate””と表現することができます。
一方、ナイーブ(naive)という英語は「世間知らずの」「騙されやすい」といったマイナスの意味合いで使われることが多い単語です。間違って使わないようにしっかりと意味を抑えておきましょう。
⑥ムードメーカー(class clown/icebreaker)
「場の雰囲気を楽しくしてくれる人」という意味で使われるムードメーカーは、英語で””class crown””と表現することができます。こちらは、文字通り「クラスの道化役」「お調子者」といった意味合いで使われます。また、「場の緊張を解きほぐすもの、行動」という意味の””icebreaker””という表現もよく使われます。ただ、こちらは人を指す単語ではないことに注意しましょう。
ちなみに、そのままムードメーカー(mood maker)と表現する場合も、その意図自体は伝わりますよ。
⑦ユニーク(funny/interesting)
「おもしろい」といった意味合いで使われる和製英語のユニークは、英語で””funny””、””interesting””などと表現することができます。カジュアルに「おもしろい」と言いたい場合は””funny””、「興味深い」といったニュアンスを含む場合は””interesting””を使います。
一方で、英語のユニーク(unique)は「唯一無二の」「珍しい」といった意味で使われます。和製英語のユニークとは意味が異なるので、注意しておきましょう。
【行動表現編】ネイティブに通じない和製英語
最後は、行動表現にまつわる和製英語です。それぞれの正しい意味や使い方を覚えておきましょう。
①スキンシップ(affective touching/physical contact)
一見、正しい英語と間違えてしまいそうなスキンシップですが、英語でこちらの表現をしても意味は伝わりません。英語で表現する場合は、しいていうなら””affective touching””、””physical contact””ということができますが、どちらもよく使われる言葉ではありません。特に””physical contact””は、時に性的な意味合いを含むこともあるので使う場面は選びましょう。
②カンニング(cheat)
カンニングという和製英語は、英語で””cheat””と表現できます。””cheat””には、それ以外にも「不正を働く、だます」などといった意味があります。
ちなみに、カンニング(cunning)とは英語で「ずるさ、狡猾さ」といった意味で使われます。こちらも併せて覚えておきましょう。
③ゴールイン(get married)
ゴールインとは、「付き合っていた男女が結婚する」という意味あいでよく使われる和製英語です。こちらは、英語ではシンプルに””get married””と表現されます。
また、ゴールインという和製英語は何かの試合でレースを終える時などにもよく使いますよね。その際は、””finish””や””reach the goal””という表現をします。””goal in””では決して意味は伝わらないので覚えておきましょう。
④ドンマイ(Don’t worry/No worries)
ドンマイとは、誰かがミスをした時などに「気にしないで」という意味でかける言葉ですよね。こちらの和製英語は、””Don’t mind””という英語の略語だと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、英語で””Don’t mind””とは、””I don’t mind””のように前に主語をつけて 「私は気にしません」「構いません」という意味で使われるフレーズなのです。
そのため、英語でドンマイと人を励ましたい場合は、””Don’t worry””や””No worries””といったフレーズを使うのがシンプルで覚えやすいでしょう。それ以外にも、””It’s ok””や””Never mind””などのフレーズも同じようなニュアンスで使うことができますよ。
⑤ネットサーフィン(surf the internet)
ネットサーフィンも一見伝わりそうな表現に思えますが、正しくは””surf the internet””です。こちらの””surf””には、「サーフィンをする」という意味のほかにも「ウェブサイトを次々見ていくこと」という意味があります。こちらも併せて覚えておきましょう。
例: Surfing the internet is my hobby.
私の趣味は、ネットサーフィンです。
⑥ファイト(Good luck)
「頑張ってね」という意味あいでよく使われる和製英語のファイトですが、英語のファイト(fight)にはそのような意味はありません。英語では、文字通り「戦い」や「ケンカ」を意味します。そのため、相手を元気づける意味で””fight!””と言ってしまうと、ケンカをあおっているように聞こえてしまうので気を付けましょう。
また、相手を励ましたいときに使えるフレーズは””Good luck””以外にも””Cheer up””、””You can do it””などたくさんあります。
⑦ボディタッチ(touchy)
ボディタッチという和製英語は、英語で””touchy””と表現することができます。こちらは、「触る」「接触する」などといった意味の単語である””touch””が元になっており、””touchy””は「ボディタッチが多い」という意味で使うことができます。
例: I don’t like Tom because he is too touchy.
ボディタッチが多すぎるので、私は彼のことが苦手です。
⑧マンツーマン(one-on-one/face to face)
塾や英会話の個別レッスンなどで、「一対一」という意味を表すマンツーマンという和製英語は、英語で””one to one””と表現することができます。
「面と向かって一対一で」と言いたい時は、””face to face””という表現もあります。
ちなみに、マンツーマン(man-to-man)という表現自体は英語にも存在します。ただ、こちらは「男性2人が腹を割って話す」という意味で、和製英語のマンツーマンとは意味が異なります。現在ではほとんど使われることのない古い言い回しでもあるので、間違って使わないよう注意しましょう。
⑨モーニングコール(wake-up call)
日本では、ホテルや旅館などに泊まる際に、指定した時刻に目覚まし代わりに客室に電話をかけてもらうサービスのことをモーニングコールと呼びますよね。海外でも同様のサービスは存在しますが、モーニングコールは和製英語なので意味が伝わることはありません。
正しくは、””wake-up call””と表現します。また、ただ単に””call””と言っても状況によってはちゃんと伝わりますよ。
⑩リフォーム(renovation)
戸建ての家やマンションの部屋を改装することをリフォームと呼びますが、実はこちらも和製英語です。正しくは、””renovation””と言います。リノベーションという言葉も、リフォーム同様日本でよく耳にする言葉なのではないでしょうか。
ちなみに、英語でリフォーム(reform)とは、「改革」や「(制度などの)修正」という意味で使われます。日本語とは意味が異なるので注意しましょう。
正しい英語を覚えるコツ
ここまで、代表的な和製英語についてジャンル別に取り上げていきましたが、意外と知らなかった!というものもあったのではないでしょうか。知らず知らずのうちに和製英語を本物の英語として認識していると、和製英語を自力で見抜くことは難しいですよね。そこで次に、和製英語を正しい英語にして覚えるコツをご紹介します。
①普段から正しい名称で使う
正しい英語を覚える1番の近道は、実際に自分もそれを使う、つまりアウトプットです。せっかく正しい英語を知ったのに「これって和製英語だったんだ」と驚くだけで、日常生活でその和製英語を使い続けていては意味がありません。
そのため、正しい英語の名称を知ったその時点から、和製英語を使わず正しい英語を使うように努めましょう。使い続けてアウトプットを重ねていくことで、今度はそれがクセになっていきます。
また、正しい英語の名称を知った際の驚きの感情も、記憶の定着にとても役立ちます。だからこそ、正しい英語を知った時点でそれを覚え、実際に使っていくことを意識しましょう。
②例文で覚える
2つ目のコツは、英語の例文を使って覚えることです。
具体的には、海外ドラマなどで登場した表現や、自分も使いそうであれば単語帳の例文をそのまま覚えるのもおすすめです。なぜなら、覚えたい単語が使われている例文を丸ごと覚えることで、他の文法事項もインプットできるというメリットがあるからです。
また、正しい英語の名称をただ覚えるだけでは不十分です。実際の英会話では、発音もとても大事になってきます。そのため、例文を覚える際にはネイティブがそれを読み上げている音源を真似て発音し、正しい発音もセットで覚えることを忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回挙げた和製英語は、代表的なほんの一部ですが、それだけでも膨大な量ですよね。このように、日本語は和製英語で溢れており、日本人の生活に深く根付いています。
だからこそ、日頃生活する中でも何か和製英語が使われていないかどうか、アンテナを立ててみてくださいね。このようなちょっとした意識の積み重ねが、さらなる英語力アップに繋がっていきますよ。
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